クリスマス会。緊張する教会行
もうすぐクリスマスですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?
我が家の周りのお家はずいぶんクリスマスイルミネーションが増えてきましたよ。クリスマスツリーを販売している特設会場が近くにできたり、ショッピングモールでは有料でサンタさんと一緒に写真がとれるブースが前から設置されたりとクリスマス三昧って感じです。
うちでは特にクリスマスを祝う習慣はありませんが、今回は日本人の先輩ウィニペガーに誘われて、初めて教会でのクリスマス会に参加してみました。
妻と子ども達と、ポトラック用のポテトサラダを車に乗せて15時からのクリスマス礼拝に間に合うよう家を出ました。停まっている車が多過ぎて駐車スペースがどこにもなく、ちょっと遅れてしまいそうで「どうしよう」と焦ってきます。
これは私の思い込みなのですが、宗教には規範や規律があって、常に『試されている』もしくは『神様が見ている』という教えがあるのではないかと考えているため緊張するんです。
「ああ、遅刻したことで地獄に落とされたらどうしよう」
もちろんそんな怖い宗教や神様はいないと思いますが、教会に入るにあたって襟を正さなければと感じるわけです。
近くに何件も教会がありましたが、どこも素敵な建築です。ステンドグラスが
夜には綺麗に輝いていましたよ。(写真では上手く撮れませんでしたが)
玄関につくと、
「Winnpeg Japanese Alliance Church」と看板がかけてあります。
気になったのが、看板が右下がりに傾いているんですよね。
「あ!これ、試されているやつちゃう?」
『ここで直したら天国行き、直さなければ地獄行き』
もしくは、
『直した人は日本人気質。直さない人はその他』とか(んな訳ない!笑)
ただでさえ遅刻していて焦っているのに玄関先でこのような試練が待っていようとは・・・。
子ども達が「早く入ろうよ」とせかすのですが、
「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」
と、訳のわからないことを言いながらこの場合の最適解を探しました。
うるおぼえですが、確か聖書に
「右肩下がりの看板があったら左肩下がりの看板にしろ」
というような一節があったかと思うので結局左肩下がり(右肩あがり)にしておきましたよ。
うん、これで天国に行けそうです。って、この時点でまだ教会の中にさえ行けていません(笑)
教会内は暖かくて、すでに他の人も持ち寄った料理の良い匂いが漂っています。
いつもお付き合いしてくださっている日本人のホストファミリーが迎えてくださり、上手に礼拝を進行していきます。ゲストスピーカーによる講演や讃美歌・クリスマスソングを皆で歌って第一部を終えました。
第二部の愛餐会ではバイキング形式のように好きなものを好きなだけ取り分けて食べることができるのです。ピザやケンタッキーフライドチキンなど子ども達が食べやすい料理もありましたが、韓国料理やウクライナ料理などどれも美味しくて目移りしました。
おそらくここでも試されていたと思います。
「むさぼり食う者になるべからず」
頭ではわかっているのですが、お皿いっぱいによそってきてしまいました。
「ほら、子ども達に分けるからさ・・・」
右手で分けていたのですが「なぜクリスマスにケンタッキーフライドチキンを食べる習慣があるんだろう」と考えながら、なぜか左手で自分の口に入れていましたっけ・・・。(笑)
「もうなんて罪深いのだろう」と反省し、帰る間際、神様に許しを乞おうとお祈りをしました。
「何しているの?パパ?」
託児所から出てきた息子(日本でキリスト系保育園に通っていた)が聞いてきます。
「神様にね、お願い事をしていたんだよ」
と言ったら、真顔で
「神様にはお願いするより、感謝をすると良いよ」
と諭されました。5歳にしてもうパパを超えた人格者です。
最後の最後まで試練の連続のような日でしたが、今年を振り返り、締めくくる良い機会になったような気がします。
教会は緊張するので、次回はお寺か神社(神社はないかも)に行ってみたいです。
今週末からホリデーシーズンが始まります。
皆様にとっても素敵な年末となりますように。
それでは、また。
※備忘録(前回の投稿から今回までの支出)
【合計113.08ドル】
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