Pocket

日本では平成最後の日、ウィニペグでは4月29日なのですが、なんと朝から雪が舞っていました。積もりませんでしたが寒い一日でしたよ。

昨日、日曜日はウィニペグ市が主催している年に一度の『自転車オークション』に参加してきました。

子ども達は自転車があるため、私はいつも走って子ども達のあとを追いかけながら学校の送り迎えをしていました。運動になってよい面がありますが、毎日走らされるのもツラいわけでして、自転車が欲しかったのです。

ウィニペグは日本に比べて自転車の値段が高いと思います。いや、日本が質が良くて安すぎなのでしょう。自動車社会でいて、雪が多いウィニペグですから自転車人口はそれほど多くないがために自転車が高いのかもしれません。(ちなみに自動車も高く性能はいまいちです)

マニトバ州は道路の舗装が悪くて自転車を乗っているとパンクや故障をしやすいし、自転車に配慮した運転ができる自動車ドライバーが少ないため事故に巻き込まれやすいというデメリットがあるからでしょうか、自転車に気軽に乗せないために自転車の値段を高くしているのか(笑)と邪推してしまうくらいです。

自転車屋で見かける新品の自転車の相場は約300ドル~400ドル(3万円くらいか)。ママチャリというのがなくて、マウンテンバイクが多いです。ガレージセールでも結構値段が高くて100ドルとか強気に値段設定しているのを見かけます。

ガレージセールやKijiji(地域内売買掲示板)でお気に入りが出ている可能性が低いので、この毎年一回しか開催されない自転車オークションに以前から目をつけていたのでした。

28日土曜日は朝9時から(下見は7時から8時45分)、29日日曜日は12時から(下見は10時から11時45分)というスケジュールで、土日とも各250~300台くらいの自転車をオークションにかけていきます。これらの自転車は乗り捨てられたり、盗難されたりして持ち主を失って警察が管理していたものなんだそうです。そのためなのか、自転車によってはオークションで落札したら防犯登録(6ドル70セント)を半強制的に会計時にしなければなりません。

 

会場はTerry Sawchuk Arena (901 Kimberly Avenue)。

私たち家族は11時ちょっと前に着いて駐車場に停めることができましたが、もうちょっと遅かったら駐車場はいっぱいになっていたので離れたところに路駐しなければならなかったことでしょう。

体育館のような薄暗いアリーナに入っていくとアイススケートリンクのよう。

まずは受付でレジストレーション(登録)を済ませます。無料で誰でも、あ、マニトバ州の免許証の提示を求められたし、ウィニペグ市が主催しているわけだから規定があるのかもしれません。(旅行者は無理かも?)

登録すると個人の番号がもらえ、この番号に従ってオークションの落札、会計、商品引き渡しが行われのでなくしていけません。土曜日に番号を発行してもらった人は、日曜日に同じ番号を使えるそうです。

オークションはどのように行われるのでしょう?

入札によるオークションなのか、意思表示によるオークションなのか、この時点ではわかりません。とりあえず自転車の下見に行きました。

自分の頭のテカリを利用して、薄暗くなっている自転車と自転車の間に光を取り込み(笑)他の人より注意深く自転車の状態を見ることができましたよ。

タグについている番号や条件(例:ブレーキなし。チェーンなし等)、そして色をメモして、第一候補から第五候補までリストアップすることができました。

20~30分くらいですべて見尽くすことができるため、私たちのようにあまり早く行き過ぎると、子ども達が「お腹すいた」と騒いだり、アリーナ内の寒さで風邪をひきそうになったりするので注意が必要です。

300席くらいオークション参加者の座席が用意されていて、前方には電光掲示板があり、オートオークションのようです。

百聞は一見にしかず、以下の動画を見てください。

この速さでオークションが進んでいくわけで、一台あたり落札までの時間は40秒くらいが平均でしょうか?職人技のような掛け声でしたよ。これはエンターテイメントとしても面白いと思いました。妻は「だいぶリスニングスキルが鍛えられたような気がする」と言っていました。

これだけ早くオークションが進んでいくのですが、それでも全体の量が多いわけでして、3列に並んでいた自転車たちは、1列終わるのに1時間もかかっていて、全部終わるのになんと3時間半。

最初の30分くらいはとても緊迫した競売が行われ、実際に値段が高くなる傾向にあったのですが、1時間くらい経つとだんだん人が少なくなっていき、2時間後には投げ売りのような状態に(笑)。そのことを知っている人は14時以降にきてから競りに参加している強者もいました。さらに5、6台を買っている人もいて、転売目的もいるのではないかと思います。(良さそうな商品は相変わらず競って高くなりますけどね)

オークションの魔力といいますか、競っている勢いに飲まれてしまって高値になっていき、平均価格は120ドルくらいだったかと思います。(日曜日だけで120ドル×250台=30,000ドル(約250万円)の出来高になったのではないかと)

この日の最高は600ドル。

「1台、50ドルくらいで買えればいいな~」と思っていた思惑を、最初の数分のオークションで打ち砕かれました。

タイヤがない、べダル、サドルがないなどの自転車は確かに安く競り落とされるのですが、どんなに安くても約70ドルで普通のシティーサイクルが買えるといった感じで、新品の半額くらいを覚悟しないといけないと感じました。

私たちは妻の分と私の分、合わせて2台競り落としましたよ。

(私のは赤いほうでダブルサスペンション付きで110ドル。奥の妻のも最後の最後で値段が吊り上がって110ドルに)

競り落とされた自転車は、競り落とした人の番号がタグの裏に書かれ、支払いが済むまで保管されます。

受付で自分の番号を見せると、コンピュータで処理してくれて自分が競り落とした自転車の台数と値段が一覧になり、その用紙が請求書となります。その請求書を持って二階にあがり、会計を済ませるのです。

現金でも、クレジットカード、デビットカードでも支払い可。

税金と盗難防止登録費がプラスされて、合計262ドル(21,719円。4月29日2019年現在)をクレジットカードで支払い、PAID(支払い済み)ハンコを押してもらった用紙を保管場所で見せると係の人が持ってきてくれるのです。

一台の自転車はタイヤに空気が入っていなかったため、自転車をメンテナンスしてくれる特設のブースに行きます。

空気入れを借りて入れてみたらパンクしていなかったようで安心しました。右のブレーキがちょっとあまいけど、修理するほどではありません。そのまま車に二台とも載せて帰りましたよ。

この会場にまさか4時間もいることになろうとは、しかも262ドルもかかってしまうとは思いませんでした。でも、ちょっと乗ってみると実に快適でして、ガソリンが高くなったし、自転車を使うにはちょうどよいことでしょう。(と、自分に言い聞かせる)

すぐにカギやライト、椅子のクッションをダララマ(100円~400円ショップ)で買い、さらに泥除け(2000円くらい)をカナディアンタイヤで買って、今日、取り付けました。

どろよけがついていない自転車が多いですが、雪解け水がある時などは特に必要ですから、つけたほうが良いです。泥除けがある自転車を競り落とそうと頑張るよりも、泥除けは安く自分で後からつけられるから、気に入った自転車を競り落とそうという感じで考えていたほうが良いと思います。

 

オークションで興奮でき、さらにバイクが乗れるようになって、まだ興奮が冷めやらぬ今日の午後、買い物でウォルマートに行ったのですが、なんと

店頭で98ドルの新品のマウンテンバイクの安売りをしていました(笑)
(画像はWalmartオンラインショップから拝借しています)

そうか、ウォルマートのような量販店にいけば安く買えるんですよね。

Costcoでも自転車が売っているのですが、新品は400から500ドルですよ。

(ウォルマートで見なければよかった)

でもね、ほら。

私が競り落としたのはダブルサスペンションだし。

オークションを楽しめたし。

ね。

と、自分で自分を慰めるのでありました。

今後、自転車オークションに行こうと思っている方の参考になれば幸いです。

それでは、また。

※備忘録(前回の投稿から今回までの支出)
【合計910.33ドル】自転車代、オイルチェンジ71.79、通信費含む

 

(Visited 141 times, 1 visits today)