娘が14歳の今年9月から近所のCollegiateに通うため高校見学会に行ってきました。

うちの中学生の娘が今年の9月から高校に入るに当たって高校のオープンハウス(見学会)に行ってきました。

マニトバ州では14歳でもう高校生なのですよね。(日本では中三の年齢)

成長の速さに驚いているとともに、カナダの公立高校のシステムについて驚かされます。

まず、受験・入試の必要がないのにビックリしました。

そして、カナダ市民や永住権者は公立高校の学費が無料なのも驚きだったものです。

さらに、高校時に就職準備プログラム(例えば、大工、調理、保育士、電気技師など)を選択できて、就職やさらなる専門知識のための進学に有利となっていくのが合理的といいますか、良いシステムだと感心しました。

高校はHigh schoolとか、Secondary school、そしてうちの子が通うことになるCollegiate schoolなどと呼ばれ、その違いはいまいちよくわかっていないのですが、歩いて通える一番近い高校がCollegiateだったため、そこへ妻と私と娘の3人でオープンハウスとして一般公開される今週の木曜日に見学へでかけたのでした。

校舎は思っていたより大きくて迷子になりそうになります。

廊下では、先生たちが歓迎ムードで、デモンストレーションしていましたよ。

人体模型や骨格標本が教室にあるサイエンスルームでは私も記念撮影をパシャリ!

子ども以上にはしゃいでいると、娘が一言……。

「クラスメートやその家族も校舎内を見学していて、彼らにそんなパパを見られたら恥ずかしいからやめて!」

そうでした。

娘のためにきているわけで、しかも年頃の女の子です。

親と一緒に歩くのでさえ恥ずかしいのに、親がふざけていたら悪目立ちをしてしまいますよね。反省です。

ちょっと前まで手をつないであるいていたかと思ったら、もう手をつながなくなって数年が経っていました。(時のたつのは早いな~)

 

手離れしていくのが寂しい反面、たくましくも感じます。

例えば、あらかじめ習いたいものやプログラムを自分で考えていて、高校学生ライフをすでにイメージしているところです。

「この高校ではスペイン語を習いたいな。アートもしっかり勉強したいし、ジムで身体も鍛えようかな?」

休み時間や放課後に使えるフィットネスルームがあるみたいですね。

アートルーム(美術室)に興味津々でした。

音楽はそれほど好きじゃないらしく、理由を聞いたら「ダンスや音楽って人前で披露しなきゃいけない機会が多いでしょ」とのこと。(その一言で納得してしまいました)

音楽室やダンススタジオもきれいで、ダンスを踊っている学生さんがいましたよ。

音楽やダンスだけではなく、人前で披露といえば、

『演劇』がありましたね。

シアターがあって、舞台で演技のプレゼンをしていましたよ。

観客席側は以下の写真のような感じです。

このように校舎内に立派なシアターがあったり、体育館がやたらと広かったり、照明がやたらと明るかったりとキレイで充実した校舎だと感じました。

私としては人前で表現することに慣れてもらいたいため音楽や演劇もやってもらいたいけど押し付けることはせず、やはり娘がやりたいことをやるのがよいねと妻と話し合っています。

ちなみに、妻にこの高校の感想を聞いてみたら、

「ハリウッド映画やアメリカの学園ドラマなんかで高校の様子が映されているのを観た限り、ロッカーの前で主人公が小突かれたり、食堂で足を引っかけられてトレーごと食事をひっくり返しちゃったりするじゃない? そんな雰囲気がないのがカナダ風なの?」と、なぜか残念そうにしていました。(←何を期待していたんだ妻はw)

高校というより、カレッジや大学に近いイメージでしたよ。単位制ですしね。

校舎内で『Japanese Club』というポスターを見かけました。

折り紙やゲーム、アニメコンテンツ、そして日本語を学ぶ部活のようです。

日本語習得も高校の単位の一つとなるため、日本人の子どもたちは単位認定試験において得をすると思います。

娘は「Grade12(マニトバでは高校4年生)の時にはほとんど学校にいかなくて済むように早いうちに単位をいっぱいとって、早くお金を稼ぐか旅行をしよっと♪」と言っていました。どうやら今通っている中学校の先生がそのような流れを教えてくれたのだそうです。

Grade 11になる16歳から一人で車を運転できるようになるため、職業訓練が行われる校舎(学区内でもちょっと離れている)には自分で車を運転していきたいとも話しています。(今から娘の車のための貯金を始めようと思っていますw)

本当にたくましく育ってくれた娘に心から感謝しています。

 

最後に娘の自慢をさせてください。

娘の趣味はイラストを描くこと。

美術の成績が良くて、親バカですが才能があると思っています。

鬼滅の刃のオリジナルキャラクターを作って、鬼滅ファンのコミュニティーで自分で制作したイラストをアップしては切磋琢磨しています。(Tiktokのフォロワーは1500人を超えたと言っていました)

部屋にこもり、iPadを使っていちから書いていますが、年々上手になっていますよ。

(「ここだけの話、ウィニペグって良いところよね♪」)

(「この時期、寒すぎでメンタル落ちるけどね~」「だよね~」)

アフレコでせっかくの娘の作品を台無しにする親がここにいましたw。

 

さて、珍しくマイナス20度台の寒さが多く続きましたが、ようやく今週末から最高気温が一桁以上にいくようになります。

草木が芽吹き始める春が毎年訪れるように、子ども達も毎年才能が芽吹いているように感じます。

これからも引き続き子ども達には、押し付けないように、できることは何でもサポートして、良い距離感をもって彼らの人生に携わらせていただこうと思っています。

※次回は12歳の息子について、特に場面緘黙症とわかってからの学校側の対応、地域の教育委員会からのサポートについて書く予定です。

それでは、また。

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