ビクトリアデーの連休。野菜の苗を買ったり、山菜を採りにいったり楽しかったけど……苦しかった。
カナダでは2026年5月18日(月)がビクトリアデーの祝日のため3連休になりました。
霜や雪で植物を植えてもダメになってしまう時期でしたが、ビクトリアデーが節目となってガーデニングを始める人が多いです。(明後日の水曜日の最低気温はまだ寒く、1度と予報されていますけどね)
我が家もこの連休を利用して園芸ショップに苗を買いに行きましたよ。

Lacoste というウィニペグの南に位置する園芸ショップ。住所は2787 St. Mary’s Road
駐車場で私たちがこれから店に入ろうとすると、カートいっぱいに買い込んで出てきたご夫婦が「こんなに買っちゃったわ。あなたたちの分は中にまだ残っているから安心して!」と笑って私たち家族に話しかけてくれるのが、いかにもカナダらしいスモールトーク。

中に入ると上の写真のような感じで花の鉢植えのほうが断然多く売っていて、お目当ての野菜の苗のエリアを目指してしばらく迷うほど広いです。
野菜を探している途中、ハーブが売られているエリアで珍しい?植物を見つけました。
Artemisia Cola(アルテミシア・コーラ)って知っていますか?

この植物の葉を嗅いでみると、普通のコーラというより駄菓子のコーラのような香りがするのです。面白いですよね。
このアルテミシア・コーラは買わなかったのですが、野菜の苗は結構買ってしまいました。
ししとうの苗とか見つけるとテンションがあがってきて、スイートポテトとか、ケール、ブロッコリー、オクラなど、どんどんカートに入れていくというまさにショッピングハイ状態。
さっき駐車場ですれ違ったご夫婦の気持ちがわかりましたw。

私が今回一番楽しみにしているのがステーキトマトの苗。
ハンバーガーを作る際、輪切りにした大きいトマトを入れたいため、水分量が少ない(種周りのゼリー状のところが少ない)品種を育てて食してみたいと前々から考えていました。それと最近娘がトマトを食べられるようになったというのもあります。
種から育てるのに失敗してしまったので、この小さな苗からなんとか育ってくれると嬉しいです。
5月中旬になると、野草や山菜といった植物も生えてきて食べごろになります。
以前もブログで書いていますが、ビクトリアデー近くでたいてい『こごみ狩り』をしています。
Fiddle HeadとかFernなどと呼ばれるシダ植物。

今年もいつものキャンプサイトの近くの公園に行き、上の写真の量だけ採って、しっかり水洗いしてから、バターと一緒に十分に加熱して醤油をたらしていただきました。
今回はなぜかそれほど美味しいとは感じずに、娘も一口だけ(息子は全く食べず)、半分近く残すことになったのが自然に対して申し訳なく感じました。
そのほか、息子が魚を釣ってくれてランチのおかずにできるかと期待していたのですが残念ながら成果がなく、しかもルアーを何個か根がかりで持っていかれてしまって不機嫌になってしまいました。でも、その息子と妻が一緒にあらかじめ作ってくれたお稲荷さん(炊き込みご飯入り)を食べて大満足。
せっかく火を起こしたため、

これまたいつものようにマシュマロを焼いて楽しみましたよ。
マシュマロはあまり好きではないのですが、焼いて食べるとどうしてあんなにおいしくなるのでしょうかね?
外側がカリッとして、中はクリーミーになり焼き菓子としての食感は絶妙で、基本的に綿菓子の味に似ているのです。
その後、場所を少し移動して3キロほどのトレッキングコースをスタート。

誰ともすれ違わず、貸し切りのようなコースで家族でくだらないことを話しながらあっという間に3キロを歩きました。
昔だったら子どもたちはすぐ疲れていてブーたれていたのに、体力がついたものです。
それとこの時期はまだ蚊が出ないのがいいですね。(しかし、マダニがいて驚きました。←トレッキングが終わって車に乗る前に、身体にマダニがついてないか家族で確認しあいましょう)
駐車場のすぐ近くにピクニックテーブル&ベンチがあったため、お菓子を家族で食べてから帰ることにしました。
不思議だったのが、お菓子をほんの少し食べたらなんだか胸やけがしてきたのです。
さらに帰路を運転していて、なんだか車酔いになっているような感覚がするのです。
気を失うほどではないのですが、体調がだんだん悪くなっていくように感じます。(ここで車を止めてしまったら、誰も運転できないから帰れなくなる)
なんとか無事に家について、荷物を全部下して、さて洗い物をしようかと思っていたのですが、トイレに駆け込んでの『マーライオン』。
妻は「あなたと15年以上一緒に暮らしてきたけど、あなたが吐いているのを初めてみた」と驚きとともに、心配してくれます。
そうなんです。20年前くらいは若気の至りで飲みすぎによる嘔吐はありましたが、今ではお酒を飲まないし、基本的に胃は丈夫なほうだと思っているので、いや思っていただけに、なぜトイレでこんな落ち武者のようにうなだれて吐いている姿をさらさなければならないのかwと自分でも不思議だったのでした。
「熱中症かしら?それともマダニにさされたからかしら?」
心配してくれるのですが、その日は10度もいかないくらい寒く、幸いマダニに刺された痕もありません。
とりあえず私は太田胃散を飲んで寝ることにしました。
薬を飲むために飲んだ水が呼び水?となってまた激しく戻してしまい、しばらくトイレと仲良しに。
そのうち妻も吐き始めて、上のトイレと下のトイレと合唱のようになっていまうというありさま。(幸い子ども達は大丈夫でした)
この『胃のものをすぐに出したがるような反応』はやはり食あたり(食中毒)なのではないか?と確信して、山菜のこごみを疑います。
しかし、こごみはアクが少なく生で食べられるくらい毒性はありません。毎年のように食べてきましたが問題ありませんでしたしね。
吐き気と闘いながら寝たきり状態のまま、ずっと原因を考えているうちに一つの推論に行き着きました。
「あ!そうか。バターのせいだ!」
この山菜採りの遠征のためにバターを容器に移しておいて常温で車に積んでいたのでした。
わずかに青カビが出ていて、その部分を取り除いて使ったのですが、その後AIのチャットGPTに聞いてみると
「青カビ部分を取り除いたと思っていても菌は奥まで入っていて毒素は残っています。特にバターに出てしまった青カビは毒性が強いのでそのバターは処分してしまったほうがよいでしょう」とのこと。
「食中毒で吐いてしまったあとに、脱水症状になるからとすぐに水分をとるようにするというのは間違っています。水分をとると反応ですぐ吐いてしまうため、2,3時間は絶食絶水して様子をみて、軽く含むくらいのぬるま湯をゆっくり飲んでいきましょう」など教えてくれて助かりました。
その通りにすると、3時間後にはもう吐き気がやみ、ほのかに食欲も出てきたのでスイカを切って食べましたよ。
日本ではそれほどスイカが好きではなかったのですが、なぜか近年スイカにはまっています。カナダのほうが甘くておいしい気がするのですがどうでしょう?
私も妻もスイカを食べてすっかり回復して翌日には全く問題なく過ごせました。(下痢もありませんでした)
問題はなかったのですが、よっぽどトラウマになったのか、こごみとバターが食べられそうにありません。
我が家の裏庭にチャイブス(ニラと長ネギを合わせたような味)が生えて毎年楽しみに食べているのですが、そのチャイブスさえ食べるのをビビってしまっています。(なぜか、映画「Into the Wild」のラストシーンを思い出してしまいました)
日本でも山菜の食べ間違えによる死亡事故が報道されていますし、これからのシーズン、食中毒にも注意しなければなりません。
あれ?せっかく買ってきたばかりの野菜の苗たち……育ったら食べられるかな。
身体が拒絶しそうで、ちょっと心配です。
お互いくれぐれも食中毒には気を付けましょう。
それでは、また。

