一時帰国での家族旅行。子ども達の成長を感じます。
今回も備忘録をかねて、一時帰国の自己満足的な旅行日記を書いていこうと思っています。
3月の下旬、レンタカーを3日間借りて、妻と子ども達を東京から妻の実家の静岡県に送る途中で『高尾山』、そして『静波海岸(静岡県牧之原市)』に行きました。
穂高にあるお蕎麦屋さん『翁(おきな)』と双璧をなす美味しい蕎麦屋さんが高尾山入口にありまして、
『高橋家』といういつも混んでいるお蕎麦屋さんです。
この味を子ども達にも知ってもらいたく、さっそく店内で順番待ちをしました。
まずは厚焼き玉子(with 大根おろし、乗りの佃煮)で舌鼓を打ち、
私が毎回頼む『冷たいとろろそば』や、
息子は天ぷらそばを頼み、天ぷらというものにハマっていました。
子ども達にとっては少ないくらいのボリュームなのですが、登山の途中で美味しいものを食べられるため我慢してもらいます。
山の中腹に行くと、茶屋が見えてきます。
そこで、団子やソフトクリーム、そしてキノコ汁を頼みます。ここのキノコ汁に娘がハマってしまい、行きと帰りと2杯も頼んでいました。お蕎麦を食べたにも関わらず「最低でも5杯はいける」といっていましたよw
高尾山の天狗像や神社など独特な雰囲気を子ども達に感じてもらいたかったので、晴れた日に行けてよかったです。
頂上についたら、ラッキーにも富士山が見られましたよ。私はそれこそ数十回は高尾山頂上に行っていますが、富士山がみられた確率は2,3割くらいだと思います。この富士山も『霊験あらたか』さを感じさせますよね。
神社つながりといったら、4月の中旬には【箱根神社】に行ってきました。
ここも10年以上行っていなかったので懐かしいです。
今回は初めて芦ノ湖の遊覧船の『海賊船』に乗って箱根神社に向かったのでした。
外国人の旅行者が本当に増えましたね。日本語より各国の言葉が聞こえてきました。
湖上を遊覧中、箱根神社の有名な鳥居が見えてきます。
ここは映えるスポットとして並ぶほど人気があります。
20分近く並びそうなのであきらめて、反対側の山側に位置する箱根神社に向かいました。
階段が多いため足がかなり重くなります(高尾山のほうが大変ですが)
私たち夫婦にとっては原風景といいますか、居心地が良いのですが、子ども達にとってはどうなんだろう?
私が子どもの時「こんな神社仏閣をみて何が楽しいんだろう?」と感じていましたから、もしかしたら子ども達にとって、あまり面白くなかったかもしれませんね。(しかし、日本らしさを心のどこかで覚えておいてくれたら嬉しいな)
博物館や美術館めぐりも子ども達にとっては微妙なところ。
上の写真の風景でどこの美術館かわかる人、いますでしょうか?
このピカソのパビリオンがあるところ、そう【箱根彫刻の森美術館】に今回も行ってきました。
ピカソは没後50年で、多くの人が来ていましたよ。
上の写真のように、美術作品の真似をするというよくわからない遊びがはじまって、それなりにw楽しめました。
さて、今回の旅で一番子ども達が喜んだ場所、経験は静岡県御前崎市で楽しんだ【磯遊び】でした。
ウィニペグには海や磯がありませんから、ワクワクしながら磯辺の生き物を探しています。
カニを見つけては追いつめて捕えます。エビや小魚も小さな網を使って捕獲していました。
この折りたたみできる水槽はダイソーで買っておいてよかったです。獲った釣果?を上からのぞくだけでワクワクしているようでした。
釣果といえば、箱根の強羅近くではニジマスの釣り堀があって、息子が2匹釣りあげていました。
釣り堀利用で600円。2匹を買い取り、そして塩焼きにしてもらって1500円で合計2100円。(1時間遊んで食べてこのコスパの良さ)
臭みもなく美味しく、魚嫌いな娘も食べてくれたのが旅の効果だと思いました。
子ども達はさまざまなことを体験し、傍観者から当事者になることで自分たちの世界を広げているように感じます。
動物に触れ合うことが大好きなため、花鳥園や水族館にはよく行き、もしくは義両親に連れて行ってもらいましたよ(←感謝)
爬虫類にも興味深々。
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どうして爬虫類って子どもの心を引き付けるのでしょうかね?恐竜などを格好良いと感じる何かがあるからでしょうか?
昔は私もワクワクしていましたが、今では「ペットとしてなつかないし、寿命が短い、しかも食べられないのに何がいいのだろう?」と現実的に考えてしまいますw。
ヘビなどの爬虫類なんかより、どうせ食べるなら以下のように
うなぎの蒲焼が好きです。今回もいとこのおばさんにごちそうになりました。感謝です。
80歳過ぎのそのおばさんから
「もう12歳になるのに、まだガチャガチャなんてして、そんなおもちゃで遊んでいるの?」と言われた娘。
日本で息子と一緒にガチャガチャにハマってしまって、カナダにいる時から貯めていたお小遣いのほとんどを使っていました。
「ガチャガチャって楽しいね。おばさんも一緒に遊ぼうよ」と娘はひるむことがありません。
「ガチャガチャは今や大人の人にも外国人の人にも人気なんだよ」とおばさんに教えていて、
「でも12歳でガチャガチャにお金を使うなんてお子ちゃまね」と再度言われ、凹むかと思いきや、
「自分がお手伝いなどで貯めたお金を使っているし、楽しいと思うものに大人も子どももないと思うよ(他人がとやかくいうことではない)」というようなことを言っていて、なんというメンタルの強さなんだろうと感心しました。(カナダで育ったからなのか?)
それからはそのおばさんとさらに仲良くなって、帰るころには「まだいたい」「また会いたい」と寂しさから半べそをかいていました。次回はおそらく3年後に一時帰国する予定ですが、おばさんの家には必ず行く予定になっています。
10歳になった息子は息子で、お彼岸時にお墓参りもしっかりしてくれ、
彼なりに日本での習慣やマナーについて覚えることが多かったようです。
特に彼にとって違和感があったのは、蕎麦をすする音。
彼はいまだにカナダでの食事時に音を立てないマナーを守って、蕎麦をすすらないで食べています。
それと、以下の写真のように、
道に『止まれ』という文字を読んだ際、
「『止まれ』って言い方はあまりよくないと思う。もっと他の言い方ないかな~?『止まろう』とか……」
と言っていて、それを聞いた私たち夫婦は彼独特の感性に心が温かくなりました。
このように日本を旅行することで子ども達の成長をみることができ、子ども達も実際に成長していて、親やまわりを幸せにしてくれて感謝しかありません。
一時帰国に限らず、旅行の効果って良いものですね。(お金が湯水のように消えるとか、体重が増える、移動時間や待ち時間が多いなどを除けばw)
まだまだ書きたいことがありましたが、ダラダラと長くなりそうですので、いずれ機会があれば話のついでに書いてみようかと思っています。
いつも読んでくださってありがとうございます。
それでは、また。