Sump Pumpって知っていますか?水漏れ対策のDIY

本日、2022年5月20日(金)のマニトバ州ウィニペグの最高気温は9度、最低気温は2度と予報されていましたが、風が強くてしかも雪、みぞれが降りましたらからもっと寒く感じましたよ。

ここ数日、雨が降る日が続いていまして、我が家のSump Pump(排水ポンプ)が稼働しまくっています。

北米・カナダのベースメントがある古いおうちにはたいていサンプポンプ(発音的にはサン!ポン!ってな感じw)があり、モーターで水を汲み取りパイプを通じて外に排出してくれる仕組みとなっています。

我が家もベースメント(地下)の片隅に以下の写真のようなくぼみ(プール)があり、その中に水がたまっていくのですが、地下のどこをどう通ってパイプに集まって、このプールに貯まっていくのかいまいちよくわかっていません。

ある程度の水位になると、フロート(浮き)が動いてモーターがまわって、水をものすごい勢いで排出しようとしてくれるため、結構な音が鳴ります。

この音や振動が年を重ねるごとにひどくなっていき、夜に起こされることも……。

どうしようかと悩んだ末「アマゾンのレビューで高評価のものを選んで新しく買ってみよう」ということにしました。

接続する部品も買って、合計193ドル(今現在約1万9千円)。

これで接続できなければ無駄になるかもしれないし、性能が悪ければ買い替えた意味がないし、といった不安がいつものように頭をもたげますが、やらなければ何も変わらないので今回もDIYを楽しむことにしたのです。

まずは、古いサンプポンプをパイプごと取り出します。

このネジを緩めると真空だったポンプに空気が入り音が鳴りますが怖がらずに、パイプを外すためにネジをしっかり緩めましょう。

上のパイプをちょっと持ち上げて、下のパイプは斜め下に抜くような感じにすると抜きやすいでしょう。
(下の写真は新しいポンプを入れるところですが、こんな感じで)

古いポンプ(パイプ付)を取ったら、新しいポンプにどれくらいの長さのパイプが必要か測るため、外で並べてみました。

右側の古いポンプは前のオーナーよりもっと前から使っていたものだと思われます。骨董品みたいですよね。

サンプポンプと一緒に買ったバルブをつけて、パイプがどれくらい必要かを測ります。

以前、洗面台をDIYした時に使ったパイプの残りを切断して再利用します。

(いや~光っていますね~禿げ頭がw)

このパイプの長さを間違わないことが今回のDIYの肝だと思います。

切ったパイプをアマゾンで買ったジョイント部分につけるわけですが、やはりABS接着剤を使うよりもはるかに以下のような部品を買ったほうが取り付けが楽ですし、何かあった時にまたすぐ交換できます。(接着剤必要なし)

この作業を業者さんにお願いするとすぐ100ドル以上は作業費用を覚悟しなければならなくなるので、31.63ドルの部品で作業が楽になるなら安いものです。

 

さて、作業に戻りましょう。

古いポンプを外した時のように、新しいポンプをはめ、今度はネジを締めて、コンセントに電源を入れます。

緊張の瞬間です。

やがて、水がたまり、キュイーンとモーター音がしたかと思ったら、凄い速さで水が外に排出されていくではありませんか!

古いサンプポンプを使っていた時のような大きな音や振動が起こりません。(感激!)

やや高音のモーター音が気になると言ったら気になりますが、元気に稼働してくれていて助かっています。

古いサンプポンプは今回買ったのが壊れた時のバックアップとしてとっておこうと思います。

 

 

以上が、Sump PumpのDIYですが、関係ない人には全く関係ないですよね。すみません。

でも、このような記事が海外在住者の方々に受けるんです。(もしお役に立てていたら感想くださいねw)

 

排水ポンプの次は、排水パイプについて……。

前の記事にも書きましたが、雨が降る予報になっていたら、まず排水パイプを確認し、水ができるだけ外に逃げていくようにしなければなりません。

パイプの向きを変えることでだいぶ水はけがよくなることもありますから、パイプのDIYはおすすめです。

上の写真だけだとわかりづらいですね。

以下の写真から、

以下のように変わりました。

そして、以前はこんな感じでDIYしてみました。

これだと歩いていて足にパイプがひっかかるし、水が地下に漏れてきてしまっていたので、

こんな感じでくぐれるようにして、さらに外に水が逃げられるようにしたら、部屋への水漏れはすっかりなくなりましたよ。(見栄えはあまりよろしくないけれど)

カナダや北米に住む人は雪解け水や豪雨に悩まされることが多いですよね。

資産価値を下げないためにも対策をしておいたほうが良いかと思い、我が家も毎年何かしら改善をしています。

たまにこのようなDIYブログも書いていますので、また見に来ていただけると嬉しいです。

いつも読んでくださってありがとうございます。

それでは、また。

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Sump Pumpって知っていますか?水漏れ対策のDIY” に対して2件のコメントがあります。

  1. Lina より:

    ウチはポンプを2年前に新しいのに変え(プロマーさんに依頼)、おかげで水が逆流することは無かったのですが、7月のゲリラ豪雨で入ってくる水の量が多過ぎてポンプが追いつかずベースメントがとうとう浸水しましたなので今保険会社の審査待ちです。(被害が多い地域だったようでみんなプッシュしてるからでしょうが。相変わらずカナダの会社は動きが遅い、もう私の忍耐力は10%以下)そしてポンプバックアップ2個目を先週取り付けてもらいました。インダストリアル用なので600ドルくらいポンプ代が掛かってますが、仕方がないです。

    水漏れ対策拝読しました〜。自分で出来るなんて凄い!私も色々と出来るようになりたいのでまたブログ見させてもらいます。情報共有有難うございます!

    1. borusun より:

      Linaさま、コメントありがとうございます。
      ベースメントへの浸水、大変でしたね。なるほど2個ポンプをつけるというのは効果的ですね。
      自分で対処できるようになったため、保険は最小限のカバーだけに今年から変更しました。
      カナダに来てからですよ、自分でやるようになったのは。本当、人件費が高いし、対応がいまいちですからね。

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