真冬での車のタイヤのパンク。ガレージ内で良かった。
今年の冬は湿度が高く、霧が幻想的な樹氷を作ってくれます。
晴れの日は桜の木のように見えますが、曇りの日は吹雪の跡のような感じで寒さが増すように感じます。
こんな雪景色で3日前、お客様を空港からピックアップしておうちまでお送りした帰り道に、タイヤの空気圧が下がっているという警告ランプがスピード計のすぐ横に光り始めました。
「ん? パンクか?」
ただの空気圧不足なら空気を入れに行けば大丈夫だろうとすぐにガソリンスタンドに寄って空気を入れたのですが、すぐに空気が漏れてきてしまうのです。
夜だったので修理屋さんに持っていけませんから家のガレージに停めることに。
(次の日には前輪左タイヤがぺっちゃんこになっていました……あぶね~)
これが高速道路の途中だったらと思うとゾッとします。だってマイナス15度の中でパンクを修理するかどうかを考えなければなりませんからね。
あなたは車のタイヤのパンクを経験したことありますか?
私は自転車のタイヤ修理なら何度か経験していますが、車のタイヤ交換は自分で対応したことがありません。
海外在住の方、特に春先にポットホール(道路の穴)が多くなるウィニペグに住んでいる人ならすでに経験ある人も多いかもしれませんが、今回のブログ記事はダッジキャラバン2013年製のスペアタイヤ交換について書いてみたいと思います。
車を持っていらっしゃる人に質問ですが、ご自分の車のどこにスペアタイヤがついているか(もしくはそもそもついていないか)をご存じでしょうか?
恥ずかしながら私は知りませんでした。まさか車の底についているなんて……。
車種や年式によって違ってきますが、スペアタイヤの存在と、車載工具(ジャッキ等)の場所だけでも知っておいたほうが良いし、あらかじめスペアタイヤの交換の仕方の動画を見ておく必要があるのでは?とこの時に実感したのでした。
さて、ここからは今回のタイヤ交換における注意事項や経験を共有させていただきたいと思います。
タイヤ交換をする際には、まず、ジャッキがパタリと倒れないよう『足場がわるく、傾斜のある場所でタイヤ交換はしない』ように留意し、Pにギアを入れ、フットブレーキ(サイドブレーキ)をかけておくとよいと言われています。
準備ができたらスペアタイヤを確認するわけですが、私の車ではトランクなどにスペアタイヤがなく、車の底にはりついているため、地面にかがんでどの位置にスペアタイヤがあるのかを把握する必要がありました。
位置から推測して、運転席と助手席の間にスペアタイヤを地面におろすためのねじがあることに気づきました。
(シガーソケットのすぐ近くです)
スペアタイヤの存在が図でかかれている蓋があり、それを開けて留め金を外し、車載工具(六角ナットがはまる工具)を入れて緩めていくと底についていたスペアタイヤとそのカバーが、下の写真のように地面につきます。
まだまだ六角ソケットを回してワイヤーを伸ばし、スペアタイヤを手前に引き寄せなければなりません。
上記の作業のためにはまず、ジャッキを使って車体を持ち上げていなければいけないとすぐ気づきます。
手がかじかむので軍手をすることをお勧めします。
これが結構重い!反対側からスコップで押してこっち側に移動させて何とか引き出すことができました。
数年は使っていないような汚れと錆です。使えるのか心配になっていましたが空気圧はパンパンでした。
スペアタイヤカバーの底についている臍の緒のようなワイヤーを伸ばし切って外さないといけなくて、
ちょっと説明が難しいのですが、上記の写真のようにスペアタイヤのカバーの中央を操作できるようなポジションまでワイヤーを伸ばし切り、上記の写真のカバー中央のストッパーの両端を折りたたんでから、スポンと抜いて、スペアタイヤのカバーとスペアタイヤをようやく分離できるようにするのです。
スペアタイヤが用意出来たら、パンクしているタイヤのホイールナットを緩めていきます。このタイヤのナットは5つでした。(タイヤが大きいと6つの場合もある)対角線上でナットを緩めていく(締めなおしていく)といいようですね。
凍っているのか知りませんがものすごくナットが固く締められていて、なかなかナットが回りませんでした。本来は、ジャッキアップする前にある程度ナットを緩めておくといいそうですね。
私の父親が車に詳しかったため、このようなタイヤ交換は朝飯前だったはず。若いころに聞いておけばよかったと思いました。
そこで、暇そうにしていた子どもたち(まだ11歳と9歳なのにw)をガレージに呼んで、一通りのタイヤ交換について説明します。
思っていた以上に子ども達の食いつきがよいといいますか、真剣に聞いてくれて、ウィニペガーとしてたくましく育ってくれそうで、とうちゃんとしては大満足な時間となりましたよ。
よくよく考えてみれば、パンクしたと落ち込むよりも「これは子どもにウィニペグでのサバイバル知識を教えるチャンスなんだ!」と思えば、よいキッカケとなり、しかもブログネタになるわけですから貴重な経験になったといえますよね!
今後もし、どこかでパンクしてもこのように経験しておけば、今回のようにタイヤ交換だけで1時間もかかることはないでしょう。
週明けにでも近くの修理屋さんに行ってパンク修理の予約をしたいと思います。
※ちなみに、パンクしたと英語で説明するときには「I got a flat tire」と「フラット(平らになった)タイヤ」という表現を使います。
あなたがもし運転をするのでありましたら、くれぐれもタイヤのパンクには気を付けてくださいね。そしてもしパンクしてしまった時にこのブログ記事が少しでも役に立てたら幸いです。
それでは、また。