42歳でカナダに移住した私の50歳の誕生日。
前々回のブログ記事では息子の誕生日について書きましたが、2月3日は私の誕生日でして50歳の節目を迎えるため、自分の誕生日ネタもブログ記事にしてみようと思い立ちました。
今回はカナダ・マニトバ州ウィニペグに住む50歳の中年ハゲおやじがどんな生態して、どんな誕生日だったのかを書いてみたいと思います。
まず、このブログを書いている書斎の机の上には私が毎日使用しているものが置いてあります。写真で赤裸々に見てみましょう。
左上から時計回りで、まずはハンドクリームとリップスティック。冬は本当に乾燥しますし、潤いなんてもうない私にとって保湿ケアは必需品です。
そして、アマゾンで買った血圧測定器。「血圧を余計に気にすることになってしまうから買わない」と思っていたのですが、毎回スーパーやドラッグストアに備え付けの血圧で測ってみるのが面倒だし、高い数値が出続けていたため、心配になって買ってみたというわけなのです。
ちょうど今、血圧を測ってみたところ上が126で下が89。
下がいつも高くて、上も何かあるとすぐに150台になってしまいます。そろそろ生活習慣を変えないとと思っていまして、ようやくこの2月からトレッドミル(ランニングマシーン)を使って30分の有酸素運動をすることにしました。
写真に右下にあるのは、ファブリーズ。これは私が自分の加齢臭を気にするからw。起きたらベッドにスプレーしています。化学物質が良くないかもとはわかっているけど、臭いで妻や子ども達に嫌われたくないですからね。
そして、最後に薬のケースが写真左下にあります。コレステロールを下げる薬をファミリードクターに健康診断時に勧められて去年の夏から約半年一日一錠を飲み続けることにしたのです。今のところ飲み忘れた日はありません。
以上の『今現在、私のパソコン机に常駐しているモノたち』は42歳で日本からカナダに来た当時にはありませんでした。ましてや血圧やコレステロールを気にするようになるなんて思ってもいませんでした。
幸い、大事には至っていませんが、どこにいてもどんな生活をしていても、50歳にもなると健康に気遣うことがさらに増えるんだな~と実感しています。
それと、去年から急に『老眼』になってきました。薬局に寄った時に、リーディンググラスを試すような年齢になったことにも驚いています。(まだどれを買ったらいいのかわからず買えていませんが)
同年代の人たちと話すと必ずと言っていいくらい健康の話になります。これは日本人同士だけではなく、世界各国共通な同年代の話題のようです。
「カナダに移民にきたばかりでキラキラしている若い人も、いずれ生活習慣病(高血圧など)で悩むことになるのよね」
と言っていた職場のフィリピン人同僚の悪そうな笑顔が忘れられませんw。
その同僚は最近、白内障で水晶体交換の手術を受けて職場に戻ってきたばかり。
白内障の手術でさえも無料なのはカナダのいいところで、来月はもう片方の眼も手術するのだとか。治ればカナダにきたばかりの若い人が彼女にとってもっとキラキラして見えるかもしれませんねw。
カナダにきたばかりの42歳から、私はそれなりにキラキラしていまして(←特に頭がね)
やりたいことをやってきていると思います。いや、「やりたくなかったことをやらなくてよくなった」といったほうがしっくりくるかな?
例えば、付き合いで飲みに行くとか、みんなが払っているから払う(過剰な保険や町会費、PTA等)などの同調圧力的に搾取される時間やお金がなくなったことで、自分がやりたいこと(特に家族のこと)に集中できることがありがたく感じるのです。
昔、新卒で会社勤めを始めた新入社員当時、課長から車購入のためのローンを勧められたり、ゴルフクラブの購入を勧められたりしました。(何でだかわかります?)
会社を辞めたらローンの支払いが厳しくなるよと脅し、ゴルフで付き合いを深めて会社を辞めづらくしていくという戦略だったのでした。(幸い私はそれらを購入することなく9年務めたその会社を辞めることができました)
これは私の話ではないのですが、会社でのしがらみよりも、毒親やパートナーに搾取され続けてきたけど、カナダにきてようやく自分の人生を生きられるようになったという人も少なからずいます。
つまり、(無意識にも絡まっていた)しがらみから離れることができた時や、居心地の悪かった状況を乗り越えられた時に人はキラキラと輝いていくのではないかと思うのです。
※一方で、しがらみとも思えるような仲間意識が大好きな人や、さらなる人脈を求めて海外移住する人もいるわけですから、その人たちが海外で新しい仲間と出会えてキラキラしているということもあり得ますけどね。
いずれにしましても、キラキラしている人もやがて高血圧や高脂血症などで悩むようになると「健康第一」という中高年にありがちな同調圧力的な何かを感じるようになるかもね……(と私も悪そうな笑顔をしてみるw)
さて、私の誕生日の話に戻しますが、
先日、子ども達に「誕生日で何かいつもと違って食べたいものってパパはあるの?」と聞かれました。
前々回のブログに書いたように、誕生日だった息子が食べたかったものは私が甲殻類アレルギーだから食べられない『エビ』だったわけですが、今度は子ども達が食べられずに私が食べたい『台湾料理』が誕生日に食べたいものとして思い浮かびました。
約4年前に自家栽培したパクチーを食べていたら子ども達からクサいといわれてショックを受けてからというもの、裏庭での栽培をあきらめ、食卓にも並ぶことがありませんでした。
私が学生時代の時、台湾の友達ができ、スライスされたピータン(アヒルの卵の加工品)の上にパクチーとオイスターソースがかかっている単純な料理を食べた時から台湾料理にハマってしまいました。最初はあんなにパクチーが苦手だったのに、今では何度も台湾旅行に行き、パクチー好きになっているから不思議です。
ちょうど、2月10日(土)の旧正月に間に合うように『ヤングス』というアジアンスーパーマーケットの3店舗目が2月2日(金)にオープンしたため、さっそく誕生日の食事用にピータンとパクチー、そしてアジアン食材を買ってきましたよ。
(住所は2188 McPhillips St.)
店内は広くて、棚ぞろえも良く見やすいです。
日本の商品も置いてあり、安くはありませんが焼き肉のたれとか鍋のもとなんかも買いました。
レジは混んでいて約10分くらい並んでようやく家に帰れ、さっそく自作のピータン丼を作りはじめました。
材料はこんな感じ、ピータンは6つの卵が入って4ドル69セント、パクチーは一束1ドル98セントで合計を日本円にすると税別約736円。
ピータンは2つ使ってパクチーも4分の1くらいしか一食で使わなかったから、実質200円くらいで私にとっては贅沢誕生日料理となりましたよ。
特製のタレを作ってかけて、少しマヨネーズも和えます。
一口食べて、あまりの美味しさに白目を剥き、台湾へトリップしたような飛びようでした。(純度高いな~w)
食べたいものを食べられる幸せ。
私の50歳代はこのまま、食べたいものを食べ、やりたくないことをやらないようにして好きなことができる時間を増やし、引き続き頭だけはキラキラと光らせていきたいと思っていますw。
あなたにとっても引き続きキラキラと素敵な2月になりますように。
それでは、また。