ウィニペグ移住、23か月。感覚や感情ではなく数字で計ることで把握を。
前回の記事で、我が家の裏庭の尺取虫が水曜日に大発生のピークを迎えたと書きましたが、私の勘違いがありました。
100匹以上倒しただろうと思っていたのですが、翌日(木曜日)は約260匹。
そして、2日後(金曜日)にはなんと、
『932匹』(私が退治したもののみカウント。家族全員のを足したら1000匹はいくだろう)
ピークは水曜日にはまだ来ていなかったというのと、桁が違っていたという勘違い。もう罰ゲームのようでしたよ。
1000匹近く倒すのに何時間かかったと思います? 3時間近く使ったと思います。
右手にハエタタキ、左手に小さなスコップを持って、ただひたすらゾンビに立ち向かうサバイバーのようでした。
約1000匹越えの翌日(土曜日)は約70匹。
そして今日(日曜日)は前庭(街路樹)からの発生が多くて計171匹でした。
こうやって、数字にしてみると具体性が出るとともに、いかに感覚だけでピーク初日は100匹くらいだったかな?と決めてしまっていたのかわかります。
毎月の出費にしても、25万円くらいかな?なんて感覚でそのままにしていると、もっと使っていたなんてことも・・・。
具体的に数字にしてしまうのが怖いということもありますが、良いこともあります。
私が良く使うのは、心が落ち込んだ時に、何時間、何日、そのことで落ち込んでいることになっているかを計ることです。
以前だと、
「あ~あ、こんなことで失敗してしまった」
という失敗の事実を認識するだけでなく、よせばいいのに過去の失敗と結び付けてしまったり、思い込みが入ってしまう他人からの評価と結び付けてしまったりして落ち込みを長引かせてしまうことがありました。
しかし「このいつものドラマに何時間、何日自分を責めれば気が済むのだ?」という俯瞰視点の自分が何時間、何日落ち込んでいるということを計ってくれ、「今回は3日も落ち込んだ!(3日も悩むことかな~?)」などと客観視することで、立ち直りのきっかけを与えてくれるのです。
もう一つ、計るということで良い習慣になっていることは、
「他の人を手助けするまでの時間を計る」というもの。
わかりやすい例でいえば、何かしら不便や障がいを持っている方へのアプローチへの時間です。(車いすを押すなど)
「たぶん、余計なお世話になっちゃうかもしれないな~?」とか
「自分がやらなくても他の人が・・・」
考え、気を遣い始めたらおそらく何もできなくなります。
直感で、これは自分が何かできることがありそうかな?と思ったらすぐ動く。
このすぐ動くまでの時間は慣れや訓練で短くできます。
もちろん、すべてがうまくいくわけはなく、やらなければよかったと思うこともあります。
でも、何もしないで、あとで一人反省会や、妄想で自己肯定をするという時間を長引かせるという昔の自分に比べるとはるかに生きやすくなったように思うのです。
英会話も似たところがあります。
「あ~言えばよかった。あの単語は過去形にしなくてはならなかった。もっと忙しくなければ話せたのに…」
などの一人反省会や言い訳をするよりも、相手との会話で「何秒で反応できたか」、「会話のキャッチボールが何回できたか」などを意識することによって、自分の身の丈や傾向と対策が見えてくるような気がするのです。
別に傾向と対策などしなくてもよい場合もあります。
でも、ちょっと数字を意識し、見える化することで、感覚や感情だけではない具体的でリアルな数字や実績が、自分の人生を裏付けてくれ、自信につながりうると思うわけです。
私は44歳の禿げた中年のおっさんです。
22歳から働き始めて、42歳まで20年間、1か月以上の長期の休みはありませんでした。
カナダ、ウィニペグにきて今日で23か月。
1年半以上も学生ビザで働かない日がありましたが、20年間の社会人生活のうちのたった1年半です。
逆に言えば、1年半だけ働かない生活を数字とともにあらかじめ具体的にしておけば、移住後の毎日の不安や感覚、諸感情を最小にできるのではないでしょうか?
いや、これも勘違いかもしれません。
たまに無性に不安に襲われることがあります。(職場の人間関係やビザの更新時などが絡むと特に)
不安に襲われたら、その不安を認め、どのくらい落ち込んでられるかやはり計ることで不安の底が見えて落ち着くことがあるのです。
過去や未来から不安を引っ張ってこないよう、今月からファイナンシャルプランナーさんと一緒に子ども達の将来の学費や私たちの年金について相談しながら口座を作るという具体策をとることにしました。
感覚や感情だけでなく、数字をもとにできることはすべてやって、次につなげていけたらと思っています。
それでは、また。
※備忘録(前回の投稿から今回までの支出)
【合計175.7ドル】
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