マニトバ州では5月中旬から『こごみ狩り』の時期になります。

5/25水曜日から翌日にかけて最低気温が氷点下になる時間があって、マニトバ州が存在感を顕示してきたかのようでした。

つい最近には「北米で最も感染率が高い地域(Hot Spot)」としてマニトバ州がニューヨークタイムズに記事としてとりあげられたそうで「どうした?マニトバ?ちょっと目立とうとしていないか?」と不安になってしまいましたよ(笑)

ちょっと古い話になりますが、マニトバ州では2021年3月15日より、日本の運転免許証からマニトバ州の運転免許証へ、筆記試験や実技テストがなくても切り替えができるようになるという良い変化がありました。マニトバ移住へのハードルが下がって、このようなことでマニトバが目立ってくれると嬉しいです。

マニトバ州の良いところ。

今回は家計を助けてくれる?良いところを一つご紹介します。

5月のビクトリアデー(今年は5/24(月))あたりから6月初旬まで、無料で食材を得られるという良いところ。

そう、山菜の『こごみ(Fiddlehead)』の時期なのです。

昨年の記事でもご紹介しましたが、結構美味しく、味はアスパラガスに少し似ています。

ピクニック日和の先々週の土曜日に、家族でこごみ狩りをしてきましたよ。


(無心で採り続ける息子。蚊や虫がまだいないので過ごしやすい)

車を停めてから森に向かって歩いて行き10分くらいで狩場に着きます。(この場所は同僚に教えてもらって初めて来た場所です)

歩いていく途中で、こごみを大量に袋に入れて持って帰るインド人家族や中国人グループなどとすれ違います。

「あんなにとったら他の人の分がなくなっちゃうんじゃないかな?」などと心配をしながら現地についてみると、あまりのこごみの多さにビックリしました。「これはなくなるわけがない」と……。

あるフィリピン人のご夫婦は毎年来ているみたいで、自慢そうに大きなバッグを見せてくれて「この奥にまだたくさん生えているよ」と教えてくれました。(奥までいかなくても充分生えているからいかなかったけど)

ちなみに先週、この場所を教えてくれた同僚がこごみ狩りをしてきたそうですが、一面こごみだらけでたくさん採ってきたとのこと。

多くの人が毎週来ているのに減らないというその生命力がすごいですよね。

我が家は3袋採ってきました。この量を集めるのに大体1時間半くらいでしょうか。

子ども達はまだ採りたいと言っていましたが、雨が降りそうだったし、そもそもこれだけの量をどのように消費するのかを考えなければなりませんから、この辺にして切り上げることにしたのでした。

家に帰ってからまず、これらをすべて洗います。

普通にキッチンで洗っていたら終わらなそうなので、きれいにしておいた浴槽を使って洗いましたよ。

 

こごみ料理の中で一番美味しいと思うのはこごみをベーコンと一緒にオーブンに入れてバターで炒めるというもの。(フライパンで炒めても可)

アスパラベーコンの味になります。

※ 洗ってからこれらの料理を作り終わるまで1時間半かかりましたから、採りすぎには本当に注意しなければなりません。

 

特にアク抜きなどしないでそのまま調理できますが、さっと茹でたほうが苦み・えぐみがあとで出にくくなるかもしれません。それと芽の根元のほうがえぐい気がしたので、採集する時はあまり長めにカットしないで、先端の丸くなっている部分から少し伸びた程度でカットして持って帰るのがいいのかな~(もったいないけどね)と今回感じました。

火を通さずにキムチにもしてみたのですが、エグミが出てしまって子ども達には不評でした。

火を通したら通したで、足が早くなり(イタミやすくなり)ます。

そのため、お醤油とお酢で漬物にしたり、マヨネーズであえたりしてなるべく早く消費できるように工夫しました。

ジップロックに入れて冷凍庫に入れたらもう冷凍庫がいっぱいになってしまい、3袋でさえこんなに保存や消費が大変なのにあのフィリピン人夫婦はどうしたのだろう?(おすそ分けか?)などと考えこんじゃいました。

こごみを細かく刻んで、ひき肉と混ぜ、

餃子の具のかさましにも使えますし、ピザに載せて焼いたり、おこごみ焼き、いや、お好み焼きに入れたりもしました。

それでも、いまだに冷凍庫にジップロックで2袋眠っているのでうんざりしてきて、しまいには子ども達は味に飽きてきて嫌いになってしまったという始末。

でも、家計的にはだいぶ助かりましたよ。

また来年、こごみ狩りに行きたいかといったら微妙ですが……。

 

今回行った場所ばかりではなく、近くを散歩してみると意外とこごみが見つかるのですよね。

ガレージの隅に自生していたり、

雑草と一緒に歩道近くに生えていたりします。(おそらく散歩中の犬にマーキングされているだろうからしょっぱくなっているかも。うへ!)

これらの「野良こごみ」はさすがに採って食べませんが、観賞用に庭に植えている人も少なくありません。(中には食べられるものだと知らない人も)

いずれにしてもこのような植物が身近にあるということがありがたいことです。

今、裏庭の畑に放っておいても生えてくるような食材(ネギやニラ、パクチー、えごま、レタス、イモ類など)の種をまいていて、これらがまた食費の節約(&健康維持)になってくれればと期待しています。

このように考えると、日本で都会に住んでいて田舎に憧れる人がいたら、別に日本国内に移住することなく、5月から食材を採集でき、育てられ、食費が安く済むカナダのマニトバ州へ移住というのも良いかと思うのですが……。

移住や下見、遊びに行きたいなどでお手伝いできることがあればご連絡くださいね。

それでは、また。

 

 

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