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今日は朝から晩まで雨で肌寒いです。日中の最高気温は7度で最低気温は2度。季節の変わり目なので、家族で順番に風邪をひいているといった状態です。

私たち夫婦は先週までで風邪が治っていたため、昨日の日曜日の夜にカナダ初の献血の予約をオンラインでしてみました。サイトはこちら

そこで今回はカナダでの献血の経験を書いてみたいと思います。

ダウンタウンのヘルスサイエンスセンター(HSC)のすぐ隣にある献血施設が一番近かったため、月曜日の朝10:15と妻は10:40の予約をとりました(ウェブでは同じ時間に取れないけど当日ほぼ同じ時間に調整してくれました)

献血日が翌日なのにウェブで前日に予約が取れてしまうのは便利です。(ちなみに予約がなくてもよく、ウォークインで献血しに来ている人もいました)

10時に着いて、まずは外観の写真をとり、献血者用の無料駐車場の確認。

住所は看板にもあるように『777 William Avenue』です。

台数はそれほど多く置けませんが、ドナーパーキングオンリーの無料駐車場に駐車します。受付で車の色やメーカー、ナンバープレートを書く必要がありますから、自分の車のナンバープレートを覚えておくとよいでしょう。

奥に入るとこんなにオープンな雰囲気。美術館のロビーかと思いました。

右横の受付で予約を確認してくれて、初めての人にはシールをくれます。

「私は初めてだから私には優しくしてね!」

というようなシールを体の真ん中につけてから、3つのことを言われました。

 

1、まずパンフレットを読んで、以下の写真の看板に従って。

水を500ミリリットル飲んで、スナックも食べてもいいわよとのことで無料の水とスナックをいただきます。

パンフレットの内容はこんな感じ。

 

2、このバーコードをあそこの机の上のディバイスに読み込ませて、質問に答えていってね。


(右の赤い線の下に受付で渡された紙にあるバーコードを読み込ませる)

このタッチパネルで操作するのですが、質問が多いこと、長いこと。

「過去6か月に手術をしましたか?」「タトゥーは?」「旅行は?」「同性と性的関係になりましたか?」「メキシコや南米生まれですか?」「B型肝炎になったことは?」「マラリアにかかったことは?」「歯を治療していますか?」「(狂牛病が恐れられていた)ヨーロッパ地域に、この時期に滞在していましたか?」など、終わるまで結構時間がかかってしまいました。ここでしっかり答えておかないと次に控えている問診に影響します。

(質問の意味が分からなくても右横の写真がその症状を説明している場合があって助かります。黄疸の場合は白目が黄色くなっている写真とか)

 

3、医療関係者との問診を一対一で受けてください。

ディバイスを使っての自分でできる問診を終えるとしばらくロビーで待たされます。それから名前が呼ばれて部屋に入り、問診を受けるのです。

「今日の調子はどう?」「ヘモグロビン量を測るから指にチクッとして血を出すわね」「血圧も計るわ」「この長い棒はあなたの体温を測るため、口を開けてあなたの舌の下に置いてくれる」「あなたがYesと入力したこの質問は日本に行っていたということね」「オプションな質問だけど、この血液がアジア人からであるという情報を出さない方がよい?出してもよい?」

最後の質問はアジア人だからというわけではなく、他の人種の方の場合も聞かれるようでした。(なぜならAsia以外の選択肢もあったから)

 

問診してくれた人に案内されて、採血ルームに向かいます。

献血自体は10分から15分で450ミリリットルを採血してしまいます。

日本は400ミリリットルですからカナダの方が50ミリリットル多いのですね。

私は高校生の頃から献血をはじめて、35回くらい日本で献血をしていました。

最後のほうは肝臓の数値が悪く脂肪肝とわかり献血してくれなかったなんてこともありましたから、健康管理にも献血が必要だったと思います。

ちなみに妻は、ヘモグロビンの量が少なくて受けられなかった経験がありました。

今回、献血するにあたって、カナダでは体重が110パウンド(50キロ)以上ないと献血ができないため、妻が一言。

「よかった!ほら!この日のために私は50キロ以上にしておいたのよ」(笑)

と熱く語り、私の隣のベッドに寝ころびながら献血を受けていましたっけ。

 

隣から妻が私を写真で撮ってくれたのですが、この足の位置をみてください。

これくらい足を上げることによって採血しやすくしているのでしょうね。

 

採血中の約10分の間に担当の人と雑談します。

「今日は、初めてで緊張しましたが記念すべき日になりましたよ」

「それは良かった。カナダでドナーになっておめでとう。今日は雨の中きてくれてありがとうね」

「おめでとう」と「来てくれてありがとう」は他のスタッフにも言われ、妻も私も気分がよくなったものです。

 

雑談の延長線上で来年2020年に開催される東京オリンピックの話になり、話は盛り上がるかと思いきや、

「東京は行ってみたいけどさ、あのツナミの被災地なんだっけ、ああそう福島。福島と東京ってどれくらい近いのかな?」

「300キロ弱かな」

「そうか……うーん」

うーんの部分にあまりにも含蓄がありすぎて、それから私は何も言えなくなってしまいました。(あっちも気まずそう)

血液を扱うから放射能や白血病について詳しいかもしれません。

私はその後も悪い妄想をしてしまい、例えば狂牛病みたいに1980年から1996年までに1か月以上(以前は1日以上)滞在していたら献血制限がかかっている現状のように、

「2011年3月11日から東日本にいた日本人の血液には献血制限を……」

というようなことになったら?などと考えてしまって、せっかくの記念すべきカナダ献血日を暗いものにしそうになりました。

 

献血が終わると右腕にテープのバンドをまかれて5分間椅子の上で動かないように指示されます。5分間のタイマーが鳴ったら奥の部屋で再び休憩。

ボランティアスタッフのような人が、もし気分が悪くなった時などの注意事項を話してくれたのち、飲みたいドリンクと何味のドーナツが食べたいかを聞いてくれます。

このドーナツが美味しくて、お菓子も献血前のロビーより豊富。ピンバッジももらえてご機嫌になります。


(アイスクリームがある日本の献血センターに比べると見劣りしますが)

食べ終わって正味50分。慣れてくれば40分以内には帰れるかと思います。

献血カードは8週から12週間くらいで住所に郵送されるとのこと。

どうやら短期旅行者でなければカナダで献血はできるようです。

この記事で興味を持たれましたら、ウェブサイトで登録してから予約してみてくださいね。

 

家に帰る途中「今回採取した450ミリリットルの血液で、3人の命が助かることがあるんだって」「良いことをしたあとって気持ちいいね」と車中、妻と話しながら今日一日の達成感を得ていた無職の二人(笑)

児童手当などカナダの血税を使わせていただき生活している以上、働いてもっと社会に良いことをしていきたいと心に誓った9月の最終日なのでありました。

それでは、また。

(一つの職への応募が順調に進んでいまして、10月初旬から試用期間になるかも。これでダメだったら血の気が引いて寝込むかも)

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