どうしたのカナダ?留学生に厳しすぎない?

カナダ・マニトバ州のウィニペグに日本から移住してきて約7年半が経ちますが、こんなに暖かで雪の少ない冬は初めてです。

最近マニトバ州に移住してきた人、来る人にとっては過ごしやすい冬になっていることでしょう。

冬が極寒だからとか、治安に不安があるという理由でマニトバ州への移住は避けられてきているようですが、大都市の異常な家賃や、その州での永住権の道への厳しさにより、他州からマニトバ州に移りたいという声を最近よく見聞きします。(このブログを通じて相談を受けることも少なくありません)

他州からの移動ならすでにカナダに住めるビザを持っている場合が多いため、日本からの移住よりはハードルが低いように感じます。

日本から移住するにはビザの問題や住居の問題、生活費の問題などで、移住後の人生計画をどのように立てたらよいかという見通しに不安を感じるものです。

例えば私の家族の約7年半前の話をしますと、

「よし、私が学生ビザでカレッジで学んでいる間に、妻に働いていただこう」

という計画を前提としていました。

その当時、すぐに本科生ではなく、まだ語学学校に通わなければいけない英語レベルだったため学費がかさみ、就労ができませんでした。(本科に入ると当時は週に20時間働けた)そもそも、学業が忙しすぎて働くことなんてできない状態でしたけどね。

そこで配偶者に働いてもらわなければということになるのですが「配偶者がオープンワークパーミットという就労ビザを空港の移民局で発給されるかどうかは担当者次第」と言われていた状態でして、前提がここで狂う可能性があったのでした。

幸い我が家は妻に就労ビザが発給されましたが、他の日本から来たばかりの家族の配偶者にはオープンワークパーミットが発給されなかったなんてことがあったのは衝撃でした。

多くの移住者がカナダですぐに働くことができないため、高い学費を払う前提で学生ビザを取得することで『カナダで長期間生活してもよいというステイタス』をなんとか取得・維持できるようになります。

もし配偶者が就労ビザを発給してもらえ就職することですぐに収入が得られれば、移住生活の基盤を整えやすくなるわけですから、どうしても配偶者の就労ビザは期待されるわけなのです。

ワーホリビザが使える年齢ではなくなった人たちがカナダに移住するための一つの方法として、この学生ビザ+配偶者with オープンワークパーミット(就労ビザ)取得という移住方法がいわば永住権取得への王道だったのでした。(←だったと過去形になるというのが以下ニュース)

 

2024年1月22日にカナダ政府から今までの前提を覆すかのようなルール改悪の発表がニュースとして飛び込んできました。

マークミラー移民局大臣は、留学生の数に上限を設けることを発表し、さらにポストグラジュエイションワークパーミット(通称ポスグラ=卒業後に暫定的に働ける就労ビザ)の資格基準の変更、そして最悪なことに配偶者がもらえるはずのオープンワークパーミットへのルールも厳しくしたのでした。

※詳しくはカナダ政府のHPのこちら(英文)へ

 

この話は、ワーホリの人やすでに留学生でカナダにいる人、そしてすでに就労ビザを持っている人には何にも関係がありません。

日本でこれから学生ビザを取得して配偶者に就労ビザを取得してもらうことを期待している以前の私の家族のような場合は前提が大きく変わってくるかと思い、今回ブログでとりあげてみました。

私は留学エージェントでも公認移民コンサルタントでもありませんから当事者の皆さんは専門家にぜひすぐにでも聞いていただきたいと思いますが、私が記事を読んだところによりますと、

1,一部の私立の大学やカレッジを卒業することでもらえていたポスグラがもらえなくなる。(2024年9月から)

2,夫婦のどちらかがカレッジの学生ビザの場合、以前はもらえる可能性が高かった配偶者へのオープンワークパーミットがもらえなくなる。

ということで、私たち家族が2016年に移住してきた方法は少なくとも2年(2024年と2025年)はもう無理になるという内容なのです。

厳しくなる一方で、修士や博士課程、もしくは特別な専門的なカリキュラムを学ぶ予定の留学生には『3年のポスグラが出るようになる』し、『配偶者へのオープンワークパーミット(就労ビザ)は発給される』ようですから、特殊技術や専門知識がある人にとってはより有利になることでしょう。(注:修士や博士課程などでもカリキュラムによっては対象にならない場合もあるかと思いますので、あらかじめ問い合わせましょう)

 

 

このように、登っていたはしごをいきなり外してくるようなことがあるのですよね。

私たち家族も今までいろいろと移住や留学の前提が急に変わったことで混乱させられたことや損をしたことがあったものです。

本文にもありますが、やはりカナダの住居不足や医療・その他サービスが受けられづらくなっていることがよほど影響しているのでしょう……。

今後、永住権への道が緩くなることはあまり想像できませんから、もっと悪くならないうちに、カナダに移住できる人・したい人は専門家と相談しながら計画し、早めに行動に移していくことが求められるでしょう。

もし、カナダに行ける見通しが立ち、マニトバ州に縁を感じるようでしたら、何か私にお手伝いができることがあるかもしれません。

その際はぜひご用命ください。

それでは、また。

P.S. 大都市も良いですけど、今年のマニトバ州は寒くなかったし過ごしやすくて良いですよ!

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どうしたのカナダ?留学生に厳しすぎない?” に対して2件のコメントがあります。

  1. 近澤 瞭佑 より:

    興味深く記事を読ませていただきました。

    現在ではトロントでワーホリ中の瞭佑と申します。
    最近できた友人から、「マニトバで永住権の取得」という新しい情報を得て調べているのですが、

    ○このり8ヶ月のワーホリビザ
    ○英語レベルは日常会話
    ○仕事は特にこだわりなしでとにかく永住権にこだわりたい

    この前提で、永住権の取得は可能かを伺いたいです。

    1. borusun より:

      お問い合わせありがとうございます。
      ビザ取得、永住権取得などの移民法がかかわるお問い合わせには資格がないためお答えすることができません。すみません。
      カナダ政府公認の移民コンサルタントさんにお問い合わせいただければと思います。

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