ウィニペグの日常風景その16「極寒のダウンタウン」
昨日2020年1月16日はマイナス30度と極寒だっただけに、今日はマイナス6度くらいで暖かく感じました。今朝、起きてみると目ヤニがたくさん出ていて、昨日の寒さの中10分くらい歩いた時のダメージだと思い至りました。
鼻や口を覆っているとメガネが曇って、白くなったまま凍ってしまって前が見えなくなるのはこの時期「あるある」ですが、まつげまで凍らせてしまうのは1月と2月くらいでしょうか。まつげが凍るから眼にもダメージがあったのだと思います。今日一日眼がショボショボしていましたよ。
なぜ極寒の中歩いていたかといいますと、ただバスが来ないから歩いていただけなんです。寒くてバス停で立って待っていられず、歩いて次のバス停、まだ来なかったら次のバス停(バス停の間隔がめちゃくちゃ近い)と、道が直線で遠くからでもバスが来ているかいないかがわかるため歩き続けることにしているんです。
ウィニペグトランジットという路線バスは毎年値上がりしていまして、2.95ドルだったのですが今年から3ドルになりました。一か月定期券は100.10ドルから102.05になり、1月から購入しています。
以前は車でカナダグースのマウンテン通りの工場に通っていたのですが、移動願いが通って最近からダウンタウンの工場に通うようになり、雪道運転や駐車場確保のストレスから解放されました。
ガソリン代は1か月に約60ドルを2回入れていたため合計120ドルが通勤経費となっていたことを考えると、車で行くよりバスの定期を買う方が安いことに気づいたのです。
でも、これだけ寒いとバスを待っている時間で身の危険を感じるほどですから一長一短があるな~と思いました。
バスで10分くらいで着くダウンタウンの朝6時半はまだ真っ暗でこの時期ほぼ誰も歩いていません。
シカゴのような街並みで趣のあるエクスチェンジディストリクトという地域を歩いてると映画の一シーンのようです。
オフィスビルも見える都会の片隅にウィニペグ市の職員が管理維持してくれている簡易スケート場ができあがるのはいかにもウィニペグっぽいです。柵もなければ靴を履き替える場所も特にない、自己責任の即席遊び場です。
もうちょっと散歩してみましょうか。
夜は物騒なので歩けませんが、さすがにこの寒い日の早朝は安全な方だと思います。雪が新しく積もっていると犯人の足跡が残るわけですしね(笑)
大通りに出ると車が早朝でも多いです。
Portage avenue とMain streetに位置する「カナダの交差点」として知られるこの交差点はウィニペグで最も有名で栄えている交差点です。大きなイベントがある時はここが封鎖されて多くの人が集まって騒いでいます。(カナダ建国150周年なども)
ちなみに昼間は以下の写真のような感じです。
通勤ラッシュが激しいところでもあります。それとダウンタウンに架かる橋も混みますね。
バスの中から橋の途中に見える大きな電光掲示板を撮ろうとしたのですがバスが揺れてピンボケになってしまいました。
数秒ごとに広告が変わるのですが、コアラの絵が出てきたり、
「Help Aus」とデザイン文字の広告になったりと、オーストラリアの山火事の寄付を募っているのを毎日見かけていたため、その広告に出ていたWiresというネット経由で寄付することができました。
上記のリンク(英語)から寄付ができます。
いくら寒くても帰る場所があることや、健康であることがいかに幸せであるかということを実感する日々です。
もしかしたらまつげも凍るくらい危険な寒い季節の方が幸せを感じやすいかも?
いや、そんなことはないかな?(笑)
明日とあさっては雪かきをしてから、ゆっくり過ごしたいと思います。
それでは、また。