海外移住とは、自分の身の丈と成長欲求に向き合うこと。

昔読んだ話で、

人は「足りないものを埋めたい」

という欲求があるのだそうです。

例えば、
「もっと美しくなりたい」
というアプリが脳内にインストールされて
いるとして、

1、痩せたら綺麗になるだろうからダイエットする。

2、化粧で何とかしてみようとする。

3、痩せて化粧で美しくなったら、今度は新たな自分に足りないものを探す。

4、そこで習い事や整形など方向性はあるが『足りないものを埋めようとする』。

つまり、足りないものを探し、埋めたいという欲求は
成長したいという欲求なのだと思います。

今更マズローの欲求段階説を引き合いに出そうとは思いませんが、
成熟した社会において、精神的な成長欲求に対して持て余してしまう
ことがあるように思います。(私を含めて…)

今現在、私たち家族は海外移住、海外移民、カナダ永住権獲得に
向けて動いていますが、今度は入学許可証で躓いています。

手続きを段取りよくできている時は、それこそ足りないものを
埋めている状態ですので気持ちが良いのですが、埋められなく
なると不安になります。

そして、やがてそれらが埋まっていき、マニトバに移住できました
となった時に、次に足りないもの(永住権等)を探し始めます。

ようやく永住権を獲得できた時に、我が家は何を足りないと思うのか?

そう、もしかしたらこのように永住権獲得まで動いている今が
一番幸せなのかもしれないと思う時があるのです。
(道は決して平坦ではありませんが・・・)

前にも書きましたが、私は約20年前、海外移住の経験が少々あります。

若いころは刺激を欲するのです。

その刺激を埋めるとまた次の刺激を探し、埋めようとする。

しかしながら、日本に住んでいる時と比べて、海外に住んでいると
刺激がなくなっていくのが早いように感じるのが不思議です。

海外に長く住んでいらっしゃる方なら共感してくださると思うのですが、
毎日、同じような一日と風景で「こんなに退屈になっちゃった」という
状態が来た時に、より日本を懐かしむことになるのではないでしょうか?

もちろん、当たり前の一日は日本においても同じ人もいることでしょう。
同時に、どの国に行っても刺激を最適に探し埋めることができる人も
いるのだとは思います。

海外移住や海外移民を目標に添えてしまうとバーンアウトしてしまったり
本来の目的とかけ離れたり、本末転倒になりかねません。

目標ではなく【目的】とは何か?

ある人には『夢』や『成功』なのかもしれません。

私には、自分や自分たちの家族、周りの人々がたどり着いている理想の状態
を思い浮かべてそれに近づけていくことだと思っています。

ないもの欲しさや、足りないものへの憧れ、埋めたいという飽くなき欲求、
どれも多くの人にインストールされているけど、どのように行動していくか、
何を引き寄せていきたいかは本人が決めることができるのです。

「暗いと不平を言うよりも、すすんで明かりを点けましょう」

よく聞く言葉です。

誰かや国のせいにしないで、自分の成長に合わせて行動していく。

海外移住や移民で【自分の身の丈を思い知ることができる】のが、
実は、海外移住の醍醐味なのかもしれませんね。

それが成長の出発点なのですから・・・。

(醍醐味何て言ってられね~よ!今、苦しんでいるんだ!!)
と私の心の声に蓋をしながら無理やり終わりにしようとしています(笑)


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