職場でもうクリスマスソング?病んでいるのかな?

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私が働いている工場(カナダグース)では、ミシンなどの機械をメンテナンスしてくれるメカニックが数名います。

さすが専門技術職といった感じで、手際よく修理していきます。

私も何度かミシンの調子がおかしくなるたびに、上司に報告してメカニックを呼んでもらっています。

仲の良いメカニックが修理に来てくれた時に世間話をするのですが、たまに興味深い話を持ってきてくれるのです。私にとって興味深いだけであって面白いかどうかはわかりませんが、とりあえず以下の3つを披露してみたいと思います。

1,「この工場の移転話、前からあったけど結局しばらく移転しなくなったみたいだね」

と以前教えてもらった時には、移転先予定の物件を探して引っ越そうかと考えていたためこの情報には助かりました。

2,「夜のシフトの人が、工場の2階で幽霊をみたらしいね」

昨年、夜勤があった時期にオートキルティング機を動かしている人が怖がっていたのを思い出します。(やがて話に尾ひれがついて、つぎはぎだらけの身体のゴーストが自分で自分の傷をミシンで縫っているって話になっていましたw)

3,「例のインド人女性、とうとう旦那さんと正式に離婚することになったようだね」

旦那さんの文句を言うことで場を盛り上げていた女性がいまして、最後には離婚するために弁護士を雇ったという話をしていました。やがて、ほかの同僚の女性たちが『離婚までの流れや費用』などを聞くためにランチルームが離婚手続のレクチャー教室になっていたという伝説がありますw。

そのほか、マニトバ州でもらえるベネフィットの話やキャンプサイトのおすすめはたいてい彼らから聞くことができます。ありがたいことです。

 

そんな腕利きでコミュニケーション上手なメカニックでもなおせないことがあるらしいのです。

なんだと思います?

「すぐに直してしまって凄いね!なんでも直せるんじゃない?」と聞いたときに、冗談半分で答えてくれました。

まずは普通に【パーツが取り寄せになるとすぐに直せない、停電になると直せない】など当たり前のような答えでしたが、以下の二つはなかなか深い答えでしたよ。

【ミシンを使う人の育ちの悪さ・態度の悪さは直せない】と笑って言っていました。

召使を呼ぶような態度でメカニックに声をかけたり、メカニックに対して「Please」も「Thank you」も言わなかったりする人が少なくないのだとか。英語が話せない理由や文化的にそのような態度をしてしまう人などが確かに工場内に少なくありません。偉そうな態度、直して当たり前といったような態度で接せられると、自分の心のメンテナンスが必要になってくるメカニックがいるそうです。

同時に【ミシンを使う人の癖は直せない】とも言っていました。

足のペダルを操作する際の癖や、手の置き方の癖、作り終わったものを置く場所の癖などいろいろな癖がありますが、これらの癖がたまにミシンにダメージを与えてしまうことがあるのです。

 

技術職として私よりはるかに多い給料をもらっている彼らですが、大変な職業だと実感したものです。

コーディネーターやクオリティーチェック、そして管理職の人たちももちろん大変です。今月はマシントラブルが多発し、さらに転職者が重なり、あまりにラインがスムーズに動かなかったため稼働率が大幅に下がっているということでラインの全体会議になりました。冬になってきているためか、現場の意気が下がっているというか、どんよりしてきているのも原因としてあげられます。

ちなみに、とある高齢の女性従業員は、精神が病んでしまったのか、ただモチベーションをあげたかったのかわかりませんが、結構な音量で『クリスマスソング集』を流し始めたという事件?がありました。

まだマライヤキャリーなどが歌っているアップテンポのクリスマスソングの時はよかったのですが、だんだんLet it Snowなどの往年のホワイトクリスマスの曲とともに、ダウンジャケットの羽毛が雪のように舞っている状況になってくると、多くの同僚に影響し始めました。

「もうクリスマスか~。今年も終わるね(←あと2か月以上もあるのに)」

「これから長く極寒の日々が続くんだよね」

なんと、マッチ売りの少女がマッチを擦ってしまった時のような顔をしている人が出てきているではありませんか!w

 

さすがにスーパーバイザー(上司)も

「そ、それらの曲はまだ早いんじゃないかな~」とやんわり注意していましたよ。

結局、その一日だけクリスマス気分になっちゃったわけですが、それらの曲をかけていた女性をその日以降見なくなってしまったという話もメカニックとの話題になったのでした。

 

そんな病みやすい冬の初め、従業員のモチベーションやラインの稼働率を上げるため、フィリピン人のスーパーバイザーが面白いアイディアを試してみることにしたのです。

全体会議のあとに工場内に大音量でダンスミュージックが流れ始めます。

「よし!みんな踊ろう!!」

踊りが上手いフィリピン女性たちが前に出て踊ってくれるので、その振り付けをみんなでマネできます。

ズンバ系が多いでしょうか、最近毎朝5分くらい踊っているんですよw。

私みたいに踊りのセンスがミシンのひと縫い(One Stitch)もない人間にとって、なかなかハードな職場になりました。

会社に許されて工場内で躍っているこの風景、どこかで見たことがあると思ったら、

 

フィリピンのセブ島の観光名所になっている刑務所の囚人ダンスの風景でした。(写真はこの記事から使わせてもらっています)

なんか複雑な気持ちになりますが、気分が晴れて、身体を動かすことで健康的になって、再犯率が下がって、みんながもし「Please」とか「Thank you」を気持ちよく言える職場になれば稼働率もあがりそうですよね。

私が見よう見まねで踊っているところを妻が写真に撮ってくれたのですが、さすがに恥ずかしくて投稿できません。老人ホームのアクティビティーで体操を楽しむお爺ちゃんみたいになっていましたから……。

いつか私もキレッキレの動きになって、刑務所にてクリスマスソングで踊れるようになったら動画で公開したいと思います。(←ありえないw)

それでは、また。

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