カナダ・マニトバ州で出合った生物たち。
以前の記事でウサギが増えて、やがてコヨーテも増えるというニュースがあったことを書きましたが、10日前のニュースでコヨーテが公園を闊歩しているので、気を付けてくださいと注意を促していました。
アッシニボイン公園(動物園の南側)はそのコヨーテの危険性のため、閉鎖される事態になってしまいました。
数年前、もう少し南にあるアッシニボインフォレストを家族で歩いていたらシカに出くわしたことがあったのを思い出しました。シカもコヨーテに狙われているのかもしれませんね。
さて、今回はキャンプの途中で出会った生物たちについて書きたいと思います。
まず、あまり珍しくありませんがシカがキャンプグランドに現れます。
グランドビーチで親子連れの微笑ましい風景でした。
親鹿はバンビたちがかくれるまでこっちを睨みつけていましたから、あちらからすれば微笑ましい風景には見てほしくなかったことでしょう。
でも、たまに逃げないシカもいるのです。(この距離でiPhoneの写真を撮らせてくれます)
人間に慣れているのでしょうか。優雅に草を食べていましたよ。
グースも逃げないのがいて、近づくと「シャーッ!」と威嚇してきます。
以前の記事でも書きましたが、プレールードッグはもっと人懐こいです。
たまに悪い子もいて、勝手に人の荷物の中を漁っているのを見かけたこともありますよ。
ショックだったのは私に近づいてきてくれていたプレーリードッグが、散歩中でリードをしていない犬に襲われたことでした。突然のことで飼い主は
「ジーザス」
とつぶやいて、黙々と後始末をしていましたっけ。
私がプレーリードッグを飼っていたわけではないけれど、突然目の前でおきた殺戮に対して飼い主に一言謝ってほしいと一瞬思いました。同時に、犬の狩猟本能で可愛いプレーリードッグがただぼろきれの様に亡くなったことを子ども達が見ていなくてよかったとも思ったものです。
話は逸れますが、自分という存在がこの世界において捕食者であるか、被食者であるかとか、肉食獣か草食獣かを当てはめて考えてみたことありますか?
某アニメなどではキャラクターが各動物に当てはめられていますが、例えば自分だったらどんな動物として描かれると思いますか?
このような質問において、どれが良い悪い、強い弱いなどの評価につながるようならしないほうがよいのですが、興味深いところで「理想の自分」と「今の自分」というのが現れるような気がするのです。
若いころは肉食的な思考だったけど、歳を重ねると草食的になっていき、でも、こだわりのあるものに対してはいまだに肉食だったなんて、時系列と自分の主義や立場によって変わっていくわけですから、今感じた生物をただ挙げてみてもいいのかもしれませんね。
私はシマウマが好きだったのですが、群れるのが好きではないし、雑食ですからそれこそコヨーテあたりが今はしっくりきます。(特にギブアウェイデーで獲物=リサイクル品を探しているときなどそう感じます。笑)
パンダは見た目は可愛く竹を食べていますが、犬歯があり肉食だそうです。一度死滅しそうになって約200万年前から竹を食べるようになったのだとか。このように動物それぞれに歴史や特性が変わってきていることを考えると、自分を動物に当てはめるというのはなかなか難しいものですね。
ウィニペグのウィニー・ザ・プー(くまのプーさん)も可愛いのだろうけど、実際、熊は雑食でどう猛です。
キャンプ場に入る時に以下のような写真を見かけることがあります。
グランドビーチキャンプのオフィス受付で「食べ物は外に出したままにしないで、できれば車に入れておいてね」と念を押されました。
ほかのキャンプグランドでもやはり「Be Bear Smart」という看板を見かけます。(いまだにBe Bear Smartの正しい意味がよくわかっていませんが)
シカはともかく、クマなんてそんなに見かけますか?
そう思っていたら、
いました。(笑)
2匹の小型のクマがキャンプ場からは離れていましたが道路沿いに出てきていたのです。
妻は興奮して写真を撮っていました。子ども達は意外と反応が薄かったけど。
子ども達が目を輝かせていたのは、カエル。
この柄って気持ち悪くありませんか?
大人になってクワガタもカブトムシもゴキ〇リとあまり変わらなく見えてきてしまったから、もう子どもみたいに楽しめないんだと思います。
このカエルは北米では有名らしく、看板までありました。(娘に読んでもらっています。笑)
妻が北米の生物図鑑をアマゾンで買っていて、子ども達は生物を通じて言語を覚え、世界を感じているようです。
私が最近、その美しさに感動したのはこちら。
我が家の庭で以前住んでいた人が植えていた『スカシユリ』が7月初旬から咲き始めたのでした。おしべの花粉を取って花を長く楽しむことができました。
ウィニペグは夏が短いので楽しめるうちに楽しみたいと思います。
そして、2022年あたりにはムースやバッファローなどカナダらしい動物に出会う旅に出たいと思っています。(カナディアンロッキー(バンフ)に車で行く予定)
それでは、また。