職場の先輩は77歳。めちゃくちゃ元気で図太くいきているのが励みになる。
今週は特に書く内容がないので、メタルファブリックの職場の先輩(Fさん)について書いてみますね。
77歳でも現役のフィリピン系カナダ人と一緒に仕事をしています。
半世紀以上カナダで過ごしていて、当時4000ドルくらいで買った家は今では約400,000になっているという話や、若かりし頃パーティ会場でDJをしていた話、そして数多くの卑猥な話wなど同じ話を何度もしてくる陽気なおじいさんです。
この陽気さというのがちょっと日本人では見ないレベルで、誰にでも話しかけ、すぐに打ち解けてしまうというような明るさ。
一方で気分屋的なところがあり、たまにToxic(=毒)な時があるといういかにもカナダ人といった感じ。(←カナダ在住の日本人の方なら「いるいるそんな人がまわりにも」と思うかと……)
常に頭の中に音楽が鳴っているのか、口笛や鼻歌、大きな声で歌ってしまうこともあるという陽気さにはたまにイラっとすることもw。
たいてい往年の名曲、フランクシナトラの『My Way』や『ベサメムーチョ』などを歌うのですが、音程をはずすし、歌の一部分しかリピートしないから、聞こえてくるこっちとしてみればモヤモヤしてくるのです。口笛もほぼ雑音w。
でも、本人は幸せそうで、たとえ仕事をさぼっていても(←彼は仕事をさぼる天才だと思う)まわりは暖かく見守っているという徳の持ち主。得意技は「年だから聞こえなかった」とか「ボケちゃってさ」などと言って笑ってごまかすこと。
配達業者さんにジョークで笑わせてすぐに仲良くなるし、配達先の会社には好かれているし、ちょっとした名物おじいさんなのです。
私はこの人にお世話になっているだけでなく、人生に良い影響を受けているように感じます。(下ネタ以外)
先月、Fさんが職場の配達車両を整備していた際、困った顔をして私に話しかけてきました。
「配達トラック用に潤滑油スプレーを使っていたんだけど、どこにいっちゃったんだろう?一緒に探してくれない?」
ブレーキやチェーンのクリーニングもできる白い缶のスプレーです。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、スプレー缶は温度差や強いショックで暴発する可能性があり、見つからないということは安全第一の職場において重大案件になりうるのです。
パレットの間に挟まっていて、もし急ブレーキをかけた瞬間に隙間で押しつぶされて暴発&引火なんてこともありますし、仮に運転席の足元に落ちて、ブレーキペダルの下に転がっていたとしたらブレーキが踏めなくなってしまうなんてこともありうるのですから、できるだけすぐに見つけ出さなければなりません。
「年をとると、物忘れがひどくなってね~」と冗談っぽくいうのですが、先の写真のスプレー缶一本が現場から見当たらなくなるというのは、どういうことなのでしょう?(スプレーの蓋(キャップ)だけ無くなるならまだわかるけど……)
私は工場の高い位置から見まわしたり、配送トラックの近くにポンと置いてしまったのではないかと思い、しらみつぶしに探したりするのですが見つかりません。
特に忙しい時期ではなかったのでのんびり二人で探して、彼はいつものMy wayを口ずさんでいました。
「Regrets, I’ve had a few~♪(後悔はいくつかあった)」
歌詞が聞こえてくるとなんだかこのスプレーを失くしたことが人生の終わりにおいての後悔であったかのような歌い方でまた笑えてきます。
そして、30分後。
ようやくスプレー缶が見つかったのです!
どこにあったと思います?
これは、インダストリアルな現場なら『あるある』なのですが、
【フォークリフトの座席の横】置いてありました。
つまり、スプレーを使っている途中で急にフォークリフトを使わなければいけない状況になって、とりあえず座席の横において、フォークリフトを使った後に忘れてしまうというよくあるパターンだったわけなのです。(手袋とか、納品伝票などはたいていフォークリフトの座席の横に忘れられているw)
彼は悪ぶれもせず、見つかったことをただ喜ぶのですが、
その直後、
「あれ? このスプレーの青いキャップはどこだろう?」だって……(コントか!)
ジョークなのかボケているのかわからないのがまた彼の愛嬌になっていて、毎日職場に笑い声が絶えません。
このような年の取り方は一つの見本や、これから私が老いるにつれての励みになりえます。(下ネタは勘弁だけど←しつこい?)
このエフさんの話はまだまだいっぱいあるので、いずれまたブログに書いてみようと思います。
今回はここまで。読んでくださってありがとうございました。
それでは、また。
