大雪、停電でも小学校はなぜ休校しなかったのか。
日本での台風上陸とほぼ同じくしてウィニペグでは、暴風雪による被害が出ていました。(追記10月14日:ウィニペグ市は非常事態宣言をしました)
湿って重たい雪が牡丹雪のように降り積もったため、あっという間に積雪が数十センチとなり、まだ葉っぱがついた樹は、葉っぱに付いた雪の重みで折れていくのです。
ある地域では車の上に枝が落ちてガラスが割れてしまっていたり、
うちのすぐ近くでは横倒しになった樹が道をふさいでしまっている場所もありました。
前庭沿いの通り(Hazel Dell Avenue)も枝が折れ始め、昨日の夕方はこんな感じ↓でしたが、
折れた木の枝などが電線に影響したのでしょうか?木曜日の午後から子ども達の学校の地域は停電になってしまい、翌朝には復旧すると校長先生がメールをくれたのですが、結局金曜日になっても復旧せず。
真っ暗闇になっても先生が来て、金曜日は学校が開いていました。
どうして休校にしないのだろうと思っていたら、
「働きに出なければいけない親御さん達にとって子どもを預ける場所が必要だから」
という理由に納得しました。なぜなら、マニトバ州の法律では12歳まで子どもだけで留守番をさせることができないからです。12歳以下の子どもは子どもだけで外出もできない(登下校さえ)という厳しさですからね。
突然の大雪や停電という非日常の状況が子ども達を興奮させるのでしょうか?
子ども達は学校に行きたがり、楽しんで帰ってきて、帰る途中で枝が折れてきたにも関わらず、アトラクションを見るかのごとく、そしてテレビのレポーターのように実況するのです。
(こちら、折れた枝が見えるでしょうか?ウィニペグからは以上です)
前庭の折れてしまった樹の枝に対しても、
「あの部分が折れたから前庭でバドミントンができるかも(樹の枝にシャトルが引っ掛からないということ)」
「あの垂れ下がってしまった枝はハロウィン時に役に立ちそうね」
と常にポジティブ。
家に帰ったら子ども達は、雪かきと称して鎌倉を作り始め、
「パパも屋根から降ろした雪は、こっちの鎌倉用の山に乗せておいてよ」
と現場監督のごとく指示してきます。
監督が厳しいため、私も妻も翌朝、久しぶりに雪かきによる筋肉痛になりましたよ。
まだまだ数日は雪が降る予報になっているので、まずは落とせる雪を落として被害を最小限に留めたいと思います。
※今回、特にWifiケーブルに雪が付着してたゆんできているのが危なかった。
写真右端のガゼボ(屋根付き東屋)も雪で倒壊する恐れがあるので雪かきが必須です。実際友人の近隣の家ではガゼボ(7,8万円する)が崩壊していました。
うちの照明がチカチカとして停電しそうでしたがしなく、全体的に被害が少なかったのですが、裏庭で大切に育ててきた梅の木が
添え木をしていたにも関わらず、イナバウワーのように曲がってしまいました。
もうちょっと落葉していたら雪が付かずに被害が少なかっただろうに、早い時期のドカ雪には注意しないといけないですね。(こんなに湿って重たい雪は初めてでした)
日本の台風で被害があった地域や方々も無事に早く復旧することを祈っています。
それでは、また。