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以前からの記事で書いていますが、ダウンペイメント(頭金)が
販売価格の35%から25%で済むことがモーゲージブローカー
によってわかったことから、高い物件を買えるようになりました。

1か月の支払い額は高くなるものの、住宅を利用した次の展開
(ex.家賃を頂けるようにするとかゲストルームにするとか)
を期待できるようになります。

そんな夢を見させてくれる物件と出会える可能性というのは
今住んでいる地域でどれくらいなのか・・・。

その可能性が低いことは、これまでのオファーへの道のりを
歩んできて実感しています。

今回の物件は値引き交渉を持ち込んだことによって大きく後退した
かと思いきや、価格競争による最終決戦に残ることができました。

そもそも最初の売値が高かっただけに、プラスできる金額はわずかです。

もし、私が思っている金額の一線を相手に超えられてしまっては、
諦めるしかありません。

私はエージェントに最終価格を伝えました。

「OK, ボルさんはその価格で本当にいいのね?」

ん?なんだ?

なんでそんなこと聞くのだろうか?

「いいかどうかはわからない。でももうこれ以上悩みたくないんだよ」

と本心を伝えました。

でも、エージェントに問われることで、
私は心に問い直しました。

本当に私にできることをすべてやりつくしているのか?

そうして、

思い出しました。

あのストーリーを・・・。

エージェントに、
「実はこの家のオーナーとは一度会っているのです。
この家でガレージセールしていた時、私たち夫婦は奥様のセンス
の良さに魅かれて、商品を買いました。日本の文化についても
その時少し話すことができ、良い印象しかありません。
そんな日本人がオファーしていると伝えてください」
と話してみると、

「わかったわ、売り主のエージェントにも話しておくわね」

とのことで、あとは結果待ちになったのでした。

18時過ぎに電話がかかってきました。

「ボルさん、相手がもしディポジット(預入金)を提出して
もらった2000ドルではなく、5000ドルにしてくれたら、
オファーを受け入れるって言っているけどどうする?」

これって、どういうことだ?

何か足元をみられてどんどんお金が消えていくパターンか?

どのような罠が仕組まれているんだろうか?など、

家を買うという初めての経験でいて、英会話という劣等感で、
どうしても猜疑心が最初に出てきてしまうのです。

「どういうことですか? オーナーがディポジット額を上げる
という目的は何なのか教えてください?」

「理由は何点かあると思うけど、買い手がホントに買えるのか、
買う気があるのかを測る場合にディポジット値上げが起こるわね」

「これって、良いことですか? 悪いことになるのですか?」

「あ、そのことを心配しているのね。悪いことにならないから安心して」

ディポジットはあらかじめ払う前金ですから、プラス5000ドル
というわけではありません。その点はわかるのですが、もし、
何らかの形で預けたお金が返ってこない仕組みがあり得たらと
思ったら、怖くなったのです。

ただディポジット額値上げを要求されているだけなのにもかかわらず、
要求されたことで、自己防衛的な危険信号が灯っていたのでした。

電話をしながら、わきの下から変な汗がしたたってきました。

何秒、何分経ったか覚えていませんが、この時ばかりは
人生の一つの岐路に立たされているような気がしたのです。

今なら引き返せるぞ。

いや、もうすぐ山頂なのにここで諦めてしまうのか?

オファーへの道のりは在カナダ11か月の私にとっては、
カナディアンロッキーを登っているがごとくでした。

「ボルさん、大丈夫?」

電話越しで心配してくれるエージェントは共に歩き、
ガイド、サポートしてくれているシェルパのよう。

ここまで付き合ってくれたエージェントに感謝です。

「あなたが大丈夫だというなら私はすぐにでも
5000ドルのチェックを渡す準備をしますよ」

私は山を登り続けることにしました。

エージェントは5000ドルのディポジット了承をオーナー
に伝えてくれ、すぐにまた電話をくれたのです。

「Congratulations! おめでとう!あなたのオファーは正式に
オーナーに受け入れられたわよ。今から5000ドルの小切手
を取りに行くわね。そして、オファー用紙にサインして
もらうところがあるから奥さんと一緒に会いましょう」
とのこと。

とうとう山頂に着いたのでした。(嬉泣)

20時過ぎに来てもらい、オファー用紙にディポジット金額等の
訂正部分にイニシャルを記入し、オファーを受け入れたという
書類にもサインをして、小切手も渡しました。

その時、エージェントが最終決戦の結末を説明してくれたのです。

「ボルさん、よくやったわね。

実はね、あなたの提示した金額は他の人より低かったのよ。

でもね、あなたが話してくれたあのストーリーあったでしょ。
ガレージセールでのあの出会いを話したらオーナーが気を良くして
あなたを選ぶことにしたんだって、オーナー側のエージェントが
話してくれたわよ」

私は感動して鳥肌が立ちました。

やはり私たち家族はウィニペグに愛されているし、この家の購入は
運命だったのかもしれないと、そう感じずにはいられないかったのです。

すぐにモーゲージブローカーにも連絡して、次のステップを聞きました。

「次のステップは、まずあなたのエージェントから私に書類を送って
もらうことになりますので、エージェントから私に連絡するよう
伝えてもらえますか?書類が揃い次第、モーゲージの承認のために
動いてきます。何か質問があったら何でも聞いてくださいね」

相変わらずナイスガイのジェイソンはすぐに返信をくれました。

オファーへの道のりは山頂に到達し、しばらくこの家をどうしていくか
など楽しい妄想を楽しみ、実際の手続きという下山に移っていきます。

これからは我が家の計画と実務的な面、特に鍵を得るまでの道のり
をお伝えしていければと思っています。

それでは、また。

※備忘録(前回の投稿から今回までの支出)
【合計5165ドル】165ドル(年間給食費)と5000ドル(ディポジット)

今までオファーへの道のりを応援してくださってありがとうございます。
引き続きリアルタイムで日常を書き綴っていきたいと思います。
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