CRBを申請できなかったのはCRAではなくサービスカナダ経由でEI申請しなければならなかったから。←何のこっちゃ?

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夜にウィニペグの中心地にあるコンサートホール前でバスを待っていたら電光掲示板に交響楽団の演奏案内がありました。

指揮者がマスクをしながら指揮をしているというのはインパクトがありますよね。

もっと、インパクトがあったのは近くのスーパーでレジをしている人のマスク。

完全武装といった感じです。

2021年1月18日現在。全世界でコロナの感染者は1億人に達しようとしていて、死者はすでに200万人超え。

ワクチンが普及しだしたにしてもいまだに猛威をふるっている現状は、これからも何かしらのウィルスや細菌によるパンデミックが全世界に影響をあたえるだろうという可能性を示唆しているように感じます。

各国の保健や衛生、感染に関する省庁は今まで以上に重要視され、世界で感染や予防に関する情報がすぐさま共有される仕組みとなっていくでしょう。

今回のコロナにおける緊急事態宣言や水際対策、患者対応、給付金、失業手当など国によって仕組みが違って、初めてのことが多いため現場では戸惑いも多かったことだと思います。成功事例や失敗事例は全国で共有されるようになれば、今後はより大事に至りづらい体制が作れるのではないかと期待してしまいます。

どうしてこのようなことを書いているかと申しますと、私がコロナに感染して自宅隔離をしていた約2週間分の給付金申請がうまくいかず色々と考えることがあったからです。今回はその手続きの奮闘記を書きたいと思います。

(注意:以下の文章はカナダでコロナにかかって仕事ができなかった日の給付金を申請する必要がある人へ参考としてもらえるように書いています)

 

2週間の自主隔離が終わって働き始めることができた2020年12月14日(月)。

ウィニペグで同じく陽性になってしまった友人から『Canada Recovery Benefit(カナダ・リカバリー・ベネフィット)』という陽性になって働けなかった期間の収入をカバーしてくれるベネフィットがあることを教えてもらっていたため、申請してみようとしました。

わかりやすいホームページです。

上の写真にもありますようにまず申請の前に、カナダの特別給付金(CERB)をCRA(カナダ歳入庁)経由で申請していたかをYes, Noで答えます。

ん?

CERBってCRA以外から申請できたってこと?CRA以外どこがあるんだろう?と思いながらYes, Noの質問に答えていくとどうやらCRAのMy Accountという、CRAのサービスをネット上で確認や申請できる登録をしなければならないとのことでアカウントを作ります。

ソーシャルインシュランスナンバー(SIN=社会保険番号)を聞かれたり、複雑化したIDやパスワードを作らなければならなかったりという面倒くささ。

しかも本人宛にセキュリティーコードという英数字の羅列を送るからそれを郵送の手紙で受け取ってからアカウントが作れるようになりますという期間の長さ。

一週間くらいでCRAから封書が届いて8桁のセキュリティーコードをCRAのMy Account登録画面でようやく入力することができ、カナダ・リカバリー・ベネフィットを申請することができます。

ログインして申請しようとしたら、

「あなたはサービスカナダ経由でCERBを申請していたため、CRA経由では申請できません。サービスカナダ経由で申請してください」

え?

CRAマイアカウントを作るために時間をかけ、ようやくログインでき申請しようとしたらCRA(=カナダ歳入庁)からはカナダ・リカバリー・ベネフィットを申請できないとな?どういうこと?

そもそも私はCRAとサービスカナダのコロナ給付金における関係性がよくわかっておらず、CRAとサービスカナダのどちらで申請しても同じ金額をもらえるわけだし、CRAとサービスカナダは連携しているものだと思いこんでいたのです。

すぐにサービスカナダのホームページに行ってカナダ・リカバリー・ベネフィット(CRB)の申請をしようとしました。

しかし、CRBはCRAの管轄だからか、サービスカナダ経由の申請ではCRBについて書いていないのです。

 

どうしてCRBがみつからないのだろう。

英語が通じるか自信がなく電話する勇気がないのでメールしてみました。

数日後、サービスカナダの担当者が電話してきて(メールしてきてよ!)

「サービスカナダでは今、ホームページとリンクを直しているところなの。不便をかけてごめんなさいね。ネットでEIから申請してね」

と、言っていたかと思います。(早口すぎて聞き取れない)

ネットで申請しようとEI(雇用保険)のリンクを開きます。でも、相変わらずCRBのようなCovid-19対応専用の申し込み先リンクが見つからないため「Sickness benefits(傷病による給付金)」のリンクから申し込みを試みます。

申し込みの途中で、サービスカナダのホームページにおいてもMy accountの登録(IDやパスワード登録)が必要だとか、『Get medical certificate』と出てきて、どのような病名で仕事を何日休むことになるかの理由が書かれた【医師による診断書】が必要らしいとわかるのです。

私の場合、コロナのテストを受けて陽性でも特に治療や薬はなく隔離生活が始まったわけですから医師の診断書をもらっていないという問題が出てきてしまったわけです。

医師の診断書がない、どのように手に入れたらよいかわからないという状況で申請がストップしてしまい、詳しいことを聞きに車で15分ほど北に行ったところにあるサービスカナダのオフィスに12月28日に行くことにしました。オフィスで直接、給付金の手続き出来たらラッキーです。平日の日中は仕事があったため、オフィスでゆっくりと申請ができなさそうでしたからね。

朝から並んでようやく受付で事情を話すと、

「これはネット経由から申し込んでね。ここじゃ申請を受け付けていないわよ」とのこと。

「ネットで申し込もうとしたら、医師の診断書が必要と書かれていたからここに聞きにきたんです」

「コロナの場合、医師の診断書はいらないで手続きできるわよ。My Accountの登録も必要ないから、とりあえずネット経由で手続きを進めてみて」

それだったら、ホームページのどこかに「コロナの場合、My Accountや医師の診断書は要りません」とか入れておいてほしいものです。

 

家に帰ってきてすぐにネット申請に再挑戦して「EI(雇用保険)」→「Sickness benefits(傷病給付金)」のリンクからアンケートにこたえるがごとく申請プロセスを進めていきます。(ソーシャルインシュランス番号を聞かれます。手元に準備しておきましょう)

すべて記入し終わると「のちほど連絡します」という案内がネット上で出て、年始を挟んで2週間くらい経ってからサービスカナダの担当者から電話がありました。(なぜかアルバータ州のエドモントンからの着信)

「あなたのEIのクレームを担当するためにいくつか質問させてね」

何の傷病で何日間休んで、いつからどの職場で働いているのかなど一通り聞かれてから一言、

「どうして、12月14日から働き始めているのに28日と遅い申請になったの?少なくともクリスマス前に申請してくれなければ給付できなくなるかもしれないのに」

「え!?そんなことないでしょ?だってカナダ・リカバリー・ベネフィットは期限が26週間か2021年の9月と充分な申請時間があることが書いてありましたよ」

「うちはサービスカナダよ。カナダ・リカバリー・ベネフィットはカナダ歳入庁の管轄。EIなんだからすぐに手続きしてくれないと」

知らんがな!

なんだかイライラしてきました。(いただける給付金はサービスカナダ経由とカナダ歳入庁からでも同じ金額で、しかもカナダという国からもらえることに変わりないわけなのだから管轄なんてこっちが気にしていられないよ)

そして、サービスカナダのホームページが親切じゃないから苦労した話や、実際にサービスカナダのオフィスまで聞きに行って話を聞いてきた話などをしましたが、

「そんなのすぐにサービスカナダ宛に電話してくれればいいじゃない」・・・だって(怒!)

英語が苦手じゃなければしているよ!と怒ってしまい、隔離生活していたからオフィスにすぐに聞きに行けなかったことや、カナダ・リカバリー・ベネフィットと混乱していたんだから早く手続きできなかったこと、仕事が始まってしまって電話ができなかったことなどを一生懸命話したところ、

「なぜ申請が遅くなったか理由は充分にもらったから上司と話し合って給付金の振り込みをする手続きをしてもよいか確認するから明日、もう一度電話するわね」

という流れになって無事に長電話を終えることができました。

 

12月14日から働き始めて、クリスマスを挟んで12月28日に申請したのが遅いだって?(イライラ)

(もし、みなさんがEIを申請することがありましたら早めに申請することをお勧めします)

 

サービスカナダより、カナダ歳入庁のカナダ・リカバリー・ベネフィットの申請のほうがよっぽど楽だったと思います。

しかし先述したように、CERBというコロナ対策特別給付金を、3月中旬から9月までレイオフされていた際に勤め先の指示に従ってサービスカナダ経由で申請していたため、今回もサービスカナダからしか申請できないという国の仕組みなのですから仕方がありません。

さて、ここまで長く書きましたが、おさらいを兼ねて何が言いたかったかといいますと、

コロナの影響による隔離生活で働けない期間が出てしまった人は、カナダ歳入庁(=CRA)のカナダ・リカバリー・ベネフィット(=CRB)からでは申請できない場合があるから気を付けてね(CERB特別給付金をサービスカナダのEI経由で支給されていた人はサービスカナダのSickness benefitsから申し込むこと)』

ということをお伝えしたかったです。ふ~。

おかげさまで、その後2021年1月15日に972カナダドル、18日には118ドルの合計1090ドルが振り込まれていましたよ。ありがたいです。

この1090ドルは来年の確定申告になってしまうと思いますが、CERBの約6か月の特別給付金の税金をどれくらい払わなければならないのかまだわからないため、今年(2020年分)の確定申告が怖いです。

T4フォームが今月、来月中に送られてきて、2月下旬から3月初旬には毎年確定申告を終わらせるため、タックスリターンがいくらになっていくら貯蓄が残っているかで2021年の生活の仕方がさらにはっきりと決まるのです。そのように考えると3月は節目の月なのだと思います。(夏時間に変わる節目でもあります)

確定申告の手続きの関係上、カナダの移住者は1月下旬から2月はできるだけ(一時)帰国を避けるようにしたほうが良いかもしれませんね。

雇用保険や特別給付金、そして確定申告に向けての手続きをしているとやはり英語の能力が高いほうが便利だと、言語能力が低い私は痛感しています。

同時に、例えば英語圏でない、アラビア語やギリシャ語など全く触れたことのない言語で生活しなければならない土地に移住する場合はいかに手続きが大変かということにもなり、言語がわからずそのような土地に一から移住した人を尊敬します。

引き続きコロナには気を付けましょう。

そして、カナダにおける今回の私の経験が少しでも他の人のお役に立てたら幸甚です。

それでは、また。

 

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CRBを申請できなかったのはCRAではなくサービスカナダ経由でEI申請しなければならなかったから。←何のこっちゃ?” に対して2件のコメントがあります。

  1. 七海 より:

    カナダ人、電話好きですよね~。私も今だに受けるのは(相手の言いたいことを聞かなきゃいけないので)嫌いですが、かけるのはこっちが伝えなきゃいけないことを聞いてもらえて答えてもらえる感じが好きになってきました。すぐ電話しちゃう感性も移ってきましたよ(笑)。でも場数を踏まないと上達しないのも事実。無料でネイティブと実践の機会と思って、いざっと進んでやってくしかないですねぇ。うちもカナダ人の公認会計士先生がいちいち面と向かってやることを長々口頭で説明してくれて、メモまでカキカキして渡してくれるんですが、全部メールで書いて送ってくれたほうがどう考えても早いし私もノートとらなくていいし、ゆっくり読みながら考えをまとめられるんですけどね。。。タイピングが遅いんでしょうか。サービスカナダとかになると、メールとかに残して、間違えてたら責任問題とかになるからですかね。

    1. borusun より:

      コメントありがとうございます。日本語でさえ電話で話すのが苦手なのに英語で電話というのは本当にしんどいです。こちらからメールを送るときは、電話ではなくメールで返事を下さいと書くことにしようと思っています。

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