隔離生活5日目。Pablic Health(保険所)からの電話。

カナダ・マニトバ州ウィニペグの今日の日の出は8時11分。日の入りは16時27分です。最高気温は2度と温かく最低気温はマイナス7度です。

隔離生活5日目。

子ども達のリモート授業がない週末は遅くまで寝られる日なのですが、なぜだか早く起きてしまいブログを書いています。基本的に暇です(笑)

 

さて、今回はPablic Health(カナダ公衆衛生庁のこと。以下、保健所とも書きます)から連絡がきたことについて書いてみたいと思います。

コロナの検査を受けてPositive(陽性)だと判明すると、保健所から連絡がくることになります。

しかしその前に、この検査をした機関(マニトバ州管轄か?)から電話が来たのです。

「あなたの検査結果が出たのはすでに知っているかしら?そう、陽性だったのよ。どこでどのように知ったの?」

私は検査結果をネットで知ることができる「Shared Health Manitoba」に登録していたため、すぐに知ることができました。

このネット登録先は検査を受けた人は注意書きの書類と一緒に持ち帰ることができるのでした。

そのShared Health Manitobaの職員であろう女性も

「もうすぐしたら保健所から連絡が来ると思うけど、念のため説明しておくわね。10日間は自己隔離すること。(上の写真内にも10 daysとかいてある)」

そのほか一通り流れを説明してくれて通話は終わりました。

 

すぐに保健所から連絡が来るだろうと思っていたら陽性判明の2日後の12月3日にようやく電話がきました。

「Pablic Healthだけど、その後どう?その症状が出た時のことを詳しく教えて」

「あなたの職場に連絡してみてもいいかしら?」

「言っていることがよくわからないわ、日本語の通訳者が必要?」

よくわからないといわれた部分は固有名詞なのですが、なんだか小バカにするような高圧的な対応はカナダあるあるなのでしょうかね?

(もし、あなたがカナダにいらしてPablic Healthから連絡が来るような状態になった場合は、無料で通訳者をお願いできる仕組みがあるので覚えておくと便利かと思います)

妻にもその後保健所から電話が来たのですが、通訳を入れてもらったお陰で無事に会話が終わり、さらに「今後も通訳者が必要」と登録してもらえたようです。

ちなみに妻のスマホの番号履歴には隣の州のサスカチュワンから電話してきているとナンバーディスプレイに出ていたので無視してしまっていたのですが、留守電にPablic Healthだと名乗っていたため、どんな番号でも受けるようにしました。(こんな時に保健所を語った詐欺があったら大変ですよね。だから通訳者を頼んでしまうというのも手かも。相手が通訳者の利用を断ってきたら詐欺だとわかるから)

さて、私も妻も保健所からの注意事項を聞いたわけですが、これもカナダあるあるの一つとして、

「あれ?担当者によって言っていることが違くない?」

というもの。

例えば、

1、自己隔離は10日間と上の写真のように書かれていたことを聞いたところ、14日間自己隔離が必要だと言われた。

2、もうすでに自宅で隔離されているため、家族はもうコロナの検査を受けなくてよい(外に出るな!)と私は言われたにもかかわらず、妻はコロナの検査を受けなさいと言われた。(しかし、その後「受けなくてよい」といわれたことを説明したら受けなくてよいことになった)

3、妻は熱を体温計で一日二回8時間おいて計ることと言われたけど、私は熱を定期的に計れとは言われなかった。(熱は計っています。平熱です)

 

そのほか、違いというより、注意事項をすべて話すか、話さないかという担当者次第もありました。ちなみに他の注意事項として言われた内容は以下のようなものが挙げられます。

4、自己隔離期間中に外出したら罰金。

5、家の中でもマスクをして家族でソーシャルディスタンシングを守り、トイレやタオルなどを分ける。

6、もし、他の症状が出たり、悪化したりしたら家にある薬で対処しようとせずにすぐにホットライン(204-788-8200 or Toll-free 1-888-315-9257)に連絡すること。

そして、これは聞き直したほど重要な内容なのですが、

7、もうコロナの検査を受けないでほしい。

という注意事項。

「え? それでは、どうやってコロナが陰性になったと判断するのですか?」

「14日間隔離され症状が改善されることで『回復者』になったと判断するのです」

そんなものなのか……。

ウィルス系の病気は確かに一度罹患すれば抗体ができて再度感染しづらいというのは聞いたことがありますが、新型コロナですから念のためもう一度検査するくらいの安全策があるのではないかと勝手に思い込んでいたのでした。

それに、コロナの感染がわかって今まで一度も治療や診察らしいこと(例えば血中飽和酸素度を調べられるとか)を受けていないのです。また、まだ薬がないから当たり前ですが何の薬も処方されていません。

つまり、コロナ(軽症の場合?)はただ14日間自己隔離するだけでOKということになっているのだと今更ながらに知るのでした。
(外出によって感染させるリスクや、病院・医療従事者に負担をかけさせないためにも14日間の自己隔離で済むなら済ませるに越したことはないってことか?)

「もうおしまいってことでいいの? この14日間、自宅で自己隔離だけで?」

いまだに気持ちがモヤモヤします。

一方で、私は、感染する前、した時のあの恐怖や不安が過剰だったのだとも実感しました。

確かに高熱や呼吸困難で悩まされるようなことがなかったから今このように思えるのですが、

『コロナに感染した=人生終わった』というようなことにはならないということを他の人にも知ってもらいたいと思いました。

 

一方で、コロナの怖さはこれだけではないことも実感しています。

たとえ、医療的、健康的な側面ではたいしたことにはならない可能性があることがわかったとしても、人によっては職場での居心地が悪くなる、学校でいじめられるなど社会的立場が危ぶまれるという可能性があるからです。

そしてなにより自分が加害者になっていた、なってしまうという怖さもあるわけです。(自分が軽症で済んでも自分から感染した人が軽症で済むかはわからない)

いずれにしてもコロナに感染しないのが一番です。(引き続き予防をしっかりと!)

もし、感染予防をしていたにもかかわらず感染してしまった場合は、あまり自分を責めずに保健機関からの指示に従い、時が過ぎるのを待ちましょう。(自殺など早まらないようにしましょう)

いつも読んでくださってありがとうございます。

今回でとりあえず伝えたかったことは伝えられたと思いますので、次回の隔離生活日記はもう少し緩い、プライベートな話(食事や退屈時間の過ごし方など)を織り交ぜながら書いていきたいと思います。

それでは、また。

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