夏の過ごし方、どうしようかな。今夏のマニトバ州は蚊が多すぎる。
「マニトバ州の州鳥が今年は多すぎじゃない?」
と、ご近所さんから話しかけられて、
あれ?マニトバ州の公式州鳥(the official provincial bird)ってGreat grey owl(ふくろう)じゃなかったっけ?
と思い(ようやくそのフクロウがみられるのか?)と詳しく話を聞いたところ、
「市が殺虫剤を撒いても効果がない」と話しているから『蚊』のことを言っているのだとわかりました。
マニトバ州に住んでいる人なら頷いてくれているかと思いますが、今年は蚊が多すぎますよね?
うちから車で30分ほどで行けるバーズヒル州立公園でのトレイルでは、あまりの蚊の多さに歩くことを諦めたほどです。
いくら虫よけスプレーをしていたとしても、Tシャツの上から血を吸ってくるし靴下とズボンの間をピンポイントで狙ってくるしで鬱陶しいことこの上なし。
でも、どうしてもBBQをしたかったんですよ。
だって、ヤングスというアジアンスーパーで冷凍のサンマが売っていたから塩焼きにして食べたかった。(息子が煮物が苦手なので焼き魚に)
数年ぶりに食べたサンマは美味しすぎて恍惚となり、日本にトリップしたようなキマリ方をしましたよ。
だし巻き卵はあらかじめ家で作って、白米も炊いてあったのを持っていきました。和食を野外で食べる贅沢を子ども達は喜んでくれました。
すぐそばまでプレイリードッグがきてくれるのも可愛い。(でも、蚊は来ないで欲しい)
BBQのデザートはスモアというスイーツ。
マシュマロを焦げないように火にあぶって、
ヌテラなどチョコレートペーストをぬったビスケット生地に挟んで食べるサンドイッチのようなもの。
これを子ども達が大好きでいつも楽しむのですが、今回はビスケット生地だけではなくクロワッサンも使って作ってみたところ、売り出してもいいんじゃない?と思うほど美味しかったですよ。
(クロワッサンを火であぶるとサクサクになってさらにおいしい)
キャンプの予行練習みたいな感じで野外BBQをしましたが、大成功でした。
昨日はセント・マロという州立公園に行ってきました。
ランチは家で作っていったおにぎりやおにぎらず。外で食べるというだけでどうしてこんなに美味しく感じるんだろう。
子ども達はすぐに湖に泳ぎに行き、約3時間も遊びっぱなし。日焼け止めも落ちてしまい、結構日焼けしてしまいました。
湖から出て、着替えさせてトレッキングコースを歩こうとしたのですが、ここでも蚊が多すぎて諦めました。いつの間にか手足がボコボコになるほど刺されていましたからね。(虫よけスプレーを再度つけるの忘れてた)
妻だけなぜかマダニに狙われていましたし(セントマロでは初めて遭遇)
川岸には、ヒル(Leech)もいましたよ。
(マニトバ州の水辺で見かけるヒルはこんな感じ↑写真の中央)
遊泳可能場所ではヒルをみることが少ないですが、擬態っぽくして潜んでいることがありますので注意が必要です。
普通にウィニペグで過ごしていればマダニやヒルに出会うことはほとんどないのですが、蚊には5月から9月くらいまで悩まされます。
もし、マニトバ州に移住する際は日本から虫刺され対策としてキンカンやウナコーワなどを持ってきたほうがよいでしょう。(我が家ではポケムヒが役立っています)
先日はオーク・ハンモックマーシュに久しぶりに行って野鳥を見たり湿地の生物を見て楽しんだりしましたよ。
2024年6月現在、この施設はリニューアル中でして、今年はあまり行っても意味ないかもしれません。無料で回れるトレッキングだけを今回楽しんできました。
ここの野鳥の多さとカエルの多さには行くたびに驚かされます。
特にグースが多くて、グースの家族が道を歩いていて、車が通れなくなることも。
夕方になると、四方八方からグースの群れが飛び交って「どこに行くのだろう」「どのような習性で群れが夕方に飛び交うのだろう」と不思議になるものです。
このオークハンモックからさらに北西にいくと「Norris Lake Provincial Park」という州立公園があります。
入口に入るのがわかりづらい場所で、しかもあまりワクワクする場所ではありませんでした。
なぜなら、私たちは釣りをしないため、釣り好きが集まるこの場所は蚊にさされるだけで早々に退散しました。
毎年、どこかしら州立公園を探索していますが、当たり外れが激しく、そのうち子ども達から「長いドライブは車酔いするから行く場所を限っていくことにするよ」と言われるようになり、最近では妻と二人で州立公園巡りをしています。
ただ州立公園にいくだけではない新しい楽しみ方を開拓しようと、マグネットフィッシングという磁石で金属を釣り上げるというものを試してみました。
アマゾンで約50ドルくらいで上の写真のようなセットが売っていたため、購入し使用してみることにしました。
橋の上からポチャンと落としては何かくっつくかなと期待するのですが、水草やヘドロがくっつくくらいで何も獲れません。とほほ。
違う日にも挑戦してみましたが、金属ではなくなぜかトンボの幼虫、ヤゴの抜け殻がからまって釣れたくらいで今回も釣果なし。
あげくの果てには、見知らぬ人から「ライセンスなしに釣りをしちゃだめだよ」と言われる始末。(←いえいえ、魚を釣っていないし、磁石で鉄を集めて川をきれいにしているんだから怒られるようなものではないはず)
ちなみにマニトバ州で釣りをするには『マニトバ在住の大人は25ドル10セント』を支払って年間パスを買わなければなりません。
ライセンスなしで釣りをすると$298(円安の現在約34,700円)の罰金を請求されてしまいます。
どの州でもたいていハンティングやフィッシングにはライセンスが必要だと思いますので勝手にやらないよう注意しましょう。
マグネットフィッシングはライセンスが必要ないと思いますが、もうあまりにも成果がでないためアマゾンで返却することにしました。そもそも今回買ったマグネットの磁力が弱すぎるような気がするんですよ。
かといって、磁力が大きいと価格が高いし、重いし、変なところにくっつくと取れなくなって紛失のリスクもあるしで、マグネットフィッシングはあまりお勧めできる趣味ではないと思っています。
何か今夏、新しい趣味になりそうなことやイベントはないかな~。
そこで考えてみたのですが、マニトバ州が殺虫剤を使わずに蚊を退治する方法を公募したり、例えば蚊を100グラム分倒したら賞金が出る「モスキート・ハンティング」なるイベントを開催したりすれば、夏のハンティングの楽しみを増やせるし、蚊からの被害を減らすことができるという一石二鳥になるのにな~と思うのですが、どうでしょう?
冗談はさておき、今夏の過ごし方を考えてしまいます。
キャンプに行っても蚊の集団に襲われるだろうからな~。
もし、何かおすすめな夏の過ごし方がありましたら教えてくださいね。
それでは、また。