東京ぶらり一人旅、父と穂高にも行きました。
前回の一時帰国でもそうでしたが、時差ボケが治るまで約5日かかりました。
睡眠が安定せず、早朝の4時ころに起きてしまい、何度もコンビニに行くこともありました。
早朝のコンビニでおにぎりなどを選んで会計をする際、
「イートイン(店内の飲食可能スペース)を使えますか?」
と聞いたところ、
「ダメです」
と断られ、
「え?!」と思わず言ってしまったら、
「え、じゃないよ。7時からだからね」
と言われて、凹みました。
どこにも7時からとは書いてないのです。当たり前じゃんといわんばかりに高飛車な態度にカチンときましたが、商品を棚に戻しておとなしく店をあとにしました。
この事例だけでなく、コンビニや他の接客業で日本人以外の人が増えたな~と感じ、慣れない日本で頑張っている姿をみると、カナダで移民したての頃を思い出します。「なるほど、当時の私の対応はカナダの人たちにとってこのようにそっけなく、時に無礼に映っていたかもしれないな」と反省しました。
そういえば、神楽坂近くのコンビニで、以下のような看板を見かけました。
セブンイレブンなのですが、看板が黒いのです。
海外からの留学生や移住者でバイトしたい人にもわかりやすいよう「このコンビニは職場がブラックですよ」ということなのでしょうか?w
あるいは、喪に服しているのかもw
それとも、ペンキが足りなくなっちゃったとか?
どうやら、景観保護条例に従って、黒や茶色にしているのだとか……。
景観といえば、3年前に一時帰国した時と比べるとだいぶまた景観が変わっていまして、お気に入りの飲食店などがコロナの影響か、閉店しているなんてことも多かったです。
3年前に行かなかったのですが、今回の旅で、約40年前(小学校1年から3年まで)住んでいた東京都北区の王子に一人で行ってみました。(子ども達は妻の静岡県の実家に泊まっています)
近くに桜の名所『飛鳥山公園』があり、「ああ~小学校2年の時だったか、公園内の坂で自転車から転んで左前歯を折っちゃったな~」とか、国立印刷局王子工場の前を通った時に「5歳のころだったか、左腕を複雑骨折した際に2か月入院したのが北区の大蔵省印刷局病院だったな~」というのを思い出したり、溝田橋交差点の歩道橋の階段で右足首を強烈に捻挫して全治1か月かかったり、
上の写真の公園では、右前歯も折っちゃったっけ。(当時どんだけわんぱくだったんだろうw 永久歯折っちゃったから両前歯が差し歯です)
通学していた柳田小学校の前を40年ぶりに通って、
当時担任だった内山先生のことを思い出していたら、校歌まで思い出してしまいました。
「♪石神井の~清き流れ~に、学~び舎は…♪」
※校舎の写真を撮っているところを地元の人に怪しまれ?ましたが、校歌が歌えればOBだという証明になるという効果がありそうですよね。
同級生の家が青果屋さんだったのを思い出して、行ってみたらもうなくなっているとか、
荒川土手まで歩いて昔はよくザリガニを獲ったところにところに歩いて行ったけど、整備されて用水路がなくなっていました。
土手にはホームレスの方が多くいて、今回、初めて秋葉原駅でもホームレスが増えていてショックを受けましたが、なんだか悪く変わってしまっているところも散見されました。
3年前の一時帰国の時と比べて、レンタルやシェアの仕組みが増えたようにも感じます。
レンタサイクルに乗っている人を結構見かけますし、
電動キックボードもレンタルで乗っている人もいます。
以下の写真の韓国ソウルでもこの仕組みはよく見かけますが、事故が増えているというニュースもありました。
話はちょっとそれますが、JRの駅内には、傘のレンタルなんて言うのもありましたよ。
ちなみに今回の旅で最も印象に残った仕組みは、
ふるさと納税自販機です。これを自販機にしようという発想や仕組みに感心したのです。
さて、話は戻りまして、東京ぶらり一人旅をしていたわけですが、
懐かしい小学校以外にも、文京区で中学校の前を通って、大塚駅行のバスに乗り母校である都立文京高校に向かいます。
すっかり変わってしまった大塚駅に降り立ち、昔通った美味しいとんかつ屋さんを探したのですがなくて、近くの「千成もなか」に立ち寄ることにしました。
多くの人が注文しているのは、ヒルナンデスやマツコ・デラックスの番組でも紹介されたという『あんバターどら焼き(350円)』でした。小倉あんとカルピスバターの濃厚さが美味しかったです。
大塚駅から歩いて10分くらいで懐かしい母校の前を通り、
巣鴨地蔵通商店街(別名:おばあちゃんの原宿)を目指します。
とげぬき地蔵も私にとっては懐かしく、美味しそうなにおいが漂ってきます。(塩大福や大学芋など買いたかったけど並んでいた)
巣鴨にくると、食べたくなるが有名な「ときわ食堂」の定食。
サバ定食、ホッケ定食、お刺身定食なども人気ですが、
上の写真の看板にもあるように、カキフライを数十年ぶりに頼んでみました。
外はサクサクで中はプリップリのカキがジューシーで潮の香りを伝えながら胃の中に入っていきます。約1,400円で大満足の一品でした。(チップを払わなくて良いんですよねw)
大塚、巣鴨を歩いた日とは違う日なのですが、上野や御徒町も一人で歩きました。
アメ横も久しぶりに来たけど結構昔と変わっているように感じました。
昔は、日本の乾物や海鮮、マグロなどを売るお店が多かったイメージだけど、今は中華系のお店や韓国、そしてケバブ料理を売るお店なども増えて、よりグローバルになった印象です。
アメ横を過ぎた先のスポーツ用品店で以下の写真のグッズを衝動買いしてしまいました。
殺虫剤や忌避剤をしようしない虫よけグッズ「おにやんま君」です。
蚊やハエ、蜂、アブなどはトンボであるオニヤンマに捕食されてしまいますので、オニヤンマから逃げる性質があるということから商品化になったそうですよ。虫よけ効果があるかないのか確かめたいし、なによりキャンプに持っていったら子ども達が観察して喜びそうなので1,500円くらいしましたが買ってしまいました。
でも、ウィニペグの羽虫たちがオニヤンマをすぐに捕食者と感じるかと言ったら微妙ですよねw(羽かどこかにカナダの国旗のマークでもつけてみようかな)
御徒町の吉池のビルに入っているユニクロで久しぶりに自分のために洋服を買ったり、食べたかった吉野家、富士そばでカレーとそばのセットを頼んだりして自分を甘やかしましたw。
牛丼の並盛だけではなく納豆を追加して「大人になったな~」と実感したものです(←小さっ!)。
ウィニペグに住んでいると、これらの定食セットがごちそうに感じるんですよね。
肉のがっつり定食も試してみましたが、さすがに胸焼けがして、さらにカナダのお肉の質の良さを思い出しましたよ。(まぁ、私が作る料理が美味しいということもあるのですけどねw)
スイーツもコメダ珈琲のシロノワールなどを試してみましたが、
昔から慣れ親しんだお菓子のほうが心がトキメキます。
この一袋を子どもには見せないで、妻と二人で一気に食べつくして幸せでした。
最後に私を幸せにする食べ物をご紹介します。
甘いものではなく、むしろ辛いもの。前のブログにも書いたかもしれませんが長野県穂高市の『わさび』が大好きなのです。
80歳になる父が思いのほか元気で、私と二人で特急あずさに乗って穂高駅に行きました。
車窓からの眺めも最高で、良い天気に恵まれました。
いつも行く『わさび大王農園』のわさび棚なのですが、桜が満開の時期だったため、風景で眼福馳走になりました。
名物のわさびソフトクリームを食べて(生わさびが乗っている)、
お目当てのわさび漬けも堪能でき、おやきやお蕎麦も食べられて、約十年ぶりの穂高市行の念願がようやく叶いました。
帰る前に穂高神社でお参りしましたよ。
神社仏閣の佇まいは私の心をなごませてくれて、日本にいることを強く実感できます。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
長野県の他にも旅をしていて、次回では家族で行った旅行先について書いてみようと思っています。
それでは、また。
こんばんは。
現在43歳で7歳娘と1歳息子と旦那で移住の道を模索しています。
私が学生ビザで入国するのが1番可能性としては高いので、様々なボルさんのブログで勉強をさせて頂いておりました。
ボルさんの文章が分かりやすいし、面白いのですっかり大ファンだったのですが、この度高校の先輩だと言うことが分かり思わず初コメントをしてしまいました!
エドワードプリンス島か、マニトバ州で悩んでおりますが、どんどん家族ごと年老いていくので、ここらで気合いを入れたいと思います。
いつか実際にお会いできる日が来ることを楽しみにしたいです。
これからもボルさんファミリーのカナダライフを楽しく拝読させて頂きます。
突然のコメント(その上中身が薄い)にて失礼を致しましたm(._.)m
エリさま、コメントありがとうございます。
なんと!高校の同窓だったのですね。奇遇ですね。
私の文章をほめてくださるとは、ものすごく嬉しいです。
やっぱり地元に悪い人はいません。
こちらこそよろしくお願いします。のちほどメール送りますね。