マニトバ州にあるメノナイト・ヘリテイジ・ビレッジに行って質素な生活について考えました。
今週末は10月13日(月)がサンクスギビングデーの祝日で仕事や学校がお休みなため3連休です。
アメリカでは11月の第四木曜日がサンクスギビングデーとなっているようですが、カナダは10月の第二月曜日と制定されています。
たいして美味しくもないパンプキンパイが飛ぶように売れ、さらにパサパサでこれまた美味しくもないターキーを家族で食べる習慣は、正月におせち料理を食べるのに似ているのかな?と感じます。

ティム・ホートンズ(カナダで最も有名なファストフード店)では新作のターキーのバーガーが売られていました。

私たち家族はサンクスギビングデーをお祝いする習慣がないため「カナダのサンクスギビングデーってそれほど盛り上がっていないのではないか?」と思っているのですが、カナダにお住いの方々どう感じますか?
だって、街中はもうすでにハロウィンの飾りつけをしていますし、

移民が多いこの国でお祝い感をそれほど前面に出していないからか、なんか地味な祝日に感じるんですよね。アメリカみたいに感謝祭名物のプロアメリカンフットボールNFLのような派手なイベントがなかったり、サンクスギビングデーのあとのブラックフライデー(安売りセールの日)やサイバーマンデー(ネットでの安売りセールの日)がないというのも盛り上がりに欠けると感じる要因なのかも。
一方で、派手さや盛り上がりが少ないのがカナダらしくて良いと感じることもあります。
特にマニトバ州は田舎で極寒の冬があるため、質素な生活をしている人が少なくありません。
質素な生活といえば【メノナイト】というキリスト教アナバプテストの教派が有名です。
『電気を使わず、質素な服装で馬車で移動』
というとアーミッシュを思い出す人もいらっしゃるかと思いますが、アーミッシュはメノナイトから分裂してできた教派のようですね。(現在では厳格に現代テクノロジーを受け入れないメノナイトはマニトバ州では少ないらしい)

(電動ミシンもなければ冷蔵庫もない)

(Sod Houseとして知られるSemlin)

(鍛冶屋も質素で趣があります)
上の写真は私が撮ってきたものでして、ちょっと興味がわいてきませんか?

マニトバ州のSteinbach(ステインバック)という都市には、メノナイトの人たちがどのような生活をしてきたのかを知ることができる『メノナイト・ヘリテイジ・ビレッジ(博物館)』があります。

(↑この画面はメノナイトヘリテイジビレッジのホームページより転載しました)
夏シーズンは15ドル。冬シーズンは半額の7.5ドルの入村料が必要ですが、一度は行ってみる価値はあると思います。

博物館の展示ギャラリーは見ごたえがあり、

歴史を知ることができるだけでなく、彼らの独特の文化(キルト作りや工芸品等)についても知ることができます。

(車輪にはトラクターでもゴムという現代テクノロジーを使わなかったという歴史も興味深い)
展示ギャラリーのある本館を出ると約40エーカーの土地に建物や風車(放火にあった風車は2001年に再建)などが点在しています。

もう建物からしてアンティークで、日本でいうなら日光江戸村に来た感じw。

お土産屋さんもありましたよ。

敷地内を歩くと第二次世界大戦後(1950年代)に作られた学校や、

素朴な建物の教会にも入ることができます。

このほか、1800年代後半に建てられた家をこの土地に移築したものが見ることができ、いかに歴史が長く質素であるかが伝わってきました。
メノナイトについて私は特に詳しくありませんが「このような規律や規範のあるコミュニティーがマニトバ州に移住してきてくれたおかげで、他のコミュニティーの見本になったり、地域の発展につながったのではないか?」とメノナイトに対して良い印象を持つことができました。
もしかしたら彼らのような結束の強い家族がターキー料理を囲みながらサンクスギビングデーを過ごしていたから、その習慣がほかのコミュニティーにも広がったのかもしれませんね。(あれ?メノナイトの人たちもターキー食べていますよね?)
明日13日(月)のサンクスギビングデーは我が家も質素に、夏で食べきれなかった素麺の残りを茹でて食べようかと思います。
食べる前に祈りを込めて……ソーメン。
それでは、また。

