動物好きの息子がセキセイインコを飼い始めました。
2024年2月10日(土)のカナダ・マニトバ州ウィニペグの最低気温はマイナス9度。最高気温はマイナス2度と比較的暖かでした。日の出は7時46分。日の入りは17時39分となっています。
今回のブログ記事はまず『今現在、子ども達がハマっているもの』について書いてみようと思います。
長女は今年で13歳。長男の誠賢は11歳になりました。
長女はほぼ毎日のように親友の家に学校が終わってから遊びに行って、夕方に家に帰ってからはたいてい部屋にこもって芸術の時間を楽しんでいます。
ちょっと前まで手芸にハマっていて、毛糸を使って様々な作品を作っていました。
ぬいぐるみも結構うまく作ることができるので、学校で盗まれたこともあるようです。
学校では最近、環境問題を勉強していて、課題学習のポスター作りを頑張りました。
何かを真似したわけではなく、自分ですべて描き切ったそうで先生から褒められたと喜んでいました。
娘がもっと喜んでいるのがSNSで『いいね』をもらえること。
鬼滅の刃というアニメのコミュニティーで、自分のオリジナルキャラクターを作って投稿するというのに特にハマっていて、iPadで何時間もかけてキャラクターを制作しています。
様々なバージョンを作ってはネットのコミュニティーから『いいね』をもらえるのが楽しいらしいのです。(過剰にいいねを欲しがりやしないか心配にはなりますけど、今のところ大丈夫そうです)
作っては見せにきてくれるのが親としては嬉しくて、ついつい娘ばかりを褒めてしまいがちになります。
息子にもアートなどでハマるものがあったらいいのですが、ゲームのゼルダ無双にハマっていたくらいで、クリエイティブな活動はしていません。
しかし、彼の動物や昆虫に関する知識や興味にはいつも驚かされます。
たいていの知識は図鑑や事典から得ていて、特にハマっていたのが日本のばぁばから送ってもらっている以下の写真の『ざんねんないきもの事典』というシリーズ本。
「リスって自分の頬袋に木の実を入れてそのまま忘れてしまい、木の実が腐って病気になってしまうことがあるらしいよ」
とか、思い出して伝えてくれるタイミングがよくて、その知識と共有してくれることを褒めると嬉しそうにしています。
彼は将来、生物に関する研究や保護施設で働いているかもしれません。なぜなら、自分で昆虫や動物を飼って観察するのが大好きだからです。
でも、家の中にいた蜘蛛やワラジムシを虫かごにいれて飼っているのはちょっとな~とか思っていますが、結構マメに世話をしていて、長生きさせるのですよね。
もちろん我が家の猫ちゃんズのお世話もしっかりしてくれて、排せつ物も嫌がらずに処理してくれます。
※家族でこの猫ちゃんたちとの一コマを話し合うのが日課になっています。
彼が最近まで飼いたがっていたのは、ヘビやトカゲ、もしくはカエルでした。
私も昔飼いたかったからわかるのですが、ヒーターで一定の温度にしなければならないし、そもそも懐かない場合が多いので、ペットとしては難易度が高いものです。しかも娘は露骨に嫌な顔をして飼いたがりません。
それでも彼が興味を持つものですから、妻と話し合って、ペットショップに直接飼育環境を見に行くことにしました。
「え!ヘビってこんなに高いの?トカゲも200ドル越えだし」
「餌として冬は冷凍コオロギとか、冷凍ネズミを買っておかないといけないなんて……」
「冷凍庫にほかの食材と一緒に入れておいて大丈夫?間違えて調理して私たちの食卓に出さないでよ」
「最近は停電が少ないけど、日本に比べてウィニペグは停電があるからヒーターが止まってしまったら大変だよ」
「こうやって昼間はずっと動かないで夜に動くからあまり観察できないかもよ。しかも夜に逃げ出したら……」
そんなことを家族みんなでペットショップで話していたら、さすがに息子も及び腰になっていきました。
やがて、ハムスターやフェレット、鳥類などが展示即売されているコーナーに行ってみると息子の眼が輝き始めました。
セキセイインコの美しさ、声の可愛さに一目ぼれしてしまったのです。
「インコを飼ってみたい!」
帰りの車でずっと興奮が冷めやりません。
「もし、数日経っても誠賢のインコへの熱が冷めないようだったら、またお世話をお願いしようかな?」というと、大喜びをして、それから数日間ずっとセキセイインコのことをネットで調べては家族に共有してくれます。
「小さいころから言葉を教えないと人間の言葉をマネしないらしいよ」とか「アボカドは絶対に食べさせてはダメなんだって」などの心得を皆で共有しながら受け入れるための準備をしていきます。
アマゾンで大きな鳥かごを約80ドル(8800円くらい)で購入しておき、その鳥かごが家に届いた日にまたペットショップにいって買いに行こうという段取りになりました。
Petlandという会員になっているペットショップに再度行ったのが2月7日の水曜日。
店員さんにまずこれらのインコが何歳かを聞いてみると「だいたい3か月くらいかな」とのこと。
子ども達に一匹ずつ選んでもらって、店員さんが小さな箱に入れてくれます。
インタビューされ、契約書みたいなものを書かされるんですね。
「他に飼っているペットはいるか」「すでに鳥かごは家にあるか」「何時間ペットと遊んであげられるか」「アレルギーあるか」「家族の他の人はペットを飼うことを知っているか」などインタビューされて、書類にサインをしました。
驚いたことに「もし、30日以内にセキセイインコが亡くなってしまったら、死体を持ってきてくれれば無償で他のセキセイインコと交換できます」と言われたことです。ありがたいですが、なんだか考えさせられました。
さて、ここであなたに質問です!
このペットショップのセキセイインコっていくらのお値段だと思いますか?
2匹で会員価格で税込み66ドルでしたから、一匹33ドル(現在約3,650円)。
すぐ近くで売っていたおかめインコは一匹500ドル以上しましたから、セキセイインコがいかに安いのかがわかります。
セキセイインコは市へペット登録しなくてよいし、ワクチンも必要ないため、鳥かごなどスタートアップの費用を含めたとしても200ドルにもなりません。(猫は2匹でワクチンや避妊などで2000ドル以上もしたのにね。詳しくは以前書いたブログ記事を参考にしてください)
今回のペットショップ巡りは大成功したと思います。これだけ子ども達が喜んでくれて、さらに私たち夫婦も癒されるんですからありがたいです。
冬の長さを耐えるのに鳥などのペットを飼っているマニトバンやウィニペガーが多い理由がわかるというものですw。
2月7日の夜、ペットショップから無事に我が家に連れて帰ることができて、さっそく鳥かごに入れたら、恐れることなく遊んでくれました。さすがペットショップで人間慣れしているインコちゃんズですね。
ちなみに、ペットショップから入れてきた箱はこんな感じ。
この箱から出てからは全く使わないようなので捨ててしまいました。
今では二匹仲良く寄り添うように止まり木にとまりながらよく寝て、起きては良い声で鳴いています。
猫の時もそうでしたが、同じ場所で飼われている場合、寂しくならないよう2匹以上引き取るのがよいと思います。
子ども達は猫の世話に鳥の世話と、忙しそうに楽しんでいますよ。
※我が家に来てくれてありがとう。
このブログで引き続き、新しく家族となったセキセイインコについてたまに紹介していきますので、これからもどうかよろしくお願い致します。
それでは、また。