CTスキャンが受けられなかったことで感じるカナダの闇?崩壊?いい加減さ。

今回の記事では、仕事場でケガした右足があまりに治りが遅いため、CTスキャンを撮るようにファミリードクターから言われたことから始まった出来事を書いてみたいと思います。

2回もレントゲン(X-Ray)を撮って骨折がないから早く治るだろうという希望のもとファミリードクターに通っていたわけですが、腫れがひかず紫色になっていく足を心配して、CTスキャンを撮ってくれる病院を紹介してくれました。

Misericordia病院というダウンタウン近辺にある大きな病院で、私は車を運転していくことにしました。

ちなみに車に乗るまでは松葉杖を使って、車に乗ったらサンダルを脱いで靴下でアクセルとブレーキを操作しています。運転する分には痛みがそれほどないのはラッキーでした。

有料駐車場に停めて、松葉杖で病院内をうろちょろと動き回り、どの科にいったらよいのか迷います。

ようやく案内所が見えたため、そこでCTスキャンはどこで受け付けてくれるのか聞いてみると1階の『Diagnostic Imaging』というところに行けとのこと。

行ってみると待合室には多くの患者さんがいました。【受診が必要なことが書かれているファミリードクターからもらえる説明書(←これは血液検査を受けるときにも、X-Rayを受けるときにもファミリードクターからもらって検査場で提出する)】を受付に提出しました。

「あら?あなた予約した?」

「ええ、ファミリードクターのいるクリニック(以下、ファミリークリニック)から連絡がいってるはずです」

ファミリークリニックを出てから2時間後には病院にいたわけですから忘れられていないはず。しかも、ファミリークリニックの受付の人は私の目の前で電話してくれていたわけですから間違っているとは思えません。

「予約がない患者さん(=ウォークイン患者)はどこもスポットがないのよ」

「へ? でも、午後からならOKとファミリークリニックから言われてきているんですよ?」

「CTスキャンを撮る技師の予定の関係で無理なの。予約を取ってからきてね」

受付にはどんどん患者さんがくるため、これ以上いられないと思い帰ることにしました。

車で帰る途中でファミリークリニックに寄って、さきほど手続きしてくれた受付の担当の女性に聞くことにしました。

「先方に受け付けてもらえなかったんだけど、なぜだろう?予約してくれていたんじゃないの?」

「正式な予約ではないのよ。正式に予約をとったらCTを受けられるまで2か月くらいかかるからね。それで、こっちはUrgent、Emergencyという感じでリクエストしているの。先方に電話したら2人の患者さんの後だったらいれられるかもしれないからといわれたからあなたに行ってもらったんだけどね」

そうなんです、専門科を予約すると何か月、何年待ちというのはカナダでは当たり前なのです。

例えば、CTスキャンやMRIなどは重傷者や必要度が高い人から優先的に受けるようになっているため、妻が以前MRIをファミリークリニックからセントラルを通じて予約した際には1、2年かかったほどです。

 

ファミリークリニックの受付の人はその場でもう一度Misericordia病院に電話してくれて、また仮予約をとってくれました。

「朝一番、7時、いや、6時半に行って待っていれば受け付けてくれるかもって言ってたわよ」とのことで、翌日の早朝、5時半に出てその病院に再び行きました。

6時には着いてしまったけど、病院は24時間あいているため誰もいない待合室で待つことにします。


(待つ際には番号札を赤い機械から取っておくとよいでしょう)

7時30分になってようやく受付が始まり、前日と同じように診察説明書を渡します。(CTスキャンのところにチェックマークが入っていて、さらにUrgentのところにもチェックマークがついているファミリードクターがプリントアウトしてくれた紙です)

するとまた「予約じゃないのね?ウォークインは受け付けていないのよ」だって……(白目)

ん?なんか変だぞ?

この日一番初めに受付されているのにもうスポットがないってこと?

もしかして、もしかしてだけど人種差別的な闇の何か(アジアンヘイト?)があるのだろうか?

血圧が上がるにつれて足も痛くなってくるように感じます。(足の骨は折れていなかったけど、心が折れそうになりました)

あなたでしたらこの場合、どのような対応をとりますか?

朝早く起きて、痛い足を引きずるようにここまできて、さらに駐車場代だって支払っているのです。(駐車場代はWCBにレシートとともに申請することでお金が返ってくるようです)

あまりに驚きと怒り、そして悲しみの顔をしていたからでしょうか、受付担当は他の担当者を連れてきてくれました。

そもそも変ですよね?

Misericordia病院の電話先の担当者が受けられそうよと言ったからファミリークリニックの受付の人もそれを信じて私に行くよう促したわけで、ウォークイン患者を全く受け入れないシステムだということが共有されていないのがおかしいのでは?

私はUrgentだということと、断られたのは2回目だということを説明した上でその担当者に抗議してみました。

「ロリーという女性がそちらの担当だったそうですが、その人に聞いてみてくれませんか?」

「彼女はここにはいませんが、彼女が何か思い違いをしていたのかもしれません」

「2回もですか?この問題はそちらの病院のシステムのProblemなのではないですか?」

「ええ、ここのシステムが壊れているんですよ」

ビックリしました。

私は「Problem」という言葉を使っていたにも関わらず、突然「Broken」というパワーワードが本人の口から出てくるなんて……。

しばらく話し込んでいるうちに「この人も犠牲者なのだろうからしょうがない」思うようになるくらい誠実に向き合ってくれて感謝しかありません。(なぜか最後に二人で握手していた)

 

結局また受けられなかったことをファミリークリニックに報告に行くと、受付の人もあきれて「それじゃ、ドクターに相談してみて」とファミリードクターの順番を待って会うことになりました。

CTスキャンがダメだったため、フィジオセラピーの予約をいれてみましたが、ファミリードクターがいうには「次はフィジオセラピーに行くよりも、パンナム・クリニック(Pan am clinic)に行って診てもらったほうがよいかな」とのこと。

このクリニックはスポーツなどのケガに強いクリニックで私の娘も以前、膝の痛みを診てもらったのを思い出します。

とりあえず診てもらって次のステップをパンナムの医師に判断してもらおうという方向になったのです。

「ウォークイン患者になるから、朝は6時にはクリニックについていたほうがよいよ」とファミリードクターに言われるのですが、そういわれてダメだったばかりのため信じられません。

「技師が必要な作業じゃなくて、診察だけだからウォークイン患者を受け入れてくれるよ」というのを信じて早朝に行くことにしたのでした。(CTやX-Rayは医療放射線の線量限度などが影響して一日の回数が決まっているのかもしれませんね)


(うわ!気温は1度しかないのに外に並んでるよ!しかも折り畳み椅子持参で来ている人もいる)

この受付が開くのが7時だから、1時間も外で並ばなければならないのかと薄着で来てしまったことに絶望していたら、6時15分過ぎにセキュリティーの人が来て、順番を管理するチケットを配ってくれて「7時に開くまで車の中にいてもいいし、あとできてもいいからね」とのことで安心しました。(←どうしてこのように詳しく書いているかといいますと、結構このような情報がためになったというカナダ在住の人がいらっしゃるからです)

7時になるころには自動ドアの前には20人以上いて、何かのイベントかと思わせますw。

中に入ってからはチケットに書かれている番号順に椅子に座って待ち、順番に呼ばれて軽く診察をしてくれます。

「重症患者さんから優先に呼ばれますから、こちらでお待ちください」と違う待合室に連れていかれます。

ここのシステムは素晴らしく、多くのスタッフが丁寧に対応していました。

私は比較的早く呼ばれて、先生による触診と、念のためX-Rayを再びとることになりました。

「骨には異常がないし、アザにはなっているけど腫れが熱を持っているわけではないからもうすぐよくなると思う。CTスキャンを撮ると詳しくわかるかもしれないけどどうする?」

CTスキャンを撮れなかった先述したストーリーを話して、CTスキャンは諦めることにしました。

腫れ対策に抗生物質をまた処方してもらって帰りましたよ。

いつものようになんだか治療されたような気がしません。日本のように至れり尽くせりの対処や説明が恋しくなりますが、無料ですからね(処方箋などの薬は有料)

でも、無料だからこそ一部の医療システムが崩壊しているところを今回のように実感してしまうのです。

数か月前から予約を入れているのに「ドクターがバケーションをとることになったから他の日にして」なんていうのも何度か経験していますし、塩うがいしてねとか、市販薬で様子をみてねなんていわれて帰されることもありましたし……。

崩壊というか、ただいい加減なのかもしれませんけどね。(←多くのカナダ在住者が首を縦に振っていると思うw)

昨日からようやく松葉杖を使わなくても歩けるようになってきました。

ファミリードクターの判断に次第ですが、来週から仕事復帰ができそうです。

長文になってしまいましたが、いつもブログを読んでくださりありがとうございます。

それでは、また。

 

 

 

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