最近風邪っぴきが多いカナダの職場でのクスッとする話3選(注:下品有)
最近、私を含めて風邪をひいている人が勤務先のカナダグースのライン工場内で増えてきました。
今回は風邪っぴきの多い職場でのどうでもよい話3選を書いてみようと思います。(結構この職場話シリーズは人気があるようで、前回も好評でした)
おかめ・ひょっとこおばさんの話
緊張したり、集中したりすると癖が出る人って少なくありません。
代表的なものとして『爪をかんでしまう』なんていうのがありますが、ミシンを使う仕事のため、爪を噛んでいる人は見たことがありませんが、集中すると舌を出して自分の鼻の下を舐める人は見かけたことがあります。
そのほかにも、縫いながら首が斜めに傾いちゃう人や、ため息のような大きな鼻息をしてしまう人、げっぷやおならなんてこともあるようです。(基本的に下品な人が多いかなw)
うちのラインに【おかめ納豆のおかめの顔にそっくり】なベテランのフィリピン人女性がいます。
普段はおおらかでのんびりしているのですが、ミシンを操作しだすと途端に人格が変わるかの如くものすごく速く縫い始めるのです。
しかも、その人の癖は口に表れて、集中すると口をつぼませて斜め上に尖らせるようにするから、
「あ!ヒョットコがおる!!」
と、おかめからひょっとこに変わる伝統芸?に毎回感心します。
その人は上手く縫えているときは唇を左斜めにとがらせて、ミスを直しているときは右斜めにする癖があるのだとか。(ちなみに鼻毛が出ているときはヤル気がない時なのだそう……w)
たとえ風邪でマスクをしていても、尖った唇がマスクを下から膨らませるため、どちらに集中してるのかがわかり、次の工程のライン作業員にとって「現状がわかりやすい」と、ありがたい情報になっているのだそうですよw。
Meファイブの話
そのおかめひょっとこおばさんが、よっぽどヤル気がなかったのか、風邪でつらかったのかわかりませんが、
ランチタイムになる直前に「明日、休もうかな?」と冗談交じりの声のトーンで皆を軽く笑わせました。
「え? あんたが休むならあたいも休むわよ」
すぐ前に座っている仲の良い同僚が応えると、そのすぐ前に座っているベテラン女性も、
「Me too!(ミートゥー=わたしも!)」と言い始め、
その前に座っていたタイ人女性が待ってましたとばかりに、
「Me Three!(Me 3)」とニコリとすると、
「Me four!(Me 4)」とアフリカ系女性がノリノリで参戦し、その流れで
「Me five!(Me 5)」と私まで、この瞬発力のある同調圧力に屈してしまいました(楽しかったけどねw)
みんなで大笑いして、
「Me fiveまで瞬間的にいったのはギネス記録並みじゃない?」とか誰かが言い出すし、
「仕事を流すより、今後はMeを流していくラインにするようMeティングで話し合おうよ」
「なんか、このラインの100%の目標を達成するより嬉しかったよね」なんて子どもっぽく言い始めて、みんなで仲良くランチルームに行ったのがちょっと前の出来事。
しかし、今では風邪がMe 5のごとく伝染してしまっているから笑い事ではなくなってしまっています。休む人がいると仕事のしわ寄せがきますからね。仲がよくベテランの多いラインは自然にサポートしあえるから大丈夫ですが……。
のどが痛いときには何を摂る?
最近、声を風邪で嗄らせてしまったフィリピン人おばさん(以下、アテ)が喉が痛いと言っていました。
いつもは下品な話で同僚を笑わせている元気なアテなのですが、しゃべられないとなると大人しすぎて余計心配になってしまいます。
「のどが痛いときは、切った玉ねぎを枕元に置いておいたほうがよい」とか「手拭いで長ネギを巻いて首に巻き付けて寝るとよい」などの民間療法がありますが、そのアテは同僚から以下のようにアドバイスをもらったそうです。
「喉が痛いときは【アイスクリームを食べるといい】、なぜなら喉の炎症を冷たさで和らげ、喉のかれをドロッとしたアイスクリームでコーティングできるから」とのこと。
次の日、まだ元気がないアテを、
「アイスクリームを食べて良くなった?」と皆で心配していました。
「チョコアイスをハーフパイント食べて、喉は良くなったと思うけど、困ったことが起きた」
ここからなぜか急に元気が出てくるアテ。
「アイスクリームの食べ過ぎで、今度はお腹を壊しちゃった。さっきの休憩時も食べたチョコレートアイスがそのまま出てきたような便が出たわ」とお得意のお下品話で皆を笑わせて大満足な顔をしていますw。
「わたしってほら(お腹も)ハイセンシティブ・パーソンでしょ」(ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)=超繊細な人のことか!HSPの人たちに謝れ!)
ってなことをこの下品なアテがいうと、どうしてだか私にはこのように変換されたのでした。
「わたしってほら、排泄物パーソンでしょ」
どうやら私までお下品さに染まってしまってきているようです。(今ではお下品チームの神Me5には入っていると思うw)
「もし、そのチョコレートをパンツに漏らしても、私たちがこの端切れで新たにパンツをミシンで縫ってあげるから心配しないで!」
「なんなら、漏れないようにカナダグースのロゴを肛門に縫ってふさいであげるから」
と応えるみんなも優しいのか、ただ下品な話が好きなのかわからない対応をするので、うちのラインはたいてい笑い声が多いです。(隣のラインはなぜか口喧嘩が多いから、ライン次第で雰囲気が全然違うのがわかる)
他にも面白話があるのですが、あまりに下品といいますか下ネタすぎて書けませんでしたw。
いずれまた面白くてこのブログで書けそうな日が来ましたら書いてみようと思っています。
いつも読んでくださってありがとうございます。
それでは、また。