ワーホリの人たちにもマニトバ州からカナダ永住権への道が難しくなっている。対話篇

ボルさんっていうマニトバ州ウィニペグについてのブログ記事を書いている人知っている?

ああ、あの人ね。ブログ記事見てみたけど、うちらワーホリ組には関係ないような記事が多いよね。

でも、やっぱりマニトバ州の職について知りたいし、マニトバ州経由の永住権について興味があったから先日質問してみた。

え、あんたも?

なんだ、ちゃっかり質問していたんだ?どんな返信が返ってきた?

「永住権取得の質問は資格がないと違法行為になってしまうため、カナダ政府公認の移民コンサルタントさんにお問い合わせください」って……。

同じだね。その前段階で聞きたいことがあるのに、このボルさんって人はわかっていないんだと思う。

そう、がっつりと相談したいんじゃなくて、マニトバのPNPを通じて永住権取得にこんな自分でも挑戦できるかの可能性がまず知りたいんだよね。

そうそう、例えるなら「結婚したいなら結婚相談所に相談してください」とは言われたくないってことなんだよ。結婚とはどういうものか経験者から聞きたいとか、自分に何が必要か、相手はどんな条件を期待しているのかなどをまず知りたいっていう段階なんだけど、それが永住権をすでに持ってしまっている人には伝わりづらいんだと思う。

まぁ、自分のスペックや前提条件を説明して「こんな自分でも結婚できますか?」と聞くのは確かに応えづらいかとは思うけど、何かしらの情報や背中を押してもらえるようなアドバイスが欲しくなっちゃうから返信には期待しちゃうよね。

背中を押してもらえるようなアドバイスだけじゃなくて「可能性はないよ」とハッキリと、早い段階で言ってくれることを望んでしまうこともあるよね。

そう、すごくわかる。すぐ次の可能性に移りたいもんね。

何ていうのかな。うちらが欲しいのって「イケる感」というか、可能性を感じさせるような情報、もしくはダメだとすぐ割り切ることのできる前提条件の箇条書きみたいのだったりするんだよね。

箇条書きっていうのは例えばこんな感じ?

・2023年10月以降、マニトバ州は『すでに親族がマニトバ州に住んでいる申請者を優先して招待する(=次のステップに進ませる)』ようになっている。(ソースはこちら。英文)

・マニトバ州でどの職業でも6か月働ければMPNPに申請できるかと思っていたけど違った。6か月で申請できる職は少なく、そのほとんどが専門職。

(上記ふたつの前提や条件を知らずに、ワーキングホリデービザのの有効期間1年を超えてしまうとあとでわかり諦める人が多数いる)

これらの情報や前提を知っていたら、マニトバ州への道に興味を持たず、すぐに次のプランを探すことができるからね……。

でも、これらの情報って変わりやすいから誰も書かないのかもしれないね。ボルさんだって別に最新の情報を追っているわけではないだろうし、ボルさんに限らず、人の人生を左右してしまうような情報を無料で無責任に書き残すっていうのはできないことだよ。

確かに、突然変わることがあるから専門家に聞いたほうが早い・良いというのはわかる。

実際調べてみたら、アルバータ州でTourism & Hospitality Streamの申請要件の変更があったり、サスカチュアン州のPNPでは突然、一部の職種が一時受付停止になったプログラム(Hard-to-Fill Skills Pilot)が最近あったんだってさ。

 

でも、もっと何ていうかワーホリを目指す人たちが気軽に相談できて、そっと寄り添ってくれるような日本人の運営するサービスが増えればいいのにね。

昔はあったらしいけど、利益にならないばかりではなく、ボランティアとしてもやっていけない『責任問題』や『ワーホリを目指す人達の自分勝手な言動』などがあって成り立たなかったらしいよ。

じゃあ、やっぱりビザJPカナダさんQL Seekerカナダさん、そしてカナダ留学コンパスさんといった有名どころのXをフォローしたり、実際に相談してみるのがいいのかな?

担当者によってはマニトバ州について詳しくない(マニトバ州を勧めない)かもしれないけど、最新の情報を得られたり、自分がワーホリする時期について決めやすくなったりするかもね。でも例えば「ワーホリ期間残り10か月で他の州に移動したほうが良いのでは?と考え始めっちゃった場合どうしたらよいのだろう」という状態に陥ったら本当に悩むし、メンタルが弱くなって相談できなくなるんだよね……。

ああ、残り9か月だからよくわかるよ。

え!同じ状況だったの? しかも残り9か月? で、どうするつもり?

PNP(州のノミニープログラム)が現在あてにならないから、今話題のRNIP(Rural and Northern Immigration Pilot)という『ルーラル地域パイロットプログラム』にかけてみようかと思っている。

どれどれ、RNIPを日本語で検索してみるとビザJPカナダさんのホームページが出てくるからあとで詳しく調べてみよっと……。

 

もしそれでもダメだったらと考えるともうROワーキングホリデービザ(通称セカンドワーホリ)を使うしかないかも。

ああ、知っている。あのワーホリ経験者だったら35歳まで申請OKだけど、枠が恐ろしく少ない(競争倍率が高い)と言われているやつね。このセカンドワーホリもルールが毎年変わるから気を付けないとね。

応募枠の関係上、エージェントさんに頼んだほうが確実性が高いけど、費用が高くなるからな~。(5000ドル以上とか)

学生ビザで渡加したのちに、ワーホリビザの許可通知書をうまく使って1年間働くという方法もあると聞いたけど、学費や生活費を考えたら、誰にでもできる方法ではないと思ったよ。

そう、お金や英語力、情報や仲間、そして例えば法律が変わっていくなどの運が関係してくる【永住権を見据えたワーホリ】って本当にサバイバルだよね。

昔は永住権がとりやすかったマニトバ州も今じゃ、家族や親せきがマニトバにいる人が優遇されている状況だからワーホリ組には厳しい(ほぼ無理な)状況になっていることが最近わかってよかったよ。

こっちは、マニトバで就職できればどこでも6か月後にはMPNPを申請できると勘違いしていたことをボルさんに指摘してもらえて、早めに割り切ることができてよかったと思っている。

またルールが変わるだろうし、ルールが緩くなることだってあるかもしれないから、これからワーホリビザを取る人にはあまり悲観的にならないで欲しいね。

うちらもこれからお互い頑張らないとね!それじゃ、また。

うん、それでは、また。

終わり

いかがでしたでしょうか?

ここ数か月で相談を受けた何件かのケースを対話形式で再現してみました。この記事を読んでくださったワーホリでマニトバ州に興味がある方に何かが伝わって、お役に立つことができれば幸いです。この記事は2024年3月24日に書かれましたので、それ以降、何かしらの変更があることかと思います。あまりこの記事を鵜呑みにしないようご注意ください。

P.S.もし、これを読んで加筆や訂正があるとか、感想や意見がある方がいましたらご連絡ください。この記事にも反映させていきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

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