年の瀬で問題が重なる。下水管が詰まる。

年の瀬、膿を出すがごとく色々と問題が発生していています。

一昨日26日の夜から下水が逆流してくるようになりました。
(以下、文中に汚水の汚い表現や写真がありますので閲覧注意です)

お客様が泊まったあとなので、シーツや枕などを洗い、珍しく食器洗機も使ったら、逆流してきた水がたまる場所(以下、下水避難場所と書きます)が満杯になっていくではありませんか!

水が入っていないとき(平常時)は以下のような写真になります。

底にポンプが置いてあり、すぐ横の上に伸びる黒いパイプはポンプで吸い上げて外に排出してくれるパイプなのです。

ある一定の水量になると自動的にポンプのモーターが重低音を出して動き出すので、下水のどこかに問題があることがわかります。

「ポンプが排水してくれるからいいや」とそのままにしておいてはいけません。

家の下水管のどこかがおかしいからこっちに流れてきてしまっているのです。

とりあえず、ありとあらゆる排水溝(洗面所やキッチンなど)から我が家の必殺技「DRANO MAX JEL」を注入するのですが効果なし。家庭内の排水が上の写真のポンプのある下水避難場所に来てしまうのです。

ポンプが排水してくれると期待しているのに、ずっとブーと重低音を鳴らすだけで排出せず半日以上が過ぎてしまいました。外に出て調べてみると排水パイプが凍っていて排水できなくなっているではありませんか!(外マイナス13度)

排水パイプを温めてなんて悠長なことを言っていられません。排水ポンプの活躍を諦め電源コードを抜いて、あふれだしそうな水を妻とバケツでリレーし、外へ運び庭に捨てます。

ベースメントへのわずかな階段なのですが、何往復もするとヘロヘロになりますね。しかも途中、息子君がトイレを流してう〇ちや彼が食べたであろう黄色いコーンがそのまま浮いてきた水を外に出すことになり、精神的にもやられました(笑)この日は誰もシャワーを浴びられませんし・・・。

その日の夜にウィニペグのイエローページを開いて無料で見積もりをしてくれる業者さんを探しました。妻はネットで各業者のくちこみまで調べてくれて、ようやく業者にメールしてみてもらうことにしたのでした。

翌朝、つまり昨日の朝8時半に女性の担当者から電話がかかってきて、
「どんな感じ?水の被害は大丈夫?今日だったら夕方6時から8時までの間で作業員を派遣できるけど予定はどう?」とめちゃくちゃ対応が良くてびっくり。

夕方5時過ぎに電話がかかってきて、
「今、作業員が向かっているからね。その後悪化していないかしら?」と確認の電話がきたのち、その30分後に作業員が到着しました。

夕方5時半はもう真っ暗

恰幅のよいお兄さんがフレンドリーに挨拶して入ってきてくれ、ベースメントへ直行です。

「あ、ここ(先の写真のポンプがある場所)に水が溜まっているってことはこの家で一番太い下水管が詰まっているんだね。それじゃ、その下水管内が見えるここを開いてみよう」

と、水道メーターのすぐ近くで入居時から「なんだろうね、これ」と思っていた場所を器具を使って開けて奥を照らして見せてくれます。

「ここに水が見えるでしょ、ってことはあなたのお家から道路にある市のメインの下水管に通じるまでの配管で詰まっているってことなんだ。この入り口からワイヤーカッターをグリグリいれて管をきれいにすることで解決するけど税込み325ドル。やってみる?」

この作業員、説明の仕方が慣れているというか上手でして無駄がない。

「お願いします。クレジットカードで払うことができますか?」

カードリーダーはないけど、カード番号とサインをいただくことで支払いができることのこと。すぐに車から大きな器具を担いできて作業に入ってくれました。

「古い新聞紙はあるかい、ここに敷いてもらえると助かる。たまに危険な場合があるからちょっと離れていてね」

ワイヤーカッター先端の刃はカニの手みたいになっていて、下水管の中で回転しながら奥に入っていきます。作業員はワイヤーを調整しながら家の外の道路地下に通っているメイン配水管(市が管理)まで詰まりがなくなっているか確認しながら作業を続けます。

「詰まってからどれくらいたった?」

「昨日からだよ」

「そうか、昨日詰まってすぐ呼んだのは本当に良いことだよ。詰まりを直しやすいからね。ほら、今貫通した手ごたえがしたからもう大丈夫なはず。ちょっとトイレの水を二回流してみてくれない?」

きちんと流れていて、例の排水避難場所に流れ込んできません。

「最後にキッチンの水を5秒以上流してみて。そうしたらこのワイヤーカッターを抜くからね」

綱引きみたいに抜いていくと、部屋に糠漬けのぬか床のような臭いが充満してきます。

「この下水の臭いがしてくるってことは、市のメイン下水管との間の詰まりがなくなって臭いまで通じてきたってことだから、今回の問題が解決されたという喜ばしい香しい臭いなんだよね」とニッコリ。

先端が出てくるとビックリ!カッターの周りに詰まっていた原因がこびりついて出てきました。(以下、閲覧注意)

この黒い塊、髪の毛かと思ったら木の根っ子なのでした。木の根っ子の一部の間にはミミズまで住んでいて、風の谷のナウシカの腐海の森を思い出しました。

木の根っ子以外にウェットティッシュのようなものが絡まっていました。

「これ、おしりふきかウェットティッシュか、ナプキンかわからないけど水に溶けないものをトイレに流すと木の根の網目に引っ掛かって排水溝を詰まらせるから注意してね」

うちでは上記のものを使ってないし流してもいないため、どうしてだろうと考えていたら、一昨日泊まったお客さまかもしれないと思いました。なぜならその人が帰った日から詰り、さらにウェットティッシュの繊維が損害が少なく新しいものだったからです。「トイレットペーパー以外は流さないでください」と書いておかなければなりません。今回のように酔っぱらったお客様が見てくれるかはわかりませんが・・・。

作業員は片づけをしている間も「僕のかみさんが先週女の子を無事に産んでくれてね。僕もパパになったよ」「なんで日本からこっちにきたの?」などフレンドリーに世間話をしてくれます。Roto-Rooterという会社が一番くちこみが良いのですが、その理由がよくわかりましたよ。わずか30分で作業を終わらせて、

重機を背負って帰ってきます。人件費とこれら重たい機械がなかったら詰まったままでしたから、325ドルは納得の値段だと思いました。6か月間保証付き。もし根っ子でまた詰まったらただでなおしてくれるのだとか。(ウェットティッシュなどで詰まっているのがわかったら有料になってしまいます)

※追記:税込み325ドルは相場の倍以上だそうです。どうやら私はぼったくられていたのでしょう。Rocket Rooterというところが良いそうです。

住んでいる場所にもよると思いますが、木の根が下水管内に入ってきてしまうことが多々起きるそうで(私のご近所の友人家族も同じようなトラブルがありました)2年に一度はワイヤーカッターで配管内をきれいにしたほうが良いそうです。

また、家の中の配管を凍らせてしまうと膨張し、溶けてまた凍ってを繰り返すとやがて破裂してしまうことがあるため、家の暖房はつけっぱなしにしておいたほうが良いということも先輩ウィニペガーに教わりました。破裂した水道修理代とその時の不便さを考えると、つけっぱなしにする電気・ガス代のほうが安いですからね。

昨日の大雪の雪かきも含めて一軒家のメンテナンスは急にやることが発生します。一人ではすべてできませんので、やはり自分で出来そうもない下水関係はすぐにプロにお任せしようと思った年の瀬でした。

これらの経験がウィニペグに住んでいる人のお役にたてれば嬉しいです。

それでは、また。

※トレーニングで入っているレストラン。新店舗オープン準備で大変なのだろうけど、年末はシフトに入れてもらえませんでした。問題はまだまだ続きます。

※備忘録(前回の投稿から今回までの支出)
【合計1517.59ドル】通信費、新しいベッド代、車ローン、下水道修理代含む

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