我が家の伝統的な遊び。全加初公開。

今回は、我が家の伝統的な遊びについて恥ずかしながら公開したいと思います。

これは私が小学生のころ、2つ上の兄が遊んでくれた、紙と鉛筆があればできる【宝探しゲーム】のことです。

雪と寒さで外に出れない日が多かったから昔のこの遊びを思い出したのかもしれません。

ルールや条件は簡単。

親になった人が、案内やヒントの紙を用意して適所に貼っていき、ゴール(宝物)まで子を促すというだけ。

子ども達も親となって謎や宝物を考えてくれることもあり、凝った演出をしたり、知恵を絞ったりして、成長を感じさせてくれます。

 

今回も子ども達にベースメントで遊んでいてもらって、メインフロアと2階にヒントや次への案内を準備して仕掛けていきます。

例えばこんな感じ。

まず、矢印で廊下まで誘導して、ドアの梁には「うえをみて」の張り紙が。

今回は妻が撮影班として参加してくれたので、子どもたちが謎を解いていく様子を一緒にみていきましょう。

さて、上に貼りついていた次のメモには『パリコにキスをして』と書いてあります。

パリコとは、うちの大きなクマのぬいぐるみの名前でして、パリコちゃんの近くにヒントがあるということなのです。

文字だけでなく、絵で何かを考えさせることも必要です。

パリコの近くで二人で真剣に考えています。

ちなみに次の場所はこの絵が置いてあるリビング。

二人はこの絵の存在を知っているため、すぐにダイニングからリビングに向かいます。

そうそう、この絵の裏。そこに次の案内(ヒント)があるわけです。

ええ、汚い字と絵ですね。(妻は味がある字と言ってくれていますが)

「どれどれ、僕にもメモを見せてよ!」

この日はカナダデーの次の日だったため、絵が置いてあった反対側のソファーの上にカナダの国旗(と仕込んだヒント)を置いておいたのでした。

二人は競うようにフラッグを取りに行きます。(海水浴場のライフセーバーか!)

たいてい、字が早く読めるお姉ちゃんが次の場所に行っちゃうんですけどね。

次のメモには、

マニトバ産のはちみつを料理に使っていまして、キッチンの戸棚に調味料入れがあって、そこに彼らは向かっていきます。

椅子を使って、戸棚を開けて次のメモをゲット!

たまにこのように掛け算など算数も考えさせます。(前回は「タコの足の数は?」を息子に答えてもらえました)

ハニー(82)を最近勉強している九九の「はちに」で考えてもらって、答えは16。

これまた最近娘が楽しんで読んでいるドラえもん(バイリンガル版)の漫画の16ページ目にあらかじめメモを仕込んでおくわけです。

16ページ目を開いて見つけたメモには『かがみをみて』と書いてあります。

「どこの鏡かしら?」

「前も洗面所の鏡にヒントがあったからウォッシュルームに行こう!」

すでに何度もこのゲームをしているため、前回までの経験でどこにパパが次のメモを置くかもだいたい見当がついてきているようです。

「ほら、あったよ。のっちゃん」

息子の誠賢が大喜び。

いちいち、これほど喜んでくれるとこっちまで嬉しくなります。

 

準備している側としては、導線に従ってメモを見て、謎を解きながら進んでもらいたいのですが、もし、途中でトイレに行かれたら途中のメモを見つけてしまうことになるため、あらかじめ子ども達にトイレを済ませておいてもらう必要があります。

それとあらかじめ、案内もなくいきなり2階にいくなどの行動はしないこと、メモの内容が難しかったら主催者にヒントをもらうことなども念のため定めておくとよいでしょう。

話は戻って、次のメモ。

『上のへやにヒントがあるよ』と書いてありましたので、二人はダッシュで階段を上っていきます。(これら良い写真を撮ってくれた妻に感謝)

2階のドアの前にはまた、『うえをみて』と書いてあります。

この『うえをみて』という指示書は兄が昔私に最初に作ってくれた宝探しゲームの最初のメモでして、上を見たら実際に次の指示があった時のあの感動を今でも思い出します。

上を見ると、こんな感じ。

「いつものところ?」

少々考えた挙句、すぐわかるのはさすが子ども達。何回もやっている宝探しゲームだからこそ親の思考を読めてくるのですよね。

2階で隠しやすく、最後に宝物を入れておく場所といったら、使っていない冷蔵庫。なんか宝箱のようだから好んでそこに入れるようにしていたのでした。

パーソナル冷蔵庫を開けると、そこには子ども達がずっと欲しかったカービーというキャラクターのゲームソフト。毛糸のカービーはあっという間にクリアしてしまったので、今夏はこのソフトで長い夏休みを楽しんでもらおうかと……。

「やった~」

「ホントにいいの~」

「パパ、ママ、最高!」

ってこの顔です↓

(宝探しゲームの宝がゲームやないか~!←誠賢が彦摩呂風に)

「(テレビゲームもいいけど)またパパの宝探しゲームもやりたい!」

と言ってくれるのが嬉しいです。

小さいころからの私の夢が叶ったような気がしました。

 

宝探しゲームは子ども達にとっては面白いと好評ですが、作る側としては、結構頭を使うし、なかなか準備が面倒くさい割にはあっさりと謎が解かれてしまうため、何度もすぐにできません(やりたくない。笑)

でも、何かの節目ごとに宝探しゲームをしようかな。

そのうち、家の中で宝探しゲームをするのではなく、

マニトバ州、

いや、カナダ全土にメモを仕掛けて

「私の莫大な遺産の権利書は…」という私の遺言書を探す旅に誘おうかと(笑)

そして、ようやく見つけた遺言書の中に最後のメモが。

「上をみて」

上をみると満天の星空に、すでに天国にいる私が微笑んでいるかのような禿げた月……という。

うん。(遺産はお金じゃなくて思い出が良いよね!)

そんな『全加が泣いた』といわれるようなストーリーを作ろっと(笑)

 

ベースメントで子ども達がカービーのゲームをやっていてうるさいので、そろそろ注意しに行こうかな?(毎朝宿題をするという約束も守ってもらわなければ)

明日は公園のプールに行ってきます。

それでは、また。

※備忘録(前回の投稿から今回までの支出)
【合計105.76ドル】

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我が家の伝統的な遊び。全加初公開。” に対して4件のコメントがあります。

  1. maipocoの旦那 より:

    『ボルさんの莫大な遺産探しゲーム、参加したいです!』って言おうと思ったら次の文でやっぱいいやと思わされました。さすがです。

    このゲームすごく面白そうですね!僕もマネしてやってみようと思います。『旦那にキスして』とかいれて大人のアレンジを加えようかと

    1. Boru より:

      旦那様、いつもコメントありがとうございます。宝探しゲームや脱出ゲームって大人になっても面白いですよね。
      大人のアレンジ、いいですね。最近、気づいたのですがアレンジは『関係性』にすると面白いです。例えば二人だからこそ成り立つヒントや答え。「君がメルボルンでくれたお土産の下にヒントあり」とか「君が好きな色(答え:黄色)のマグカップの中を調べろ」「僕がプレゼントしたあの靴の中」など思い出が込められているとなおさら大人かと。(あれ、良いこと言っちゃっている?もしかして?笑)

  2. やまおか いずみ より:

    わぁ、楽しそう!いいなぁ、私も青木家の子供になりたいなぁ。お子さんたちの笑顔が最高ですね☆

    1. Boru より:

      いずみさん、コメントありがとうございます。いただいたドラえもんの漫画、楽しんで読んでいますよ。本当に感謝です。(富士山、お疲れさまでした~)

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