カナダの酒店の棚からアメリカのお酒が本当に消えていました。他、確定申告終了
2025年3月現在、貿易戦争・関税戦争という言葉がニュースでよく流れています。
報復があるから戦争という言葉がしっくりきてしまうわけですが、戦争という言葉が使われていくにしたがって、本当に武力的な戦争につながってしまったらと危惧してしまいます。
何か貿易戦争以外に言い方はないでしょうかね?
『雄ゴリラの胸たたき、始まる』とか『鎖国化度数が高まる』なんていうのはどうだろう?
『自己愛性パターナリズム(温情的庇護主義)の到来』とも言えそうです。
これからカナダとアメリカとの関係はますます悪くなっているように感じます。
例えば、あるカナダのコミュニティーへのウェブ投稿で「アメリカの○○州からカナダの△△州に遊びに行きたいのだけど、どこがおすすめかな?」というアメリカ人からのコメントへの返信に「51州目への視察かな?」「税金に気をつけな」などカナダ人からの辛辣なコメントがあったことからも関係悪化がうかがえます。
カナダに住んでこの時期感じることは、カナダの国旗を見かけるのが増えたこと。
昔から家や公園などで国旗やメープルのマークが掲げられているのを普通に見かけていましたが、カナダデーが近いわけでもないのにその数がちょっと増えているように感じるのです。
屋外だけではありません。
スーパーマーケットの商品棚にはカナダ産であることを今まで以上にアピールしていますし、
うちの近くのリカーマート(酒屋さん)の棚では、
上の写真のように棚がビニールでおおわれて、以下のような張り紙が貼られていました。
(アメリカ産のお酒はもう販売していません)
店内中で地元のカナダ産のお酒を買おうと促しているかのように、
Made in Canadaのマークがこれでもかってくらい目立ちますw。
日本産のお酒も置いてありますが、その左隣のアメリカ産のフルーツ酒が置いてあった場所の商品は撤去されていて、結構棚がスカスカでした。(撤去されたお酒はどうするんだろう?もったいないw)
日本に一時帰国した約2年前に日本でお酒を飲んで以来、カナダではお酒を一切飲んでいませんが、このブログ記事の執筆のためにリカーマートに入るとワクワクしちゃって危なくカナダ産のウイスキーを買いそうになりましたよ。
お酒を買わなくなると、それに伴うおつまみや付き合いなどがなくなるため、家計が少し楽になります。
毎月家計簿をつけていますが、毎年3月が昨年一年間の成績表といいますか、一年の家計を見直す月となります。
今年2025年は2月28日にT4フォーム(源泉徴収票)が前の職場から郵送で届きました。
3月の1日には我が家のタックスリターン(確定申告)を終わらせて、3月3日(月)にはCRA(カナダ歳入庁)から申告通りのお金を支払えとのメールがきて約300ドル(約3万円)を納付しました。これは、私が2024年の4月にレイオフされてEI(失業保険)をもらって生活していたため、以前のように勤めていたらリターン(還付金)があるはずなのに今回は支払わなければならなかったというわけなのです。
毎年3月は還付金をあてにしてRESP(国が補助してくれる子どもの教育費用貯蓄口座)へ毎年5000ドルをいれているのに、今年は預金から満額5000ドルを移し替えることにしました。なんだか悔しくなりますw。
※我が家の場合、子どもたちが大学に入るときに家計の資金繰りが大変になるのを防ぐため、天引きのようにあらかじめ教育資金を貯めておく必要があるのです。(RESPはカナダで未成年の子育てを続ける人にとっては優遇措置が多くてお勧めできます)
確定申告を終え、この毎年のRESPへの5000ドルを移し替える(=貯金が減るような印象がある)作業を終えて、ようやく1年間に使ったお金と家計の残高が成績表のように見えてくるです。
2024年はレイオフなどいろいろありすぎて成績が悪かったけどよく持ちこたえたな~と感じました。
1月から新たな職場で働き始めて2か月経ちましたが、やっぱりお給料をいただくというのはありがたいことだと実感します。家計に余裕ができますからね。
国家間の貿易・関税の問題で経済的に不安定な時期が続きそうですが、まずは自分の家の経済(家計)をしっかりと管理しながら、戦争などという物騒な言葉を使わないような平和な日々を過ごしていけたらと思っています。
それでは、また。