旅の話。イベントします。(告知8月11日土曜日13時から)
学生時代はいつも旅行をしていました。
一人旅が大好きでして、テントと寝袋を自転車に積んで東京の実家から北海道まで。翌年は東京から九州まで。なんてことをやっていました。
東京から新潟までの三国峠越えや、東海道の箱根越えは思っていたよりつらかったのを思い出します。
でも、当時は若かった。回復も早かった。もう20年以上も前ですからね(笑)
社会人になって、ある会社に勤めてサラリーマンとなり、あることに気づいたのです。
「あ!そういえば四国は行ったことがなかった」と・・・。
沖縄や小笠原島も一人旅したことがあったのに、四国だけは縁がなかったのです。
約9年勤めた会社を辞める機会があり、33歳の時に四国に呼ばれたのです。
四国といえばお遍路さん。
「お遍路さんってよくわからないけど、とりあえず四国一周する理由ができそうだ」
そんな軽い理由でしたが、お遍路に呼ばれていたのだと思います。
御朱印帳とか般若心経などまったく知らないまま、衣装や杖をそろえて歩き出したのでした。
歩くってなんて遅いんだろう。
一日、40キロ~60キロくらいしか歩けないんですよ。
車だったら時速40キロだとしたら、1時間で40キロ走れちゃうわけですよ(当たり前。笑)
正直言いますと、なんだか歩いているのが馬鹿らしくなって(当時も煩悩ばかりでして・・・てへ)、ヒッチハイクと電車を使うことにしました。
途中、お遍路をしている「遍路仲間」と出会い、情報交換をするのですが、結構、若い女性も一人旅で歩いていることに驚きました。
10歳年下というその女性は、インド3か月一人旅から帰ってきて、仲間と北海道旅行、そして、今度は四国サバイバルに挑戦しているのだとか。
妙に意気投合して、一緒に食事もしてからお互いの道を歩み始めたのですが、その後も「今、○○寺。トンボがここまで一緒に来てくれました」などメッセージをくれて、やがてお互い88か所が終わったことを報告しあいました。
まさか、この人がこれからの生涯一緒に歩くことになるとは・・・。
そう、四国のお遍路で妻と出会ったのでした。
呼ばれたのはこのことだったのかもしれません。
その時、知り合いのお坊さんに一句いただきました。
「お遍路で、煩悩捨てず、嫁拾う」
あいたたた。
いや、実際は嫁さんに10歳も年上のおっちゃんを拾ってもらったのだと思っています。感謝です。
妻の通っていた専門学校に良子ミーガン先生がいらして、なんと3万キロを徒歩で旅したというギネス記録を持つジョージミーガンさんの奥さんなのです。妻はミーガン先生と北海道へのサバイバル旅行をしたり、四国では88か所目で迎えてくれたという仲の良さ。
そんな縁があって、サバイバルしている人を引き寄せているのか、妻がこんなサイトを最近見つけてきたのです。
『歩き人ふみとあゆみの徒歩世界旅行』
https://ameblo.jp/kfumi/
カナダを徒歩で横断しているご夫婦がいたのです。(児玉文暁さん、あゆみさん)
BC州ビクトリアより3,147km 通算235日目。すでにウィニペグに着いているではありませんか!
(ちなみにふみさんは世界各国を踏破してきて、その総距離約24,000キロ。ひえ~)
「すぐ連絡しよう!お話を聞きたいし、何かお役に立てたら嬉しい」
「そうだね、お遍路で僕たちも様々な人からご接待受けたから、今度は恩を返す立場になりたいしね」
メールを送る際、妻の恩師が良子ミーガンでジョージミーガンのことも付け加え、さらに私たち夫婦がお遍路で出会ったことも伝えました。
返信には
「ジョージミーガンとは2001年にアラスカで一緒に歩きました」とのこと。(なんと~!)
しかも、ふみさんの生まれ故郷は四国だったのです。
なんだか勝手に運命を感じてしまって、妻と一緒に興奮し、この縁を大切にしたいと思い、メールでの交流が続きました。
「ふみさん、あゆみさんがお会いしてくれるだけでなく、旅のお話を写真と動画で1時間以上もしてくれるとメールしてくれているんだから、これは私たち家族だけでなく、ほかのウィニペグの日本人も呼ばないともったいない話よね」
この時、我が家で初のイベントが決定しました。
参加人数8名限定で歩きびとふみさんとあゆみさんによるトークライブを開催することになったのです。
(参加費は講演者に全額寄付という形になっていますので、寄付ボックスに講演後に入れてください)
彼らはすでにウィニペグから東に歩き始めていますから、今週末に合わせてピンポイントでピックアップして、ウィニペグまで車に乗っていただき引き返し、お話が終わってひと段落したらまた車でそのピックアップポイントまで送って旅を再開してもらうという段取りになっています。
すでにフェイスブックに告知してお二人の申し込みがありますが、
今週の土曜日、11日の午後1時から3時まででお時間がある方、ご参加いかがでしょうか?
(参加ご希望の方は10日金曜日の13時までにご連絡ください。連絡先はこちら)
縁というのはどこに転がっているのかわかりませんね。
これからも「呼ばれている」という感覚や、直観は大切にしてきたいものです。
次回の記事投稿ではこのトークライブイベントのご報告をさせてもらえばと思っています。
それでは、また。
※備忘録(前回の投稿から今回までの支出)
【合計253.72ドル】
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