今年2023年の個人的で地味な10大ニュース(前半)

2年前から「その年に書こうと思っていたけど、お蔵入りになりそうな地味なネタを年末に書いてみる」ということを続けています。昨年の記事はこちら

思いのほか好評でして、今回も選りすぐりの10大ニュース的なネタからまずは5つを前半として書いてみようと思います。(後半は次週に)

 

1,職場の5 bucks おばさん

昨日、2023年12月22日(金)は仕事納めの日。

1月2日の仕事始めまでどのように過ごすか考えているのか、ほとんどの人が浮かれていました。

いつもはツンデレでそっけないおばさんも最終日だけは饒舌になっています。

そのおばさんを私は5バックスおばさんと心の中で呼んでいます。

なぜなら、仕事上で何かを頼む、もしくは次の工程のパーツをもらいにいくと必ずと言っていいほど、

「5 bucks!」と5ドルを請求するからです。(bucksはスラングらしく、dollarsと同じ意味だそうです。昔、アメリカの原住民が白人と商取引する際に鹿の皮(buck)を使っていたからという由来があるようですよ)

私は自分のポケットから財布を取り出すしぐさをしたり、紙で自作した5ドル通貨を渡したりとその冗談に乗り、二人で軽く笑って仕事に戻るわけですが、仕事納めの昨日はちょっと違いました。

「5バックスだったけど、2024年からは10バックスに値上げやからな!」(←英語で話されているのに、なぜか関西弁のように聞こえるから不思議w)

「How come?なんでやねん」と私。

「金利が下がらんし、インフレやってまだ高いやん?せやから…」

饒舌に理由をかましてくれますw。

誰にも何の利益も、実害もない値上げなのですが、この不毛なやり取りが最後の仕事として仕事納めをしてきたというわけなのです(笑)

 

2,金利が高くて家を手放す人たち

2024年から10バックスおばさんになるという経済予測はどうでもよく、カナダの金利やインフレについて簡単に書いてみます。

カナダの2023年10月と11月の消費者物価指数は、前年同月比3.1%。予想値の2.9%には達しなかったけど、9月の3.8%からは鈍化しています。

GDP国内総生産が年間1.1%下がっており、低迷しているカナダ経済においてインフレが緩やかに収まっていき、中央銀行が政策金利を4.25%まで下げるのではないかという見通しがあるようです。(参考サイトはこちら。英文

住宅ローン(モーゲージ)は現在固定金利5年物で5%以上が当たり前でして、新しく家を買う人や更新をする人には厳しい毎月の支出となっています。

そのため、子ども達の学校の友達もローンが払えなくなって家を手放さなくてはいけなくなったり、急に転校してしまう家族が増えたのだとか。

我が家は来年2024年こそ日本からくるご家族(お客様)のために新たに家を購入して貸し出す予定をしていますが、これだけ金利が高く物件が高いとやはり躊躇してしまいます。(でも、挑戦する価値があると思っています→詳しくは来年2024年に記事にするつもりです)

引き続き流れや運をつかんでいけたらと思っています。

 

3,バンクーバーからの問い合わせが多かった。会いたいという要求にこたえるべきか

カナダ全体平均のアパート1ベッドルームの家賃って2023年11月の現在で1,943カナダドル(現在約208,000円)だそうです。ソースはこちらのサイト

大都市のバンクーバーに至っては、1ベッドルームでも2,300ドル(バンクーバー郊外)2,800ドル(市内)と日本円で30万円の大台を突破しています。

このサイトによると、バンクーバーの4人家族の家賃別の生活費平均は5805.5カナダドル(約62万円)で、ウィニペグと比べると14.9%も高く、家賃の平均もウィニペグに比べると111.2%の高さになっているそうです。(感覚的にはもっとウィニペグのほうが安いというイメージがある)

出稼ぎでバンクーバーにきても生活費が高く、さらに近年就職倍率が高くなりすぎて職に就けずにカナダ移住をあきらめてしまう人も少なくありません。

その影響でしょうか。

マニトバ州で永住権にチャレンジしたいという人から2023年は連絡が多かったものです。

「ウィニペグについて教えてください」

「マニトバ・プロビンシャル・ノミニー・プログラム(MPNP)について教えてください」

などとメールがありましたが移民法にかかわることは法律上、私が対応できないため、それ以外については丁寧に対応してきたつもりです。

しかし、いまだに悩むことがあります。例えば……

「ぜひ、1度お電話でお話をお聞かせねがえませんでしょうか?そして、1度タイミングがあればそちらへ話を聞きにも行きたいです」

「良かったら会ってお話しができたらいいなと思っているのですが、予定などはありますか?」

という内容で両方ともバンクーバーからメールがきたことがありました。

これって、電話なり会ったほうが良いのでしょうかね?

私は電話が苦手なんですよ。目的のある会話、お客さんとの会話だったらまだしも、距離感がまだわからない人とのあの沈黙や会話を終わらせるタイミングに気を使いすぎて疲れてしまいます。

直接会うにしてもできる限り自分の家族との時間を優先にしたいですし「どうしてその人と会わなければならないんだろう」と自問自答した時点で会いたくなくなるのです。

これは、少なからずいる変な人や、ギラギラしたクレクレさんなどと、かつて実際にお会いして痛い目にあったからかもしれません。痛い目といっても移住がうまくいかなかったことを逆恨みされたり、都合よく使われたりするくらいですが……。

そもそも、私と会うということはウィニペグの生の情報が聞けてニューカマーさんにとってはよいけれど、私としてみれば仕事の延長上のような気がしますし、これを無料でやっていたら自分の時間がなくなってしまいます。そのことを理解して連絡してくる人が少なすぎるように思うのです。
 
つまり、自分のことしか話さない、欲しい情報だけをタダでもらいたいという人に対してどのように接すればよいかいまだに悩んでいるというわけなのです。
 

一方で、この自分勝手さやギラギラさがカナダの永住権までの生活には有利に働くかもしれないとも思っていて、たくましいなとも感じ、応援してあげたい気持ちが私に出てきてしまうから厄介でして……。

まぁ、経験上、相談を有料にしたら問い合わせ内容の質が上がってくるため、今後は直接会う場合や電話での問い合わせを希望してくる場合は有料にしようと思っています。(「10 bucks!」って言ってみようかなw)

 

4,パイロットを目指している人がマニトバには少なくない理由

お客様のお問い合わせの中には、パイロット養成学校に通うため、移住手伝いをしてほしいとか、パイロット目指して内勤で航空会社に勤務しているけど、永住権までの道のりについて相談に乗ってほしいなどという質問が2023年にはありました。

私が知っている中で日本人の3人がマニトバ郊外の飛行士養成学校に通っていて、おひとりがパイロット候補として航空会社に勤務していらっしゃいます。

パイロット候補生はまず3つの免許を取って訓練が終わり、200時間以上の飛行経験があって副操縦士になれます。この飛行時間が最も重要でして、4つ目の免許は1500時間以上の飛行経験が条件となり、晴れて機長になれるのだとか。

ひと月に20時間弱しか飛べなければ機長になるのに6年くらいかかるそうです。

とにかく1500時間の飛行を経験した者勝ちの世界らしく、飛行士学校の教官職(インストラクター)になって飛行時間を貯めるのが常道らしいです。でも、このインストラクターという職業になりたくない生粋の飛行機乗りの方や、条件の良い場所を渡り鳥のように転職する飛行時間至上主義の方などいろいろな人生ストーリーがあるとお話を伺えました。

そして、共通しておっしゃることが、

マニトバは晴天率が高く、しかも平野ばかりで飛びやすい」というもの。

そのほかにも、

「BC州でパイロット学校に通っていたけど、雨や霧が多くて飛行機を飛ばせず、次の予約を取る人のキャンセル待ちがいっぱいいた。ある段階までマニトバでは数か月でとれるのに、バンクーバーでは2年もかかってしまった」

「日本で航空英語の試験を受けるより、マニトバ州で受けてしまったほうが断然よかった。これはチート技に近いかもしれない」

「BC州のまわりの山って結構高くて飛行訓練生へ結構なプレッシャーになるんですよね」

「マニトバでは、物流を担う飛行機や、タクシーのように働く飛行機、そして広大な畑に肥料をまく飛行機などが活躍しているため、就職率は良いほうだろう」

など、いかにマニトバ州でパイロットを目指したほうが得かを聞くことができたのは収穫でした。

 

5,学生ビザ申請要件の改定と外国人の一時就労者のビザ発行数が制限されるという噂

パイロットになるにしても、学生ビザをもらえやすいところを選んだほうがよいし、学費や生活費を考えると大都市よりかはマニトバ州のほうがお勧めできると思います。

ただし、2024年から学生ビザ申請を厳しいものに改定し、外国人の一時労働者のビザ発行数を制限するというニュースを目にしました。(私はビザの専門家ではありませんので、詳しいことは移民コンサルタントさんや留学エージェントさんなどにお聞きください)

留学生による不法滞在や不法労働などの問題があり、カナダは「学生ビザを申請するならきちんとカナダで生活が送れる証明として、残高証明書を現行の年間最低でも約100万円から、2024年1月の申請(受理)から倍以上の220万円を記帳して申請しろ」と実質、学生ビザの発行数を制限する動きが始まります。

移民省が発表したところによると、上記の留学生に対してともう一つ、外国人の一時就労者のビザを制限したいのだそうです。これは一時滞在者の急増が住宅不足の原因になっているという声が強いからと言われています。

いずれにしましても、カナダへの移民希望者に向けて向かい風が吹いているように感じますが、もし、カナダに移住したいのでありましたら、なるべく早く動き、正確な情報をご自分で得てから渡加することをお勧めします。

もし、マニトバ州への移住を目指しているご家族がいらっしゃいましたら、お役に立てることがあることでしょう。

今すぐご連絡くださいね。

P.S.ご連絡の際のメッセージに「ボルさんのブログ最高です!」とか「文章が上手です」と書いてあると、私が気分をよくしてだいぶ対応がよくなるのは秘密です。(今までの人も私の文章を褒めてくれれさえいれば食いつくように会いにいったのにw)

次回はどうでもよいような面白ネタ5つを後半として公開したいと思っています。

それでは、また。

 

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