カナダの小学校のバレンタインデー。告白の断り方?
昨日はバレンタインデーでした。
小学校では毎年恒例のプレゼント交換が行われます。自分の子が誕生日にクラス人数分カップケーキを持っていく時もそうですが、まずクラスメートが何人いて、アレルギーの有無や好き嫌いの傾向を確認します。
バレンタインの場合は学校側からクラスメートの名簿がこの日のためにあらかじめ配られるため、あて名を一つずつ書いてプレゼントを用意するという面倒くささ用意周到さ。毎年、どのようなプレゼントにするか妻が頭を悩ませています。
だいたいプレゼントは文房具やお菓子をちょこっと用意するという感じで、それに宛名を書いたメモを添えて学校に持っていくと先生が一つの袋に仕分けてくれるという流れになります。
100均のようなお店にはバレンタインデーグッズが多く売られているため、買い出しに行き、以下のような宛名シートや文房具を買ってきました。
ステッカーシールや鉛筆&消しゴムセットを組み合わせていきます。
子ども達には宛名シートに一枚一枚名前などを書いてもらうため、20人以上もいるクラスメートに渡すようにするのに1時間近くかかります。
どの家庭もこのような小さなプレゼントセットを用意しているわけでして、バレンタインデーの日は家に帰ってくるとそれらを吟味するところから始まります。
「ふむふむ。これも良いね~」
小さなお菓子やおもちゃもありました。
以下の写真のようなタトゥーシールも子ども達が喜びます。
(水につけて右の手のようにしばらくシートごと手になじませてからシートをはがすと左の手のようにシールが手にくっつきます)
カナダに来たばかりのころはこのような習慣やプレゼントのボリュームがよくわからなかったためブログで記事を探すのですがなかなか見つかりませんでした。
例えば以下の写真。
お菓子やメモ帳に交じって左下にスケボーのおもちゃがあります。子ども心をくすぐるこのおもちゃのようなものも良いのでは?とか、小さなジップロックに入るボリュームで良いのか…などが伝わっていれば嬉しいです。
日本のように女の子から好きな男の子にチョコレートをあげるという習慣はないですが、男性から女性への花束、家族への花束、あるいはカップルや夫婦、家族で外食などの習慣はあるように感じます。バレンタインデーの前日にCostco(コスコ・スーパーマーケット)に買い物に行った時に花束を買っている人が多かったのが印象的でした。(一束99ドルの大きなバラの花束も!)
うちの娘は最近だいぶ太ってきましたが、男の子にもてるようです。
昨日は前にクラスメートだった男の子に「うちに遊びに来ない?」と誘われていましたし(用事があったので行かなかった)、さらにその数日前には幼稚園時代に一緒だった男の子に「アイラブユー」と言われて逃げるように帰ってきたそうです。
「好きでもない男の子から告白されたらなんて返事をしたらよいの?」
あなたでしたらどのように子どもに応えさせたら良いと思いますか?
もったいぶった言い方をして相手にその気にさせたままにしてしまうことは避けたいし、かといってピシャリと断ってしまうのも気の毒だし……。
「どう返事をしたら良いと思う?」
質問に質問で応えるかたちで娘に問いかけてみました。
「『ごめんね、私はデニスが好きなの』って言えばいいかしら?」
(え!あの数学とギターが上手なデニス(イケメン)が好きだったのか!)
これまたショックというか色んな感情が出てきましたが、娘の成長を実感しました。そしてデニスに対抗するかのようにギターをまた練習しようと心に決めた次第であります(笑)
さて、次回に娘が誰かに告白された場合を想定して、意中ではない男性に好きと言われた場合の模範解答をmaipocoさんに相談させてもらいました。
「Thank you, I like you as a friend.」
なるほど。
まず、告白のお礼を言い、I love youと言われたにも関わらずI like youに格下げ?しておきながら、as a friend(友達としてね)と付け加え、さらりとその場を去る……。
さすがです。
このまま娘に使わせるようにしたいと思います。
バレンタインデーが終わったら次は春休み後のイースター(復活祭)のイベントです。お店にはうさぎや卵を模ったグッズが売り出され、子ども達はエッグハントを楽しむことでしょう。
節目があることで成長と私の衰退(先日、バドミントンを本気でして身体がボロボロ笑)を実感できます。
これからも子どもたちの成長とパワーについていけるよう頑張っていきたいと思います。
それでは、また。