ウィニペグ移住、19か月。家族のマニトバヘルスが一時キャンセルに。

先日、子ども達が風邪を引いてウォークインクリニック(予約不要の小病院)に行ったのですが、しばらくしてからそこの事務の人から留守番電話が入っていました。

「すぐにコールバックしてね」

折り返し電話しても全然つながらず「急ぎならまた連絡くるだろう」とそのままにしていました。

その後もまた仕事中に電話があって、
「あなたたち家族を先日診察をしたけど、どうやらマニトバヘルス(診療費が無料になる国民健康保険のようなもの)がキャンセルになっていて、一人当たり診察料45ドル払ってもらわなければならないわ」
と、ようやく用件を留守番電話に入れてくれました。

最初は何かの詐欺かと思ったのですが、ウォークインクリニックにまた何度も電話してようやく直接確認できるようになると、やはり「マニトバヘルスが医療費をカバーしないことになっている」とのこと。

急いでマニトバヘルス(300 carlton street)にパスポートと新しく更新した学生ビザや家族のビザ、そして今使っているマニトバヘルスカードを持っていきました。

「ビザを更新・延長したのですね、それではアップデートしておきます」
と言われて、その場でみんなのビザを提出し(パスポートはいらなかった)更新することができました。

いや、実際は私のだけは更新できなかったのです。

私はまだ学生ビザのため30日以内に発行された「入学確認証」をカレッジで発行してもらってからでないと更新できないとのこと。

16ドル払ってカレッジに入学確認証を出してもらわなければなりません。

もし、マニトバに住んでいて、スタータスを更新、延長された方がいましたら、マニトバヘルスに自分のステータスを証明する書類を持ってアップデートすることを忘れないよう気を付けてください。
(でも、忘れていても今回のようにウォークインクリニックから連絡来てからアップデートしても大丈夫なようですけどね)

ウォークインクリニックにアップデートしたことを告げると「それじゃ請求書は送らないわね」と言ってくれて安心しました。

安心したといえば、薬代はマニトバヘルスでカバーされないため、レッドリバーカレッジの語学学校に通い始めた段階でファミリーカバーの保険を買っていたのですが、

「奥さんと、お子さんはどうやら保険でカバーされていないようですよ」とのこと。

「カバーされているはずですが」

「それじゃ、そのカレッジの生活課に聞いてみてください。もしカバーされているようでしたらその証書と今日支払った薬代のレシートを持ってきてもらえば差額を返金しますから」

今度は保険のほうが安心できない状況になっていました。

カレッジの生活課に行き、聞いてみてビックリ。

「あなたのファミリーカバーはもう半年前に切れているわよ、一年契約だから。8月に更新しなければならなかったのね」

「そんな・・・。自動更新されるってメールがきたから安心していたのに」

「自動更新は後期の授業料と一緒に保険料も支払ってもらう関係上『生徒である本人だけ』が更新されるのよ」

「メールか何かで教えてくれればいいのに、家族は更新されないとか、家族の保険の締め切りが近づいていますとか」

私がクレームを言うと、面倒くさそうにため息を吐いてから、

「家族の保険の更新はあなたの責任でしょ。だって保険の契約書の約定にも書いてあるはずよ」

と一気にまくし立ててきました。

出た!「It’s your responsibility(それはあなたの責任=甘えんなよ)」という欧米らしい表現。

「保険の約定を読まないあなたが悪い」というのもクレーム処理の常套手段なのだと思います。

それでも納得いかなかったので、
「私の保険が自動更新されますというメールの横に注意書きとして、家族は更新されませんとかテンプレートとして書き加えればいいのに」

引き下がらずに主張し続けました。

「私はもうあなたに何もできることはないわ」

「私はただ、これから家族保険が更新されず困ったことになる私のようなケースをなくすためにも提案しているだけですが・・・」

「あなたのケースはアイアムソーリー。提案はありがとう」

(お! I am sorryって謝ってくれた!)とビックリしてその場をあとにしたのですが、よく考えたら「あなたのケースはお気の毒だったわね」という意味だったのではないかと思います。

特に謝罪を要求していたわけではありませんでしたが(謝罪?されてちょっと気を良くしたのは確かですが)私は家族のことはしっかりしておきたいので、保険を売るほうももう少ししっかりと更新の詳細や保険が切れたことなどを伝えてもらいたいと思ったものでした。

私の場合8月1日から8月31日までの更新期間でしか家族の保険が更新できなかったため、カレッジ卒業まであと2か月半、妻や子ども達がなるべく薬を処方箋されず、また、歯医者にお世話にならないことを祈りたいと思います(笑)

医療関係、保険関係は移住者のステータスによって違ってくるかと思います。(例:2017年よりワーキングホリデーのビザステータスではマニトバヘルスに加入できないことになってしまいました)自分や家族に必要な更新や加入にはこれからも注意していきたいです。

今回の私の経験がこれからマニトバに住むかた(もしくはニューカマーのかた)のお役に立てたら幸いです。

それでは、また。

※備忘録(前回の投稿から今回までの支出)
【合計158.17ドル】

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ウィニペグ移住、19か月。家族のマニトバヘルスが一時キャンセルに。” に対して2件のコメントがあります。

  1. yuka より:

    初めまして。移住してもうすぐ30年になります。
    至れり尽くせりの日本から来ると不満に思うかも知れませんが
    カレッジの生活課の方の言い分は当たり前でどこもそんな感じです。

    日本という国のサービスは ちょっと特殊だと思います。
    でもその日本をどうして捨ててカナダに住みたいと思われるのでしょうか?

    1. Boru より:

      yukaさま
      コメントありがとうございます。
      私が移住した理由は私のこのホームページのプロフィール欄に公開しております。時間がございましたらご覧くださると光栄です。

      yukaさまが約30年前にカナダに来られた時はどのように感じましたか?

      今、私はカナダに来たばかりの人が感じる一側面を感じ始めているところなのだと思います。

      実はこのブログ、永住権を目指して移住している人、移住したいと思っている人向けに書いています。
      私の至らなさや恥ずかしい面も赤裸々に書くことで、ちょっとでも励みにしてもらいたいから。

      そして現場の今の情報を書くことで他の人たちが心づもりができたり、私の二の舞にならずに済んだりするのではないかと。

      実際、前々回の記事で「良いことだけでなく、大変なことなども書いて下さっているから、色々とイメージが出来て参考になりますよ~ いつもありがとうございます(^^♪」というコメントをいただきました。ありがたいことです。

      ブログを読んでくださっている人たちのおかげで成長させていただいております。

      今回、yukaさまからも貴重なコメントをいただき、心から感謝しています。

      これからも温かく見守ってくださると幸いです。

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