コスコでのお買い物。よく買う商品と、よく妄想することなど。
2月12日(金)が春節・旧正月のチャイニーズニューイヤー。2月13日は特にありませんが、2月14日(日)はバレンタインデー。そして2月15日(月)はカナダの祝日(州によって呼び方がちがう。マニトバ州はルイ・リエルデー)
金曜日は職場で春節とバレンタインデーを軽く皆で祝い、土曜日から月曜日まで3連休となっています。
今日明日とマイナス36度くらいまで冷え込み、晴れているのでダイヤモンドダストを綺麗にみることができます。先週の土曜日はオーロラがハッキリと見えたそうなのですが、気が付かなくて見ることができませんでした。
こんな寒い日に、作り置きのおかずを作ってフライパンのまま外に出しておくとあっという間に冷ますことができます……というか凍っていました。
しかも、フライパンの取っ手が金属の場合、手がくっ付き凍傷になるおそれがあるので注意が必要です。
(痛くなって持てないから、ふきんでカバーしてから取っ手を持ちました)
さて、今回はコスコ(Costco)という大型スーパーマーケットに行った時の話を中心に脱線しながらのんびり書いていこうと思っています。
コスコに車で行くと、この極寒の中で、外に行列ができていて入店するまで15分くらい待つことがあります。
私はプリンターのインクが切れてしまったため、いつものように店内の写真・印刷カウンターでインクの詰め替えをしてもらおうと出口側からカウンターに向けて歩いて行ったら、
「もう、写真・印刷カウンターは撤去されちゃったよ」とのこと。
上の写真のように柵が作られ、何もありませんでした。ちょっと前に証明写真はコスコで撮ることができなくなったというニュースを聞いたことがあったのですが、まさか印刷部門まで含めて撤去されていたとは……。
下の昔の写真のように永住権の申請時にはここで証明写真を撮ってもらっていたのが懐かしく、ブースが無くなってしまったのは寂しいです。
カートをもって列に並んで、正面入り口からコスコの会員カードの自分の写真を係員に見せて店内に入ります。
コスコではおもにパンとフルーツ、牛乳、卵、肉を買い、トマトケチャップ、マヨネーズ、サラダ油など、なくなってきた時に買う調味料的なものと、トイレットペーパーや洗剤などの生活必需品、そしてお菓子などの嗜好品も買っています。約2、3週間に一度、一回の買い物で平均120ドル(約1万円)は使っているかと思います。(年間2,000ドルにはいかない)
今回は3個セットのプリンターカートリッジ(約8,000円)と、以下の写真のようなキャンプなどで荷物運びに使える折り畳みカート(約6,000円)を買ったため買物総額330カナダドルになってしまって、久しぶりに散財したような罪悪感がありましたよ。でも、レシートを見直しても、全部必要なものなのですけどね。
このカートは昨年からはじめたキャンプ時に使いたかったのですが、すでに夏には売り切れてしまっていて、今回ようやく買うことができて嬉しいです。
130キロの重量まで大丈夫なようですから、車のトランクからテントやクーラーボックスなどをおろして入れて、キャンプサイトに持っていくのに重宝することでしょう。
(夏まで待ちきれないため、息子と一緒にトロッコごっこをして遊びました)
話は戻って、コスコでの買い物です。
コスコでは、もはや名物となっているロティサリーチキン(一匹丸まるの鶏を串にさしてあぶり焼きしたもの)が安くて料理しなくて済むため買って帰る時があります。塩っ気が強く、脂もすごく多いため、骨や肉汁はそのままブロス用に煮て他の料理(パエリアなど)に使えるようにしています。
ちょっと前から、この鶏は「劣悪な環境で育てられている」「健康に悪いから食べないほうがよい」などとウェブのニュースで取り上げられているため、過酷な鶏小屋や屠畜場をリアルに妄想してしまい、買うのに罪悪感を持ってしまうようになってしまいました。ホント安くて(600円くらい)使い勝手が良いし、すでに料理されてあるから売れ残ってしまうほうが可哀そうだとも思えるし……。
安くて使い勝手が良いのは、4つパック(500グラム×4)で安く売られているベーコンもです。
3パックはまだすぐ使わないので冷凍庫に入っています。コレステロールを考えたら食べないほうがよいのだろけど、朝食で卵とベーコン、パンとサラダがあればコンチネンタルブレックファストを家族分作れるため、便利なのですよね。
あなたはベーコンは柔らかく焼かれているほうが好きですか、それともカリカリのほうが好きでしょうか?
ベーコンを焼いていると、たまに妄想する時があります。
フライパンの上で焼かれ、脂が汗のように出てきて身が小さくなっていくベーコン。
自らの脂に浸かって、その脂が時間をかけて高温になることでカリカリに揚ってしまうのです。
なんだか、深い業(ごう)を感じませんか?
あ、感じませんね。
身から出た錆のように、身から出た脂なイメージなんですけどね。
そうですよね。
感じませんよね……(悲)。
そんなこんなで、私はカリカリにしないで柔らかいのが好きです。(←どうでもよい情報)
お肉を買ったら、今度は野菜やフルーツです。
野菜はキュウリ、フルーツはバナナを買う率が高いです。
きゅうりは今回、ぬか漬けにしてみましたよ。
妻の実家から送ってもらったばかりの『ぬか漬けセット』を使ってみました。
ジップロックタイプの袋に入れたまま漬けることができ、すでに発酵してあるので食材を入れて12~16時間くらい経てば食べごろになるのだそうです。
アジアンスーパーで買っておいたナスとコスコで買ったキュウリを早速漬け込んで食べてみました。
でも、最初だったからか15時間経っても漬かりがいまいちでいて、ぬかの風味が弱くしょっぱいだけでした。
「パッケージには乳酸菌の底力と書いてあるけど、まだ力が入っていないのかもね」
「うん、日本からカナダに来たばかりだから、たぶん時差ボケで力が出ないんじゃないかな?」
妻も私もぬか漬けが好きなので期待し過ぎていたようです。しかし、その後しばらく経って、期待通りの味になっていました。(本当に時差ボケだったのだろうか?)。
子ども達はナスの糠漬けはダメでしたが、きゅうりのぬか漬けを好きになってくれたのは成果でした。
コスコでフルーツを買うときはなるべく旬なものを買うようにしています。
前回は柿を買いましたよ。
以前の記事でも投稿しましたが、今回も干し柿に挑戦です。
外において乾燥させるわけですが、あまりの寒さにカチコチに凍ってしまうだけでドライフルーツ風になっていきません。
この柿でさえも素手で触るとくっついてしまい、凍傷になりそうになるのです(笑)
約1週間後に上記の写真のように実を揉むといいらしいのですが、硬すぎてあきらめ、ベースメントに干すことにしました。
数週間後にはカビがほぼなく無事に乾燥していて、
食べてみたら市販のような美味しい干し柿になっていました。
色が濃くなり、しわしわになっているけど美味しさが凝縮されている柿を見ながら妄想し、
「歳をとったら、腐らずに知恵や優しさが凝縮されたようなしわしわのおじいちゃんになろう」と決心したものです(笑)
次にコスコで買った商品の中で紹介したいものはこちら↓。
玄米です。
オーストラリア産で米の一粒一粒が大きく、炊くとプチプチとした弾力のある食感があります。
白米よりは玄米のほうが安いかと期待していたら、ほぼ同じくらいの値段なのですね。
近所のコスコにはジャスミン米は売っていますが、白米が売っていないのが残念なところです。
白米から玄米に変えてよかったと思うところは、今まで食べ過ぎで太っている子ども達の食べる量が減ったことです。
白米だったらお代わりするけど、玄米はあまり好きではないらしくお代わりに躊躇しています。
おかげで健康で、着実に痩せてきてくれていますよ。
子ども達はブーイングしていますが……。
「白いお米にいつになったら戻してくれるの?」
悪い魔法使いによって白米が玄米に変えられてしまったかのような言い方をする息子。
童話のハッピーエンドに出てきそうな白米に乗った王子様が来てくれるのを待っている娘。
さしずめ私は悪役です。
魔法使いというより、怪物系で「お前たちを丸飲みにしてやる!」というようなゴブリンやオーガ(鬼)といった感じ。
先日の節分時に子供用の恵方巻を丸飲みしている写真が私の妄想に合っていると思うので使ってみます。
これが↓
こうなって↓
最後の顔がバケモノだと…。
「オーガはお寿司をのどに詰まらせて死んでしまったとさ。めでたし、めでたし」
正月のお餅でのどを詰まらせなかったため、節分で鬼退治のようにのどを詰まらせるようにしたのでしょうか。
すぐに生き返りましたが、白目はむいたまま戻りません(嘘。白目だと玄米も白米に見えるそうな……)
お寿司を妻が作ってくれる時だけは白米を使っていますが、それ以外はしばらく玄米で過ごそうと思っています。
さて、最後に
コスコで買って、たいてい家に常備している商品としては、韓国のりやとんこつカップラーメン、そしてナッツが挙げられます。
しょっぱいものばかり。高血圧に気を付けなければなりません。(身体に悪いジャンクフード系が美味しく感じるのはなんでなのでしょうか?)
以上のように買い物の商品を挙げると、その家庭の食生活や経済状況、さらにはどんな妄想をしてしまうのか(笑)など赤裸々に伝わってしまうから恥ずかしいものですね。
でも、日本でしか手に入らなそうなもの(ぬか漬けや干し柿など)を自分で作ったり、日本から送ってもらったり、代替品を買って代用したりして楽しく過ごしていますよ。
今度また、楽しんでいるものがネタとしてたまったら、投稿してみたいと思います。
それでは、また。