最近のマニトバ日本文化協会やカルガリー総領事館の出張サービスについて
本日8月15日(日)のウィニペグの日の出は6時20分。日の入りは20時45分です。最高気温は昨日に引き続き37度と暑い日となっています。水曜日まで30度以上が続く予定ですが、それ以降は涼しくなって秋らしくなることでしょう。
秋になってくると新学期の準備が始まります。ウォルマートなどのスーパーマーケットでは新学期に合わせたグッズ(文房具やバックパック、水筒など)が売られる一角ができあがります。
私たち家族も子ども達が学校内で履く室内履きシューズをウォルマートで新調しました。
9月からは近くの学校以外に、マニトバ日本文化協会で毎週土曜日に行われる『日本語教室』にも通うようになります。
昨日から申し込みが始まり、早割がある8/26までに申し込めが20ドル安くなるとのことで、390ドルが370ドルとなって、二人分740ドルの支払いを済ませました。
日本語授業で使うかもしれない日本の教科書は、カルガリー総領事館にお願いすると送料は有料ですが無償提供があるということでお願いすることにしました。
ウィニペグの日本人コミュニティーは良い人が多く、この教科書受領に関してもコミュニティーのお一人が代表になってくれて、共同でマニトバ日本文化協会まで発送してくれるよう呼び掛けてくれています。
共同配送を代表の方にお願いして、カルガリー総領事館に教科書の申し込みを済ませたところ、カルガリー総領事館から電話がきたのでした。
「お子さんのパスポートの有効期限が切れていますので、日本国籍を確認できません。つきましては、パスポートを更新していただくか、日本から戸籍謄本(抄本)を取得してもらうことはできますでしょうか?」
そう、子ども達のパスポートの有効期限が2021年5月下旬に切れたことはわかっていましたが、他州への出入りで14日間の隔離が必要だった時期が長くあり、出張領事館サービスがマニトバ州に来れなくなってしまったこともあって、更新できずにいたのでした。
パスポートの更新は一時帰国を予定している2024年の3月までにすればよいと思っていただけに、まさかこのような日本語の教科書提供の機会で求められるとは思いませんでした。
「それでは、今回の教科書提供は見送らせてもらいます」
領事館の担当者にそのことを伝えると、
「ちょっと待ってください。もし日本でどなたか戸籍謄本をとってくださる人がいれば、日本でその戸籍謄本をスキャンしてもらい、そのスキャン画像をこちらに送ってもらえれば対応できますよ(つまり教科書提供の手続きの場合は戸籍謄本の原本を送らなくてよい)」
親切にしかも真剣に向かい合ってくれます。
「でも、東京で感染者が増えているこの時期に親や身内に戸籍謄本を取りに行ってもらってもし感染してしまったら罪悪感で生きていられなくなると思いますのでやめておきます」
「そうですか……。それではこの電話をもちまして申請をキャンセルさせてもらいますね」
という流れで、しばらく教科書の無償提供をあきらめることにしました。
「ところで、カルガリー総領事館の出張領事サービスのマニトバ州への計画はありますでしょうか」
「まだ何とも言えない状況ですが、秋には行ければと考えております」
この電話の二日後に偶然にも「9月15日と16日に出張領事サービスがマニトバに」というお知らせが届きました。
もし、マニトバ州で領事サービスが必要な方はすぐに連絡してみてください。以下に概要をコピペします。
***ここから***
9月15日(午後のみ)及び16日にマニトバ州ウィニペグ市において領事出張サービスを行う予定です。コロナ禍での実施となりますので、状況次第では直前の中止せざるを得ない場合も考えられますのでご了承ください。また、ご来場にあたっては下記注意事項を厳守ください。
【日時・場所】
●2021年9月15日(水)午後1:30~午後5:00
●2021年9月16日(木)午前9:00~午後12:30、午後1:30~午後5:00
会場:マニトバ日系文化センター(Japanese Cultural Association of Manitoba)
住所:180 McPhillips Street, Winnipeg, Manitoba
電話:204.774.5909
【サービスの内容】
在外選挙人名簿登録申請受付、IC旅券の交付、戸籍・国籍関係届受理又は相談及び各種証明書の発給・申請受理等。
【予約締め切り】
●今回の領事出張サービスをご利用希望の方は、書類の準備の都合上、お手数ですが以下の期日までに当館領事班に電話にてご予約下さい。郵送による各種申請も受け付けておりますので、申請用紙等をご希望の方は期間に余裕をもってお問い合わせ下さい。
予約締め切り:9月3日(金)午後5:00
【注意事項】
●コロナ禍であり、当日は完全予約制として余裕をもって時間を区切らせていただきます。
●先着順にて、日時を決めさせていただきます。
●会場に入場される方は、お子様連れの方を除き、申請者のみといたします。
●発熱や咳などの体調不良の場合には、直前であってもキャンセルをお願いいたします。
●マスクの着用、サニタイザーの使用をお願いいたします。
●旅券については、予約日に必ず受領する必要があります。
【お問合せ先】
在カルガリー日本国総領事館・領事班
電話(403)294-0782、メールアドレス: consular@cl.mofa.go.jp
当館 http://www.calgary.ca.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
***ここまで***
日本語教科書の申し込みは9月末までなので主張領事サービスでパスポートを更新すれば間に合うとは思うのですが、「そもそも教科書のためだけにパスポートを更新するのはどうなのだろう?(飛行機で一時帰国するであろう2024年あたりに更新すればいいんじゃないか?)」と、いますぐの更新申請後の有効期限や申請料金のことを考え始め、結局教科書も今回の出張領事サービスも見送ることにしました。
前の記事にも書きましたが、出張領事サービスでいらしたカルガリー領事館の職員の皆様は良い人ばかりで、今回の電話においても、コロナ禍で大変な時期なのにもかかわらず丁寧に接してくださり感謝しかありません。
今まで領事館にさんざんクレームがあったことでしょう。
「領事出張サービスがないから更新ができなかった!」
「無犯罪証明書が永住権申請で間に合わなかったらどうしてくれるんですか!」
などなど、対応が大変だったことだと思われます。
職員の方が疲弊したり、利用者からのクレームが増えないためにも、もう少し手続きに改善があれば良いのかも。
例えば、ネットの手続きだけで済ませられるシステムを導入するとか、現金支払いだけではなく、カード払いも可能にするとか……。
そして、できればマニトバ市に領事館の施設ができたらよいのですけどね。日本人が800人くらいしかいないから無理だろうと思うけど。(1992年まではウィニペグ市に総領事館があったそうです)
あ、そうだ!
私がウィニペグ総領事になってあげてもいいよ(笑)
もちろん、パスポート更新や各種証明書発行などの手続きはできませんが、引き続きウィニペグの便利屋サービスとしてこの地でお役に立てればと思っています。
特にご帰国や引越しなどで荷物の運搬や各種代行が必要な際はご用命ください。
それでは、また。