雪解け水と雷雨でベースメントに漏水が。我が家の浸水対策編。
最近、毎週末に雪や雨が降っています。(来週も雨の予報です)
明日、2022年4月24日(日)も雪が積もる予報になっていますから、今年の積雪量は異常です。(観測史上トップスリーに入るのでは?)
このブログでは何回も書いていますが、雪解け水が洪水やベースメントの浸水をうみやすくなっているという現状で、とうとう、我が家にも雨水漏れの魔の手が迫ってきちゃいました。
今回はその事件簿と対処法について書いてみようと思います。
ベースメントにある洗濯機まで行こうとしたら、ベースメントのカーペットがすでに濡れていました。
その1時間前までまったく濡れていなかったにもかかわらず、雨が続き、急に室外機がある側の壁から水が浸み込んできたのです。
ケーブルは漏電するかもしれないためすぐにどかさないといけません。
漏電も怖いですが、これからさらに『どこから』、『どれくらい』水が染みこんでくるのかわからないことも怖くなっていくのです。
今日も、明日も明後日も降水確率が高く、雷雨が予報されているわけですから気が気ではありません。
カナダ・マニトバ州では地階(ベースメント)がある家のほうがスタンダードでして、そのベースメントに水が漏れてくるというのはよく聞く話なのですが、いざ、自分の家で起こると、何をどのように対処していったらよいか悩むものです。
もし、あなたの家や部屋に水が浸水してきたらどうしますか?
我が家では、まず、
荒ぶっている風神、雷神に治まってくれるよう祈祷を捧げます(嘘)
冗談はさておき、さきほども書きましたが、
漏電しないように近くのコンセントのプラグ(特に延長コードに注意)を抜いたり、そのブロックだけブレーカーを落としたりします。
それと、濡れたら困るものを広範囲に移動させます。
次に、水が流れていって欲しい方向をつくるか、水が漏れてきている部分にタオルや何か水を吸ってくれるもの、防いでくれるものを置くというのも必要です。
上記のような対処法を考えながらも、どこからどのように漏れてくるか、何が原因なのかも考えなければなりません。
そこで、漏れてきている壁の外、つまり外壁側から原因を探ります。
すると、すぐに見つかりました。
屋根からの雨どい水が、上の写真のように砂利側にパイプの先があると壁側に水が流れていくのです。
砂利と芝生側は地中で薄いプラスチックフェンスのようなもので分けられていまして、上の写真のように黒いラインのギリギリ砂利側に、屋根からの水がすべて流れるようになっていると浸水してくるというのがわかったのです。
以下は、わずかに芝生側に動かした写真です。
「こんなんで違うわけないやろ?」と思っていたら後悔すると思います。家の外を確認するときは、樋からの水のアウトプットがどうなっていくかに注意したほうが良いかと思います。(上の写真の白い管も雪でしばらく埋まっていたから動かせなかったのですけどね)
屋根からの水がどのように流れていくか、水がどこかの壁際に集中することにならないかを考察したら、上の写真のようにトイの出口を動かすのではなく『屋根からの水の出口を動かさなくて済む、動かないようにする仕組み』を作っておくことも重要だと気付いたので、来月には白い管の配置を変えよう(裏庭の畑のほうに水が行くようにしたい)と思っています。
話は戻りますが、
家にすでに浸水してきてしまった水はどうしたらよいでしょう?
壁際にタオルを置いてもすぐに水浸しになってしまい、何度もタオルを絞り疲れてしまいました。
以下の写真のようにケルヒャーの水を吸う器械も使ってみましたが時間がかかり過ぎて、充電もなくなってしまいました。
そこで、すぐにコスコに行ってきて、水も吸える掃除機を買ってきましたよ。
そして、水を吸ってくれてダムになる『Quick Dam』という商品もカナディアンタイヤで買うことにしました。
DeWALTというメーカーの掃除機、Wet/Dry Vaccumは、以前から欲しかったため、よい機会になりました。(2022年4月現在税込みで約90ドル)
掃除機のほかにも、写真にあるような「水を吸うと土嚢のようになる」というAmazonでも口コミが良いクイックダムという商品はとりあえず補助的なものとして買っておいたのです。
一つだけ長い土嚢を開けて、水が漏れてきた壁際に置いてみましたが、外壁側のトイを動かしたおかげで、それからは水がしみてこなくなったため、クイックダムが水を吸うことがありませんでした。
水がもう染みてこないとわかれば、全力でカーペットに染みた水を吸い込むことに集中できます。
この業務用掃除機。正直ダサいですけど本当によく吸い込みます。
さっきまでタオルやケルヒャーを使っていたのがアホらしくなるくらい短時間で2リットルくらい吸ってくれたのです。
すぐに買いに行って対策しておいて本当に良かったと思えました。
だって、初めてカーペットの水の染みを見た時にうろたえて、どうしようかと思考がフリーズしまっていたにも関わらず、これらの対策によって安心して寝ることができるわけですから……。
ちなみに、カーペットや絨毯洗浄は業者がやると1ベッドルームで40ドル~60ドル位かかりますから、絨毯洗浄をしたあとの水を吸うためにもこの掃除機があるとすぐに元が取れるかと思います。(別に製品を勧めたいわけではないですよw)
今は、雷が鳴っていて(一瞬停電になりました)、明日以降もずっと雨が続き、明後日は雪が積もることでしょう。
まだまだ予断は許されない天気ですが、これからまだ何か対策が必要になるようなら引き続き備えていきたいと思います。
それでは、また。