旬の食材、モレルとフィドルヘッドを採りに行きました。
2024年5月20日(月)はヴィクトリアデーの祝日で三連休を家族で楽しんでいます。
5月19日(日)に、久しぶりに車で2時間以上走って、とあるハイキングトレイルに行ってきました。
以前、ここでコゴミ(fiddle Head)という野草を見かけたので、この時期だったら食べられるだろうと楽しみにしていたのでした。(以前のこごみの記事はこちら)
前日に雨が結構降ったため、ぬかるみが多かったですが、雨が降ったからかたくさん生えていましたよ。
バケツを持って行って、茎の半分上くらいをもいで収穫していきます。以前、とりすぎて冷凍したら、あまりおいしくなくなってしまったため、バケツに今日明日で食べられる程度のみ入れることにしました。(5分で収穫終了w)
こごみを採り終わってトレイルを歩いていたら、こんなキノコに出会って興奮しました(嬉!)
このキノコが食用で、さらに高級食材だと知っていますか?
「アミガサタケ(英:Morel)」という名前なのですが、春のこの時期が旬でトレイルを歩いているとたまに見かけます。
今回の目的を急遽、アミガサタケ狩りにしようと家族で2時間半のトレイルでキノコ狩りをしながら楽しみました。
(空気もおいしいし、景色もよく、美味しいものが収穫できるマニトバ州って最高です!)
タンポポもこの時期に多く花をつけているため、娘はタンポポの花を摘んでは編んでいき、フラワークラウンを作っていましたよ。
私の禿げ頭にも花冠を乗せてくれました。
こんなことを楽しみながら歩くのがまた気持ち良い(↑この写真を見ている人は今、気持ち悪く感じているだろうけどw)
しばらく歩くとポツンとトレイルの横にアミガサタケが生えていて、見つけると思わず嬉しくて声を上げてしまいます。
一か所に群生しているわけではなく、結構見つけるのが難しいものです。
特に、松ぼっくりがあるところなど、見間違えてしまいそうになります。
(なんだ~また松ぼっくりだったよ。と子ども達はガッカリ)
「これくらいの小さなパッケージにいっぱいモレル(アミガサタケ)が入っていて40ドルもしたんだって」と妻が以前言っていて、採るのが難しく、美味しいから高級なんだということが伝わってきました。
そんな希少なキノコも、私たち4人家族で協力して2時間半探すとこんな感じ↓
小さすぎるキノコは採取しなかったため、全部で15個くらいだったでしょうか、結構採れたほうだと思います。
マニトバ州のとあるフェイスブックコミュニティーの中でもこのモレルやこごみをたくさん採ったことを自慢する投稿を見かけるのですが、みんながみんな、
「場所は教えちゃダメ。採りつくされちゃうから」
と、教えない、場所を聞かないことが暗黙の了解となっています。
私もどこに行ってどこで採ったかは教えることはできませんが、このような楽しみがマニトバ州にはあるということをお伝え出来ればと投稿してみました。
キノコ狩りやフィドルヘッド採集をするにあたって気を付けてもらいたいのは、マダニがいる場所があるということ。
(以下、マダニの写真がありますので閲覧注意)
脚が黒いとライム病を伝染するやばいマダニなのですが、今回のはいつものマダニ。(以前の記事はこちら)
虫よけスプレーをしていても引っ付いてきますし、どれほど注意深く服についているか見たとしても家に持って帰ってしまうのが厄介です。
家に帰って息子がシャワーを浴びようとしたら、すでに足から血を吸っているのを見つけました。
まだ痛くも痒くもないため息子は怖がることもなく、私がとってくれるまでおとなしくしてくれました。
まずは、虫よけスプレーをかけて「自ら逃げ出させる方法」を試したのですが今回はうまくいかず、マダニ用応急処置セット内に入っている釘抜き(バール)のような道具であっさりと抜くことができました。
「蚊にしても、ダニにしても、ヒルにしても『血を吸う生物』は地球上からいなくなってしまえばいいのに」と、食物連鎖のことを考えずに自分勝手な意見を持ってしまいます。せめて血は吸ってもいいから痒くしないでほしいし、他の生物に病気をうつさないで欲しいものですw。
そんな危険と隣合わせで採ってきた野草ときのこ。
家に帰ってすぐに水洗いして、熱湯に数十秒くらい入れて殺菌します。(アミガサタケは半分に切りました)
アミガサタケには『ヒドラジン』という毒が微量に含まれていて(死ぬわけではありませんが)生食はしないほうがよいでしょう。
フィドルヘッド(こごみ)のほうは、灰汁がでないので茹でなくてもOK。(熱湯で殺菌しましたが)
今回は、バター炒めにしてみましたよ。
どうやらこっちの人は、モレル(アミガサタケ)をバター炒めのほかに、クリームシチューに入れたり、パスタの具にすることが多いらしいです。
いったいどのような味なのか気になりませんか?
食感は少しコリコリしているため、一瞬キクラゲを思い起こさせるのですが、味的には舞茸に近いかな。
舞茸ほどは風味が豊かではないのですが、普通にキノコとして美味しいレベルって感じ。(←モレルのファンの方すみません)
でも、無料で手に入れられてこの美味しさと調理のしやすさだったらお得だと思います。
フィドルヘッドのほうは安定の美味しさ。以前にも書きましたが臭みがなくアスパラガスの味に似ています。
※アスパラで思い出したのですが、マニトバ州では『ワイルドアスパラガス』がどこかで採れるらしく、いずれ野生のアスパラガスを採取できる場所を発見できればと期待しています。
さて、今回はマニトバ州で楽しめる、旬の食材を採りに行く家族旅行を記事にして紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
ご意見や感想がございましたら、お気軽にご連絡くださいね。
それでは、また。
山菜採り楽しそうですねー!
ギブアウェイなどいつもカナダ・マニトバを味わい尽くして羨ましい限りです^ ^
テンポラリーレイオフのブログ見ました。大変でしたね。でも前向きに過ごしててさすがボルさん、尊敬です‼︎
お久しぶりです。旦那さん!コメントありがとうございます。
今も粛々と就活していますよ。ウィニペグは人口が増えて80万人を超えて90万人に迫ろうとしています。
人口が増えている割には職が少なくて困っています。
でも、人口が増えればギブアウェイでリサイクルする人も増えるだろうし、職を紹介してくれる人も増えるかも(←ポジティブか!)
山菜どり、この時期だけなんですよね。ワイルドアスパラガスを探して今週末も狩りに出かけたいと思っています。