結婚記念日という節目に振り返るカナダ・マニトバ移住の思い出。

2024年の9月22日(日)は妻との結婚15周年の結婚記念日でした。

特にお祝いをしたということはないのですが、裏庭でとれた野菜で料理をつくりまくりましたよ。

トマトは飽きるほど採れて、もうしばらく食べたくないくらい食べました。

冷やし中華のたれのようなドレッシングを作って、トマトたっぷりの自家製キヌアサラダを常備菜にしたり、

得意のピザを焼いたり……。

それと、ご近所さんからお裾分けいただいたサーモンを料理しましたよ。(感謝です)

焼き魚として食べたり、ホワイトシチュー仕立てのスパゲッティーにまぜたりして堪能しました。

これらのご馳走を週末に食べながら妻と話している際、

「カナダにきて8年たったわけだから、結婚してからの二人の人生、カナダで過ごしたほうが長くなったんだね」と言われて感慨にふけりました。

私も妻も相変わらずカナダ・マニトバ生活が気に入っていて、思い切ってこっちにきて本当に良かったと実感します。

 

一番良かったと感じているのは、家族一緒に楽しめる時間と空間が増えたこと。(特にキャンプなど)

例えば日本にいた時は、毎月のように付き合いで飲みに出かけていましたがそれらが全くなくなって、付き合いやお酒をやめお金も節約でき、家族とより多くの時間を過ごせるようになり、妻も喜んでいるというわけなのです。

妻が喜んでいるといえば、2024年10月1日よりマニトバ州の最低賃金が15.30ドルから15.80ドル(現在約1699円)に上がるというニュースがありましたが、妻の勤め先では15.96ドルが最低賃金になるそうです。

物価の高騰もありましたが、このように国や州政府が音頭をとって最低賃金を上げてくれるのはありがたいことです。

カナダにきてから時間的余裕や経済的な余裕も感じられるようになったため、心に余裕が生まれて夫婦・家族が仲良くいられるのかもしれません。特に、チャイルドベネフィット(児童手当)を頂けるようになった移住後1年半後からは家計がだいぶ安定してきました。

子どもが13歳以上になると生活はもっと楽になりました。(大人が同伴しない12歳までの子どもは外に出歩いてはいけない法律のため、親が学校以外の時間にそばにいるか、デイケアに預けるかしなければならなかった)

子ども達を留守番させて、妻と私の二人だけで買い物にでかけられた時の嬉しさは今でも思い出します。

つまり、これからもしご家族でマニトバ州に移住することを考えていらっしゃる方がいるとしたら、

「子どもが13歳で一人で通学できるようになるまでが勝負(12歳から家で留守番はできますが)。それと少なくとも児童手当をもらえるようになる1年半までサバイバルできれば、夫婦・家族が仲良く暮らせる確率が上がる」

というのが移住計画の一つの指針になってくると思います。

逆に言えば、親御さん一人で乳児を連れて移住というのは本当にサバイバルでして、まず就労の問題やお子さんをあずけられるかというデイケア問題があるため、途中であきらめてしまうなんてことになりかねません。

今後、さらにカナダへの移住が厳しくなるといわれています。今年も残すところ10月、11月、12月の3か月ちょっとですから、もし移住を考えていらっしゃるのでしたらカナダ政府公認の移民コンサルタントさんに今後の計画をもっと詳しく相談することをお勧めします。

 

ちなみに私たち夫婦の場合、移民コンサルタントさんに有料相談することで、どのような可能性があるのかを提示してもらえて助かりました。

思っていたより年数がかかる計算がでていましたが、妻が日本にいる間に寿司アカデミーを卒業できたため、ありがたいことに寿司シェフとしてすぐにウィニペグで就労でき、マニトバ・プロビンシャル・ノミニー・プログラムを通じて永住権の申請につなげられることができました。

もし妻の申請が通らなくても、私がウィニペグで学生ビザでの調理師のプログラムを学んでいたため、やがて私の職歴でも申請できるようにと二段構えにしておいたのでした。これらもすべて移住のプロに相談できていたから計画がうまくいったのだと思っています。そして移住したてのころは周りの人たちにサポートしてもらえて感謝しかありません。

私もこのような自分たち家族の移住体験をブログに書き残すことで、これから移住予定の人やマニトバ州に来たばかりの人へのサポートになればと思っています。

来週から10月が始まります。

あなたにとって引き続き素敵な月となりますように。

それでは、また。

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