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ファミリードクター制度というのがカナダにあります。

かかりつけ医にまずは診てもらいましょうというシステムです。

もちろん、緊急で近くの町医者(ウォークインクリニックと
呼ばれています)に行ったり、緊急治療室に行ったりするのも
必要ですが、予約して行く場合、ファミリードクターに
診てもらうことになるのです。

日本のように「循環器科」「整形外科」「皮膚科」など
専門医が待機している病院ではなく、どんな症状でも
ファミリードクターが受診して、必要に応じて
専門医に紹介状を書いてくれるのです。

私はレッドリバーカレッジのオリエンテーションで
このファミリードクター制度について知りました。

そして、ネットで『ファミリードクターファインダー』
http://www.gov.mb.ca/health/familydoctorfinder/
を申し込んだのは9月の7日。

ファミリードクターファインダーのスタッフから2日後に
電話かかってきて、「このドクターに空きがありますので
電話で申し込んでください」と教えてもらいました。

「英語が苦手で電話だとわかりづらいので、メールで
お願いできませんか?」と言ったら、

「これらの内容はプライベートなことを含むので
メールでは送れないのですよ。それにあなた、
大丈夫よ、英語しゃべっているじゃない」と
さらりとかわされました。

紹介してもらったメディカルセンターに電話するより
実際に行って申し込んだほうが良いだろうと家族で
行こうとしたのですが、結構遠かったのでとりあえず
恐る恐る電話してみました。

「ファミリードクターの件ね。それじゃ、まずあなたの
家族一人ずつの名前とマニトバヘルスカードの番号を
教えてちょうだい」

「先生と会えるのはそうね~、11月2日の午後ね」

ビックリしました。

9月初旬に申し込んだのに初顔合わせが11月2日と
ほぼ2カ月後。どんだけ混んでいるのでしょう。
予約しに直接行かなくて本当に良かったです。

そして、11月1日に親切にも予約確認の電話がきて、
2日に家族でファミリードクターに会ってきました。

待合室には人、人、人。

受付の女性はものすごく忙しそうにしています。

「それじゃ、家族一人一人の分、問診票に記入してね」

私達家族の病歴やアレルギーの有無、煙草やアルコール
の頻度という生活習慣の質問、そしてToday’s concern
(今日の気がかり)という欄に記入して待ちます。

待つこと40分。(予約していっても待つ)

ようやく先生が来て、にこやかに淡々と問診票に
従って質問をしてくれます。

特に聴診器を使うとか、血圧、身長体重を測るとかは
なく、最後に気がかりがあることを聞かれるのです。

今回は娘は口内炎が痛いというのと、妻は腕の痺れを
相談させてもらいました。

娘の口内炎は原因がポテチの食べ過ぎだということが
わかっているのでそれを控えてビタミンCなどを摂る
よう指導されただけですが、妻の腕の痺れは丁寧に
診てくれて、腱鞘炎かもしれないので処方箋を
出しておきますとすぐその場でプリントアウトして
処方箋を渡してもらいました。

10分くらいで終わりましたよ。

「今日のお金は何か払うのでしょうか?」

念のため聞いてみました。

「マニトバヘルスカードがある以上無料だよ」

「帰りに受付で何か手続きが必要ですか?」

「たぶんないと思うよ」

そうなのです。終わったら支払いや
次回の予約などがないのです。
(次回の予約が必要な人はもちろんいますが)

そしてなにより『診察券』が存在しません。

診察券がない(診療報酬など関係ない)から受診が
終わったらそのまま帰って良いのだと思います。

帰る時は相変わらず待合室は混んでいました。

予約して行かないとまず受診できないと思います。
ものすごく待たされることになると思いますし。

無料にしても、これほど混むのだったらやはり
健康であることに越したことはありませんね。

今回から私達の医療データーはファミリードクター
に一括管理されることになります。

何かあったら予約してファミリードクターに
相談することができ、オーダーメイドのような
医療を受けることができるのです。

ありがたいことです。

ちなみに処方箋はprescription(プレスクリプション)
と言います。

チェーン店の薬局に持って行き、Drop offカウンターに
マニトバヘルスカードと、もし保険に入っていたら
保険証を提出します。

「この薬は初めて処方されますか?」

など聞かれ、すぐに処方されるのかと思っていたら
「40分ほどかかるのでお待ちください」とのこと。

買い物をする時は、先に薬局に寄ってからスーパーで
買い物をして、帰りにピックアップするというのが
良いかと思います。

ピックアップというのは、ここでは受け取るという
意味で、時間になったらpick upカウンターにて
名前を伝えると処方してくれた薬の説明をしたあと
渡してくれます。

もし、薬剤師が話している英語がわからなくても、
薬に関する情報を丁寧にプリントアウトしてくれて
いますので、読んでおいたほうが良いでしょう。

レッドリバーカレッジで家族までカバーできる
保険を買ったので、処方箋が通常なら約25ドル
のところ、約5ドルで済みました。
ありがたいことです。

処方箋と歯医者はマニトバヘルスカードの
無料が効きませんので、保険に入っておいた
ほうが良いかもしれません。

入ると、指定のカイロプラクテック医院で
マッサージがやはり5分の1か4分の1くらいの
値段で受けられるのもメリットです。

予約をしていったほうがよいのですが、
予約していても待たされることでしょう。

カナダでは医療とは気長に付き合っていく
必要があるようです。

今回、ファミリードクター制度という
セーフティーネットを持てたことでさらに
家族幸せに健康で過ごせることをイメージ
して病院に行かなくて済む生活を引き寄せ
たいと思います。

それでは、また。

※以上に書いたことは2016年11月に基づいて、
さらに地域性や個人差がありますので、
実際と違うことがあることをあらかじめ
ご了承ください。

※備忘録(前回の記事から今回までの出費)
【合計62.71ドル】

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