レッドリバーカレッジ「イエス、シェフ」「コンポスト!」他。
前にも書きましたが今はショートオーダーといって、カレッジの
一階のキッチンで、お客さまに朝食と昼食を提供しています。
今日、朝食を作る実技テストが私の番でした。
10分間のうちに、オムレツとポーチドエッグ。目玉焼きと
ベーコン、ソーセージ、ハッシュブラウンとパンのセットを
きれいに作り上げなければなりません。もうすでに何人か
失敗していますが、なんとか無事に合格できましたよ。
2か月だけですが、
ハンバーガーとフライドポテト。
オムレツとハッシュブラウン(ポテト)。
サラダにスムージー。
目玉焼きとベーコン。
春巻きやフィッシュアンドチップス。
などなど、ファーストフード的なレシピを皆で役割を分担し、
ローテーションしながらキッチンで各分野を作っています。
家で作る料理と、お客さまに提供する料理の違いを実感するわけでして、
例えば、にんじんや玉ねぎは一貫した大きさで切らなければならないとか
時間内に作らなければならない、熱々で提供しないといけないという
ルールがあります。
個人的につらいと感じるのは、まだ食べられるのに捨てなければならない
部分が多くて捨てるのがもったいないと思うことです。
趣味とビジネスの違いというものにも通じる
「求められる質とスピード」がそこにあるのです。
今回の先生は鬼教官でして、キッチンではいつも怒号が飛んでいます。
「何分待たせるんだ!」
「レシピ読めばわかるだろう!」
「チーズが入っていないじゃないか、コンポスト!(堆肥に!=土に戻す)」
「冷めたポテトを誰が食べるんだよ、コンポスト(=作り直せ!という意味にも)
怒られる私たち生徒は、
「イエス、シェフ!」
と、軍隊のように返事をしています。
それが最近皆の癖になって、誰かに何か言われると
「イエス、シェフ!」
と返事をする人が多くなりました(笑)
そして、せっかく作ったのにシェフに
「コンポスト!(≒捨てて土にしてしまえ!)」
と言われるとガッカリした経験をする人が多いため、
いつしかクラスでは捨てたい何かあるとすぐに
「コンポスト」と使うようになったのです。
例その1:「前髪がうっとうしくって~」
「コンポスト!」
(なんでやねん!笑)
例その2:「コンピューターが動かなくなって・・・」
「イエス、コンポスト!」
(土に還らないのに・・・)
例その3:「うちの旦那、怒りっぽくて・・・」
「コンポスト、コンポ~スト!(笑)」
朝6時半からキッチンに入り、夕方3時過ぎあたりになると
もうナチュラルハイになっているので、どんなことでも
クラスが爆笑に包まれる瞬間があります。
実際はもっと面白いのですが、文章で伝えようとすると
伝わるか微妙ですね。
そこで、最後に先生から教えてもらった
『日本人の生徒への鉄板ギャグ』で締めたいと思います。
(うん、笑いのハードルをあげてみた)
「ねぇ、ねぇ、その日本人っていつ卵を食べたって?」
「イッツ、ロングたーまーごー(ロングタイムアゴー)」
「お~い山田君、ボルさんをコンポスト!」
こりゃ失礼いたしました。
それでは、また。
※備忘録(前回の投稿から今回までの支出)
【合計133.64ドル】
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