小学校で友達を作るのは重要か?英語が苦手な息子を複雑な思いで見守る。

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以前もブログで書きました、うちの息子の誠賢(せいけん)が他の生徒から受けている学校での嫌がらせ。

小学校3年生になっても違う子から受けているようなのです。

先週水曜日に、娘が息子に代わって報告してくれたところによると、体育でドッヂボールをしていたら、ある女子生徒が誠賢の顔面にボールを投げてきて、彼はかなり痛い思いをしたとのこと。

この時点では「体育でよくありそうなことだし、女の子が投げてきたボールでしょ?(たいしたことないだろう)」と思っていたのですが、よく話をきいてみると娘よりも背が高く(140センチ以上)腕力も強く、しかも常日頃、誠賢の悪口を言って笑っていると聞いている女の子からの顔面への一撃だったのでした。(誠賢はしばらく痛くて目が開けられないほどに……)

その女の子(以下、アナ:仮名)は謝りもせず、しかも代理の若い先生は「ヘッドショット(頭や顔にボールを当てること)はノーカウントよ」と言っただけで、誠賢が痛がっていることに無関心だったことから私たち夫婦はとうとう頭にきてしまいました。(せめて「痛かったね?大丈夫?」くらい声かけてあげればいいのにね)

同じ学校にいる娘から、アナが誠賢に対してちょっかいを出していることを聞いていましたし、同じクラスのアンソニー(仮名)も例えば、下駄箱前で靴を履き替えている時に押されるとか、誠賢が座っている椅子を蹴ってくるなどの嫌がらせがあったと本人がようやく教えてくれたので、「なんてことだ!」と怒りの10個目のスタンプが押された(≒達成された)がごとく、私は校長先生(以下、校長)に直訴することにしたのでした。

先月9月から新しく校長が代わっていたので初対面です。前任の校長もそうでしたが、朝の登校時に校長だけ校舎の外に出ていることが多いので、話を聞いてくれるチャンスなのです。

事情を聴いてくれたその校長は

「状況はわかりましたが、私はその場にいませんでしたし、詳しい状況を知るその体育の先生と担任の先生に直接お話しをしたほうが良いと思います」とのこと。

まぁ、そりゃそうだ。

でも、その代理の若い体育の先生が次いつ代理でくるかわからないし、担任の先生に至っては出産間近だからクラスにいない日が多くなっているのです。(実際にドッヂボールの日は代理の先生がきていていなかったし)ましてやコロナ禍で校舎内に保護者は入れませんからね。そこで引き下がらず、どうしたら連絡をとれるか校長に聞いたところ、

「学校の事務所に電話して内線でつなげてもらうか、メールするかしてください」だって……。

面倒くさそうに素っ気なくいっているかのように感じ、前年度までの校長がいかに良かったかを実感しました。

 

すぐその日にクラス担任にメールをしました。

アナとアンソニーが誠賢をクラスでいじめているのではないかという疑問とその理由、さらに誠賢だけが一方的に被害者なのかもわからないからクラスで何が起きているか教えてほしいと質問したのでした。

まず、アナのドッヂボールの件は「彼女に直接聞いてみたらあれはわざとではなくアクシデントだったと言っていた、アナはわざとそんなことをする女の子ではない」との説明。次にアンソニーの件は「彼と誠賢と二人に直接聞いてみないとわからないので明日にでも聞いてみる」との返信でした。

もし、あなたがこのような返信内容を読んだら、どのように感じますか?

私たち夫婦は、息子が不利になるように感じました。

アナのドッヂボールに関しては「きっとそのような回答がくるだろう」と思っていましたが、アンソニーの件は「もしかしたらこれを機会にさらに関係がこじれる(嫌がらせがエスカレートする)かもしれない」と危機に感じたのです。

アンソニーはいきなり先生に呼ばれるわけです。悪いことをしたなどと思っていないのに……。

つまり今回『現行犯』で呼ばれるわけではないのです。誠賢にしたことなど覚えておらず、アナ同様にわざとじゃない、ただ足が椅子に当たっただけで蹴ったわけではないなどの言い訳だってできることでしょう。

また、「ランチ時のこと(ランチ時は担任の先生がいない)を先生にチクった」と思うかもしれないし、アクシデントなのにわざとだと被害者面するような誠賢のほうが悪いという話になっていきそうで危機に感じたというわけなのです。

私たち夫婦が考えすぎでしょうか?

大げさな反応でしょうかね?

誠賢に「先生が明日、二人を呼んで話すってよ」と伝えたら、顔には出さないまでもふさぎ込み、なんと夜中におねしょをしてしまったのでした。(2年近く一度もおねしょをしていなかったのに)

結局、「明日、二人を呼んで直接話すのはやめてください。私たちは故意がなかったことを理解しましたから」と先生に返信し、翌日、息子に何もなかったようで安心しました。これからも何事もないといいのですが……。


(パパが料理しているのを見ているのが好きな息子)

誠賢は内に溜めてしまうタイプというか、気持ちを説明するのが苦手でおっとりしています。

アナやアンソニーから受けていた嫌がらせは、姉である娘が同じ校舎にいて見ていたことや、今回、私たち夫婦が誠賢に問いただして、ようやく話してくれたという事例だったのです。

「でも僕は、彼らが何て言っているか英語だからよくわからないんだよ」

誠賢はつぶやくように言葉を発します。

その言葉の意味を推測するに、『悪口を言われていてもわからないから気にしていないよ』という意味と、『英語がわからないから友達になれないんだよ』という意味の二つが含まれているような気がして、なんだか切なくなってしまいました。

切なくなったといえば先々週の出来事。私が午前中に郵便局へ行く用事があって学校の前を通ったところ、偶然、誠賢のクラスが外で遊んでいるのが見えました。

ほかの子ども達はフラフープで遊んだり、ボールを使ったチームプレーをしていたりしていたのですが、誠賢だけどこにも属することなく、一人でフラフラと踊るように歩いています。

もし、一人でポツンと寂しそうに座っていたら先生やほかの生徒は声をかけることでしょう。

でも、彼はおどけるように、一人で遊んでいるように振舞っているのです。

私は遠くからその様子をみつめながら、複雑な思いを抱きました。

一人遊びができて立派だなと思う一方で、やはり友達がいなくて、それを周りに気を遣ってもらいたくなくてあのような振る舞いをしているのではないかと、その健気さと不憫さ?に涙が出てきたのでした。

私や妻も現在「小学校のころの友達で今も仲が良い友達がいるか」と問われるといないし、そもそもあまり覚えていないほどなのですから、誠賢に「小学校で友達を作りなさい」なんて言うことができないばかりか、むしろ友達がいないことも個性のうちなのではないかと思いたいのです。

以前、誠賢と友達になりたがる生徒はいたのですが、どのように友達になるのかわからないのか、つるむのがあまり好きではないのか、誠賢自身が友達と距離を置いているように感じる時もあるのです。

その他、私たち夫婦が複雑な思いをしているのは、私たち夫婦自体が家族だけでいるのが好き過ぎて、友達と遊んだり、誕生日パーティーに行ったりするような社交性がないから、子ども達もそうなってしまっているのだという罪悪感のようなものがあるのです。

誠賢はお姉ちゃんと遊ぶのが大好きで、学校でも休み時間にお姉ちゃんを探しては遊んでいます。

娘も複雑な思いをしていまして、娘の担任の先生から

「誠賢は友達を作らないとね。だってあなたは次の学年から違う校舎に移るんだから」とか

「あなたが通訳者にならなくていいの!誠賢に英語で話させなさい!」などと言われるのだそうです。

娘も息子を守りたいがために頑張っているという健気さに感動するとともに、担任の先生の言うこともわかるので(でも余計なお世話だとも言いたいw)複雑な思いを家族皆でしているというのが現状なのです。

 

今回の「怒りのスタンプ10個目が押されるような事件」を経て、なんだか引越ししたくなってしまいました。

今通っている学校は良いところなのですが、先生次第、生徒次第で子ども達への影響が変わっていきます。その変化が合わなくなってしまっているように感じます。そこで、他の学区に転校することによって、息子に新しい友達ができる可能性が高まるのだとしたら(その逆もありうるけど)引越しするのが解決につながるのではないかと思い始めました。

今住んでいるRiver Eastエリアはウィニペグの北東に位置して、ダウンタウンまでバスで15分。スーパーまで歩いて7分、学校やデイケアまでも歩いて7分、ファミリードクターや歯医者までは歩いて5分と、ほとんど車を使う必要がないくらい便利で、しかも比較的治安も良く静かな場所です。

4年も住んで気に入っているのでどうしようかと迷っていますが、今住んでいる家を貸しに出して、新しいところ(ウィニペグの南?)に来年夏から住むというのはどうだろうかと妻と話し合っています。

家の修繕やリフォームをしてきて今の家には自信があるのですが、このコロナ禍で貸して需要があるかどうか……。

2ベッドルームのアパートで1500ドルくらいの家賃が相場のようですが、3ベッドルームの一軒家(River East エリア)をいくらで貸しに出し、誰が借りてくれるのかを考えると自信がなくなってしまっています。

もし、これから長期出張や駐在などでご家族でウィニペグに住む予定があるという人がいらっしゃいましたら、お役に立てるかと思いますので何卒お教えください。(もしくは、ご紹介いただけると助かります)

引き続きあなたにとって、素敵な10月となりますように。

それでは、また。

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