海外移住で副業を楽しむ。就職にすべてをかけるのではなく、収入のパイプを増やしていく。

今日は2023年7月1日(土)カナダデー(建国156周年)でして、家でゆっくり過ごしています。

昨日、6月中までにやろうと思っていたことができてひと段落。

特に約2か月半前に一時帰国からカナダに戻ってきた際に実家から持ち帰らせてもらった浮世絵をすべてEtsy(エッツィー)というサイトにアップできて達成感があります。

以前のブログ記事にも載せましたが、2019年に一時帰国した時の荷物にも浮世絵があって、すでに出品していました。

おかげさまで順調に売れてくれて、今年の一時帰国の資金になりましたよ。(T2125フォームで確定申告を済ませています)

その前回2019年の一時帰国時にカナダに持ってきた浮世絵や民芸品を含めるとEtsyでの出品数431点になって、ちょっとしたECサイトのように見えます。WinnipegShokaiという名前で登録しています。サイトはこちら

6月中はほぼ毎日のようにベースメントで写真を撮って、価格を決め、商品の状態や商品番号などの商品管理をしていたわけですが、これが妻と一緒にやると楽しくて時間ばかりが過ぎてしまいます。

例えば、忠臣蔵の歌舞伎の浮世絵があると、忠臣蔵談議になったり、お歯黒という既婚女性の歯を黒くする文化(なんと日本だけじゃなかった!)について話し合ったり、江戸の歴史や伝統風俗について見直すきっかけになったものです。

特に今回、以下の写真の浮世絵について盛り上がりました。

歌川国芳の門下生で幕末から明治に活躍した落合芳幾は、ユニークな浮世絵を書くことが多いため、この絵の右上の女性も想像上の小人か、何かを擬人化したものかと思っていたら、どうやらでんでん太鼓をたたくカラクリ人形のようです。

太鼓をたたく人形に三味線。

これらから『何かの見世物』か『物売り』の可能性が高い。

見る人が見ればすぐわかるようですが、ネットで調べてみると『飴売りうずまつ』というタイトルがついていました。なるほど、飴を売る行商人が歌や踊りで客寄せをしているのですね。

渦巻模様は飴売りの商標のようなもので、たいていの飴売りが渦巻きを看板にしていたり、着物に渦巻きをいれていたりしたそうです。(橘や桐の紋も飴売りでは使われていたようです)

想像を膨らませるとなんだかちょっと楽しくなりませんか?

「江戸時代後期においても砂糖は高かっただろうから、穀物からとれる甘味料で飴がつくられていただろう」

「溶けたり、ベタベタする飴をどのように保管したんだろう。どのように商品を飾っていたんだろうか?」

「飴をくるくる巻いたものが渦巻きに似ているから渦巻き模様が使われ始めたのかな?飴を伸ばしてくるくる巻いて棒に刺すという形状は欧米のキャンディーでもあるよね」

たったこの一枚の浮世絵で当時の日常生活の営みを垣間見られ、古今東西の違いについても思いを馳せることができるのです。(作業がほとんど進まないw)

右上のからくり人形の顔が妻に似ているのも大いに笑ってしまって、妻もこの絵を気に入ったので売りたくなくなり、すぐに売れないよう、価格を300ドル以上に設定しちゃいましたw。

この値段をつけるという作業がまた難しい。

 

以前のブログを読んでご存じの方もいるかもしれませんが、私の実家は東京都文京区で古書籍商を祖父の代からしていまして、私も古書や骨董、浮世絵には古くから付き合いがあります。(この古書の話をするとものすごく長くなるのでこのブログでは書きませんが、かなり面白い経験ばかりです)

今回も値段をつけるにあたって父に相談しました。

「昭和に摺りなおされた木版は大体一枚、5,000円台が多いけど、明治期のオリジナルは高くてもいいのでは?」

と、アドバイスをしてくれながらも、基本的には私に任せてくれるのが嬉しいです。

かつて色々なお客様から買取をした浮世絵を取っておいてくれて、私が一時帰国時に託してくれるのですから感謝しかありません。

私が高校のころだったか、とあるデパートの催事場で古書の展示販売の出品を手伝っていた時、木版画も出品していたのですが、父が現場でいろいろと教えてくれました。

「モダン印刷と木版の見分け方かい?それは、絵の裏側をみてみるといいよ。木版は彫った木の板の上に色を乗せたのち【馬簾(ばれん)で摺ったあと】があるはずだから」

それと、年代についてもたとえば、

「この朱のような赤、独特のどぎついような赤が使われていると明治期に摺られたものだとわかるよね」

など、さりげなく教えてくれたのが懐かしいです(あ、80歳の父はまだ生きていますw)

その当時の売れ残った木版画を私がカナダから世界に向けて売っているということ自体、父が気に入ってくれて、最近の電話でも「どう?出品作業ははかどっている?」と気遣ってくれます。

写真をEtsyの商品登録画面でアップロードして、商品情報を入力するのも結構日数がかかりましたが、慣れてしまえばテンプレートを作り、応用させて短期間で効率的な作業となっていくのでした。

 

カナダやアメリカからの注文もあるのですが、ヨーロッパから、特になぜかフランスからの注文が多いです。

(※ドイツは梱包法に基づくLUCID登録をしないと商売ができないためドイツとは取引がありません)

スペインとは相性が悪いのかもしれません。

筒状の荷物は追跡番号付きにできなかったため、普通に船便で送ったのですが、上の写真のように船便で発送後3か月後に戻ってくるなんてことがありガッカリ。スペインに送った2件ともお客様に不在通知がなく送り返されたため、そもそも届けなかったのではないかと疑いたくなります。

昨年の年末にはイギリスから「まだ届いていないんだけど?」とお怒りのメッセージがありました。

カナダポスト(郵便局)に追跡調査をお願いしても2週間たっても届きません。

その都度、状況や謝罪を伝えるのですが、ある時そのお客様から

「ああ、これは我が国の問題だわ」だって……。

イギリスの郵便局が大規模なストライキをしていることがわかったのです。

紛失ではなくてよかったですが、送り主を責め過ぎるのもどうかと思います(でも「我が国の問題」って言い方は好きw)

このようにいままで発送(Shipping)の問題でお客様とトラブルになることが多かったのです。

それと、カナダポストの配送料が高すぎるのも問題。

お客様がサイトで商品をカートにいれたあと、発送費のほうが商品の値段より高くなることに納得いかなくて購買をやめてしまうことが多いということがEtsyの顧客分析データからわかります。

そこで、これら発送による問題を何とかするために対策を考えました。

ようやくこの方法に落ち着いてだいぶ楽になりましたよ。

その方法とは簡単なことですが、

【すべての商品、送料無料】にしてしまうのです。

送料を無料にすることでお得感が出ますし、複数商品を購入して同梱をお願いすることで送料が変化することがストレスだったお客様にも好評です。

送料を無料にした分、商品の価格を高くしなければなりませんが、そもそも原材料費やコストなどが計算しづらい骨董価値のある商品で値上げしやすいため、この方法が功を奏しています。(はじめてEtsyをやる人はあらかじめ商品に送料を組み込んだ定価にするとスタートしやすいですよ)

ここまでゼロから売り方の仕組みを整え、管理運営を軌道に乗せるのに3年かかりました。

カナダからものを売ることに対してもだいぶ自信がつきました。

有料の広告を出すことも大切だと学びました。

売れると楽しいし……。

 

やれることはすべてやる。

確かに「売れるかな~」「商品管理する場所あるかな~」「売れたら梱包材をどうしよう。発送面倒くさいな~」など始めるにあたって障害は多く存在します。

しかし、100%売れる確証なんていつまで経っても得られないし、売れたらとりあえず次を考えるという展開型の動きで対応していけば私の経験上何とかなりました。

だいたい7割のイケる感があればやってみるとうまくいきやすいし、踏み出さなかった時のほうが後悔します。

海外移住も完璧を求めてしまうと踏み出せません。

数年先を見据えて、支出を極限まで抑え、収入のパイプを増やしたり太くしていったりすることでサバイバルしていくのです。(←私の場合。就きたい職があるわけでもないし、専門知識や特殊技術がないからね)

「私にできるかな~」ではなく、「私はやらなきゃならないと状態にならないとやらない=私はやればできる」という状況にしていき、数年スパンで自分の理想イメージを現地に住みながらにして追い求めれば、たとえ70%くらいの意気込みでも、60%くらいの英語力でもなんとか海外移住できる・続けられるということを、これからも私が身をもって証明していきたいと思います。

6月までに仕上げたかったことができて本当にスッキリしました。種植えを終えたような気分です。

これらの種が発芽して、実をつけてくれるまでじっくり見守りたいと思います。

それでは、また。

(Visited 287 times, 1 visits today)
 
今回の記事が気に入りましたら、以下の『海外永住』ボタンを押してください。ランキング向上にご協力ありがとうございます。  
にほんブログ村 海外生活ブログ 海外永住へ
にほんブログ村
  • X

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください