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※今回からしばらく今までとはちょっと路線が違って、私の過去のことを書くことで伝えたいことを伝えてみようと思います。なぜなら、あることが起こってから、それをすることが大切なような気がしているからです。今回は重い話です。時間と心に余裕がある時にお読みいただけると幸いです。

母が亡くなったのは私が9歳の時でした。

友達と遊んで帰ってくると、家の前の道路に人の形をかたどったチョークの線が描かれていたのです。まるでテレビでみた殺人現場のシーンのように。

家に入ると誰もいません。

変な胸騒ぎがしてきます。

それは、夢の中で明晰夢であると気づき、無理やり夢から覚めようとする体験に似ています。抜けたくても抜けられない悪夢のようなどんよりした世界だったのを覚えています。

どうやって病院まで行ったか覚えていないのですが、そこに涙で目を真っ赤にした父がいました。

その瞬間、
「ああ、やっぱり母が自殺したんだ」
と思ったのです。

やっぱりって、どういうことでしょう。

母は躁うつ病で、うつ状態の時は常に『死』に憧れを抱いていました。

同時に、感受性が豊かすぎるが故の生き苦しさ、相手からの言動を悪意と思ってしまう認知の歪み、生きていることへの罪悪感を持っていたのだと思います。

やがて母は、私たち兄弟の成長(特に受験)や2世帯住宅の計画実行という環境の変化も加わり、家の屋上から飛びおりることを選んでしまったのでした。

死を願っていた母が死んだのはどこかで「やっぱり」と思っていたものの、母の死後すぐ、自分をとりまく世界が変わっていくのにしばらく心がついていけませんでした。

まず、許せなかったのが、母の死が父のせいだと疑われたことです。

ただでさえ、父は死後の手続きや私たち兄弟の世話が大変なのに、警察からの執拗な聞き込み、そして母方親戚からの疑いの態度は今思い出すだけでも悔しく感じます。

ちなみに父はそれから多額のローン返済ため、毎日のように夜中2時まで働き、お弁当作りや慣れない家事をして私たちに不自由させまいと頑張ってくれました。感謝しかありません。

次に、小学校で「お前のかーちゃん、ノイローゼで死んだんだろう?」と何人かのクラスメートに聞かれたこと。

当時はまだ鬱病や躁うつ病への理解がない社会でして、心の病気=ノイローゼや精神分裂病と言われていました。いじめられはしなかったですが、一時、ノイローゼの息子として腫物に触るがごとく扱われたように感じました。

最後に私の死生観が変わりました。あるんですよ、9歳の時にも死生観と呼ばれるものが。もっともあとであの時そう感じたという気づきなのですが。

強烈に焼き付いたのは、
人は自分で自分の居心地をどんどん悪くしていって、自分で自分を殺してしまうんだ」という気づき。

もちろん、心が病んでいたからしょうがないと今ではわかっているのですが、その当時
たかが罪悪感ごときで人は死んでしまうものなのか』と子ども心に焼き付いてしまったのでした。

それからです。

私の使命・ライフワークが『罪悪感』とその逆の『居心地の良さ』を考え、どうにかしたいと思うことになったは・・・。

「罪悪感で居心地が悪くなり死をも考えてしまう人がどうしたらもっと居心地よくなって幸せに生き切れるのか?」

いや、すぐには『幸せ』という言葉にはならないまでも、
「その人の存在価値が認められ、自分でも認める瞬間をいかに増やすことができるのか?」

「人生最期まで心豊かにやすらかに生きるにはどうしたらよいのか?」

前回の投稿の青臭い悩みはここに通じています。

上記の「どうしたら?」を考えるときに障害になるのは【迷惑をかけたくないという欲求】や【どうせ自分なんてという自己肯定感の低さ】、そして飼いならすことのできていない【罪悪感】の三つが挙げられます。これらは日本人は特に持ちやすい気質だと思います。ポックリ死にたいという願望や「骨は海にまいておいてくれ」というのも含めて迷惑をかけたくないという死生観が日本人には強いように思うのです。

日本で話題になる「生産性がない(≒社会で役に立たない)」という言葉に代表されるように、生産性がない・なくなったら価値がないと考えてしまう罪悪感にも似た感情は何なのでしょうかね。そんな思想が引き続き闊歩していたら誰も幸せになれそうもありません。

誰だって幸せになっていいし(いや、幸せという言葉が苦手な人がいるため)誰だってもっと居心地がよくなって良いはずだと思いたいのです

そのために何ができるか?

そのためのビジネスとはどんなことができるのか?

そのように考えて今の自分があるような気がしています。

次回以降、私が起業したビジネスの話も含めて過去のことを書いてみたいと思います。

それでは、また。

※備忘録(前回の投稿から今回までの支出)
【合計321.71】通信費含む

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