海外移民って結婚に似ているって話は「生活している自分」をどう想像するかにかかっている。
昨年も毎週ブログを書いてきましたが、土日のどちらかでブログ記事を書けるよう時間をとるのが難しいことがあります。
さらに、ブログ記事にしてまで書きたいという内容がない時など、土日の執筆時間は苦痛にしかならず、4時間くらい唸って執筆していることがあります。
今週末は何を書こうか悩んで、悩んで、結局まとまらずに日曜日の午後に入ってしまいました。
書きたい内容はあるのですが、どうも感情的になってしまうといいますか、誰かを不快にさせてしまうかもしれない内容になるのではないかと思うと書くことに逡巡してしまうのです。
自分が発信しているブログなのだから好きなことを書けばよいというのはわかるのですが、自分だけが読める日記ではなく多くの人に読まれる可能性があるという部分で責任が伴うわけでして、社会的な内容においていい加減なことは書けなくなってしまうのです。
社会的な内容とは例えば「カナダ(マニトバ州)に移住したい」と考えていらっしゃる方が読んでくれている場合において、移民(特に移民法に関わる内容)について書いて公開するようなことを言います。
カナダ公認の移民コンサルタントやプロのエージェントではないかぎり、人の一生を左右する移民について相談に乗ることは危険なことです。法律やルールは年々変わりますから、昔は大丈夫だったことが今通るとは限りません。それらの法律などを書き手自身の頭の中でアップデートしていないで移民法がかかわる相談に乗ってしまうと信頼問題に発展するどころか、訴えられることさえあるでしょう。
そこで、私がブログを続けていくにあたって、注意していることが3つあります。
1,実体験を淡々と書き、その当時にそうだった事例のみを「○○年△月現在」などという前提で書いていく。
2,マニトバ移民の良いところばかりではなく、悪いところや永住権取得まで大変なことも赤裸々に書く。
3,移民法にかかわる相談を受けるのではなく、マニトバに移民することになった際の実務をサポートする。
上記の立ち位置でいると、とりあえずクレームがくることはありません。
しかし、以前に
「ほかのサイトではマニトバ移民にマイナスイメージを持っている人が多いのに、どうしてあなたのサイトでは楽しそうなのですか?演じているのですか?」
と、まぁクレームといいますか、私が嘘を書いているのではないかと疑ってくる人がいました。(どんな土地でも楽しそうにしてもいいじゃないか!w)
それと、私が無料で移民をサポートしていないことに対する不満がある人もいます。
これは移民に関する相談を受けてきた人ならわかってくださると思うのですが、とても無料ではできないようなお願いをされることや、失礼に値する質問を受けることがあるのです。そこで私は相手の覚悟を問う意味も含めて有料にすることにしました。(※有料をちらつかせると、変な人が寄ってきませんからお勧めです)
いまでも『サービスに対して定価をつけておいてよかった(例;空港送迎60ドル+駐車場代など)』と思える事例が多いです。なぜなら「無料だと(気を遣ってしまって)お願いしづらい」という人が少なからずいらっしゃいまして、そのような人はたいてい良い人だったという経験則があるからです。
ちょっと話はズレるかもしれませんが、結婚式を段取りするのにウェディングプランナーにお願いする際や、お葬式の相談を葬儀社さんにする際に、あらかじめ定価(相場)がわからなかったり、プロではない人かもしれない人に無料でやってもらったりすることを考えたら不安になりませんか?
さらに「一生の晴れ舞台ですから」とか「最後のお別れの場ですから」という常套句でオプションをたくさんつけることを促されたり、後日に請求が高くなってしまったりという怖さも嫌ですよね。ですから、人生の節目に携わる業界はわかりやすい定価があったほうが双方にとって良いと思うわけなのです。
以前からこのブログ記事でも書いていますが【海外移民とは結婚に似ている】と思っています。
「誰と結婚するか、ウエディングプランナーや仲人を誰にお願いするか」という問題は、そのまま、
「どこに移民・移住するか、移民コンサルタントやエージェントの誰に相談に乗ってもらうか」に当てはまります。(←注意深く選びましょう!)間違っても「結婚なんて人生の墓場だよ」という信条の人にその時期に相談してはいけませんw。同時に「日本に住んでいたって幸せになれる」「海外移民なんてうまくいきっこない」という人には伝えない・何も言わさないようにしましょう。※逆に「結婚なんて簡単だよ」という人にも注意です。
自分が選んだこと(結婚相手であろうが、移民したい国であろうが)に対して、いちゃもんを言ってくる人がSNS上ではいるものです。もちろん当人のことを思ってのアドバイスというのもあるかと思いますが、その結婚相手のこと(移民したい地域のこと)やいままでの経緯・関係性を知らないにも関わらず、よく反対できるものだと呆れてしまいます。(結婚する(移民する)当人がその時に納得して、幸せなら放っておけばいいのにね)
私はマニトバ州に住んで「住めば都」とはよくいったものでおかげさまで幸せに過ごせています。もちろん向き不向き、好き嫌いはあるかと思いますので、もし、マニトバ州ウィニペグが気になったのでしたら、ご自身でよく調べていただきたくか、現地の在住の人の何人かに具体的な質問をしてみるとよいかもしれません。
マニトバ州は以前から、良い職がない、治安が悪い、日本人が少ないなどと言われています。
でも、例えば結婚紹介所の人が、仮に独身だったとする私のプロフィールを読んで、私と結婚を考えている人に対して
「あの人は良い職についていないし、人相が悪いし、毛が少ないからやめたほうがよい」
と説得していると聞いたら……、
まぁなんとなく納得しちゃうかも。(←自己肯定感、低っ!)
一方で、自分の愛する人が独身だったとして、このような理由で結婚紹介所の人が結婚を避けるようほかの人に説得しているのを知ったら落ち込むな……。
そう考えてみると、SNS上でマニトバのことを悪く言われるとかなり落ち込んでしまうため、やはり移民を選んだ地域というのは結婚相手のようなもので、移民と結婚というのは似ているのだと思うわけなのです。
※Twitterでは以下のようなつぶやきがつい最近あり、さらにマニトバ民に火が付きました。(私が「どういう意味ですか?」と質問コメントをしたらすぐに削除されてしまいました)
結婚や永住権取得を目指すということは、その時の自分にとって「もっと幸せに過ごせるかもしれない、その後の人生により期待したい」というところでも似ています。結婚も永住権取得も目的ではなく、手続きを終えた後の生活をどのように楽しんでいくか、また、相手(地域)との関係性をいかに築いていくのかが重要だと思うのです。同時に結婚した当人が納得して幸せに生活しているなら、他人からいちゃもんを言われる筋合いはありません……。
喧嘩や離婚危機がない完璧な結婚がないように、完璧な海外移民もありません。
自分から変わり、順応し、関係性への納得と幸せを持続させる(もしくは早く見切ったほうがよい)というところにも、結婚と海外移民に似ているところがあるように思います。
あなたがもし海外移民を予定しているのでしたら、その地域とあたかも結婚生活を続けていくという妄想をもとにすると、結構行きたい場所や自分に向いているかもという直観に出合えるかもしれませんよ。
マニトバ州ウィニペグの魅力についてもっと知りたい人や、実際にマニトバ移住を考えていらっしゃる方がいましたら、実体験をもとにしたもので押しつけになってしまうかもしれませんが、お話しすることやお手伝いできることがあると思います。
お気軽にご連絡ください。 renearcorp@@hotmail.com(@をひとつ省いて宛先としてメールください)
※お問い合わせいただく際の注意事項的なブログ記事を昔書きましたのでご覧ください。
それでは、また。