キャンプでYurt(ヤート?ユルト?)に初めて泊まりました。
今回から数回にわたって、2023年のマニトバ州でのキャンプについて書いていこうと思っています。
まず今回はYurts(ヤーツ)に行ってきたという話。
ヤーツ(単数形はヤート)とは、ユルツ(ユルト)とも呼ばれている円形?ドーム型の施設のことです。
いつもは以下の写真のようなキャンプサイトにテントを張って家族で一夜を過ごします。
だいたい1辺10~15メートルの大きさで、1泊25ドル75セント(10ドルの予約手数料含む)日本円だと現在2700円くらいでしょうか。この安さで旅行気分を満喫できるわけですから安いものです。
寝袋を買ってテントで寝ようとしても地面が固いとなかなか寝られません。
そこで、我が家では空気で膨らませるエアマットレスを敷くようにしています。
車のバッテリーを使って、エアポンプで膨らませるので楽ですよ。
これら、テントやテントの下に敷くブルーシート、マットレスなどかさばるものを持っていかなくて済む、準備や片づけをしなくてよいというのがヤーツの魅力の一つでして、前から予約をしたいと思っていたのですが競争率が激しくて予約できなかったのでした。
しかし、今年は平日に勤務先の夏休みがあるため、なんとか予約をとることができたのです(やった~)
Spruce Woods州立公園内の『Kiche Manitou』というキャンプグラウンドで、8/8日から8/10まで2泊3日の旅となりました。(前回スプルースウッズに行った時のブログはこちら)
で、ヤーツとはいったいどんなものなのかという話ですよね……。
キャンプサイトのプライベートスペースの奥に建物が見えます。
外観からだと、サーカス団が使うテントのような感じ。
中に入ると以下のような内装でした。
なんだか異国情緒があって良い感じです。
中央アジアの遊牧民が住んでいそうでワクワクしてきます。(モンゴルでは『ゲル』と呼んで、カザフスタンやウズベキスタンンなどでは『ユルト』、中国では『パオ』というそうです)
天井は透明ドームになっていて夜に星が見えるのではないかと期待できますが、網があるのでクリアな空をみることができません。残念ながら星はヤーツ内から全く見えませんでした。(外に出ると満天の星が見られ流れ星も見られました♪)
上の写真の右側に煙探知機があるのが見えますよね。消火器も入り口近くにありました。
ヤーツ内は火気厳禁ですし、上下水道が通っていないため料理は外で行わなければなりません。
ちなみに今回はサバやティラピアなど魚料理を楽しみましたよ。
今までキャンプと言ったら外で料理をしていましたが、お湯をヤーツ内で作れるのは魅力でした。
なぜなら、最終日の朝にカップラーメンを家族分食べるために沸かすお湯を一回で作るには電子ケトルが役立ちますからね。(電子ケトルは自分の家から持っていきました)
全部で4つあるコンセントを使って、お湯を温めるほか、携帯電話の充電もできます。
ヤーツ内にはルームライトの照明と、扇風機がついています。
ヒーターもあったようなのですが、使いませんでした。
さて、このヤーツ、何人泊まれて、1泊いくらだか気になりませんか?
上の写真のソファーはフラットにできてベッドになり、2人寝られます。
二段ベッドの一段目は2人寝られて、二段目は一人。
2+2+1で合計5人で寝られることになります。
ちなみにペットフレンドリー(ペット可ヤーツ)は8,9,10,11の4ドームあるそうですが何人と何匹泊まれるかはわかりません。
今回私たち家族が止まったヤートはペットが泊まれないにもかかわらず、どことなく野生動物の臭いがしているため、ファブリーズを持っていくとよいかもしれません。そのほか、床がかなり砂っぽかったのでクイックルワイパーのようなものを持っていくとか、シーツ、枕などを持っていくとより快適になることでしょう。
繰り返しとなりますが、電源があるというのが魅力的でして、夜は十分な光源があるため、みんなで人生ゲームを楽しみましたよ。
それと雨でも寒くても問題なく過ごせるというのが良いですね。
州立公園のサイトから予約するとき、ヤーツに泊まるには2泊以上の連泊が条件となります。(一泊のみを希望するお客さんは使用できません)
一泊のお値段は56ドルですが、二泊しなければならなかったため、
二泊で112ドル+予約手数料10ドル=合計122ドル。(日本円で約13,156円)
どうでしょう。
安いと感じましたか?
高いと感じますか?
私たち家族にとって初めてのヤーツだったため、ワクワクして大いに楽しむことができましたが、もう一度行きたいかと娘にきいたところ「別にテントでも同じように楽しめるからまだテントでキャンプを楽しもうよ」とのこと。
私たち夫婦も同じように感じました。(もう少し年を取ったら意見が変わるかと思いますが……)
ただ、テントやエアマットレスなどを持っていない、買わない予定の方にはお勧めできます。より気軽にキャンプができますからね。
今回のスプルースウッズへの旅は、非現実や旅行気分を充分に味わうことができたため、満足度は高かったです。
でも、旅の途中でちょっとしたトラブルがあって冷や汗をかきました。
次回のブログではそのことについて書いてみたいと思っています。
いつも読んでくださってありがとうございます。
それでは、また。