息子の誕生日。幸せは、こだまする。
昨日1月24日金曜日は息子の7歳になる誕生日でした。
暗くてわかりづらいですが、息子の右で娘が同じように口をとがらせて息を吹こうとしています。思わずマネしちゃうんですね。(私もなっていたと思う)
下の写真は約2年半前の娘の誕生日なのですが、やはり隣で息子が同じようにロウソクを吹く口になっていましたよ(笑)
ふいに私はACジャパンの広告「こだまでしょうか」を思い出しました。
「ロウソクを消そうと息を吸うととなりで息を吸う。
くちびるをとがらせてふーと吹くととなりでふーと吹く。
こどもだけでしょうか?
いいえ、誰でも」
そう、金子みすゞの詩のような微笑ましさ。
しかし、最近のニュースによると、
「咳をすると他の人も咳をしだす
コロナでしょうか?
はい、誰でも(感染の可能性があります)」
という微笑ましくない詩が浮かんできそうな状態になってきました。
今働いているカナダグースのダウンタウン工場には各フロア150人くらい働いていまして、ここで一人でも感染者がいたらすぐみんなが感染しそうな感じです。
昨日はチャイニーズニューイヤーだったため、食堂では様々な中華料理をごちそうになりましたよ。イカとセロリの炒め物が最高に美味しかったです。イカのくちばし部分(トンビ)はウィニペグで売っているのかな?売っていたら料理で使ってみたいです。お酒のおつまみになりそうですし。
そんなルーナ―ニューイヤーのめでたい日なのに、突然【停電】してしまって、工場内は真っ暗!
遠くのほうで予備電源が点いている以外は携帯電話のライトが必要で、一瞬、
「ここが真っ暗になったら、隣も真っ暗になる
誕生日でしょうか?
いいえ、ロウソクはなし」
という詩が頭に浮かんだほどでした(笑)
実際、この工場だけでなくダウンタウンの一部のエリアで停電となってしまって、マニトバハイドロ(電力会社)が発信している情報によると10時半に復旧するとのこと。
朝7時半から停電してただひたすら暗闇で待つのかと思っていら、食堂で中国人たちはチャイニーズニューイヤーを祝う食事を振舞っていたのでした。
会社側は
「もし、午前10時半になっても復旧しなかったら今日は帰っていいです。しかもお給料は全額支給します」とアナウンスしていたため、みんなお誕生日パーティーのようにウキウキしていましたよ。
そして、10時半を待たず、9時過ぎに突然電気が復旧した時には、
「あ~ぁ」「あ~ぁ」
「オーマイガ!」「オーマイガ!」
と一斉に残念がる声。
こだまでしょうか?(しつこい?笑)
でも、みんな仕事をし始めると意外と楽しそうにしていました。金曜日が終われば土日が楽しみだからかもしれませんね。
工場のすぐ近くに大きな看板があります。
視力矯正のレイシックが支払いを2年ローンにしても利息フリーという宣伝です。
もう一度、上の写真を見てください。
この後ろ姿の女性、こだまを期待しているのでしょうか?
いいえ、あの山です。
気づきました?
そう、【富士山】が使われていたんですよ!
日本を離れて3年半。
異国の地で富士山がこのように大きく見ることができると胸にグッとくるものがあります。(狭心症でしょうか?いいえ、誰でも。←まだ言っているし)
3歳半だった息子は7歳になってとうとう日本よりカナダに住んでいる人生の方が長くなっていたんですよね。
これからもカナダと日本で幸せの言葉や行動をこだまさせていきたいと思っています。
それでは、また。