観光スポット巡りその1(ウィニペグ美術館、マニトバ州議事堂)

秋の虫の音が聞こえてきて、朝は気温が13度。もう夏の終わりを感じています。

あなたの夏休みはいかがでしたでしょうか?

私たち家族は子ども達の学校の夏休み期間に、いろいろとウィニペグ内の観光を楽しみましたよ。

今回と次回のブログでウィニペグ市内の観光スポットを書いてみたいと思います。

まずは、1912年に作られたウィニペグ美術館。(Winnipeg Art Gallery 略してWAG)

17歳までは入場無料。18歳以上は18ドルが必要です。(2022年8月現在)

ただし、月の第二日曜日が無料となるため、これを機会に家族で出かけてきたのです。

メインフロアは天井が広くて作品はそれほど多くありません。

上の階から見るとこんな感じ。

あれ、よく見ると作品は多いかな。館内には約24000点もの作品があるそうです。

子ども達は遊べるものがないのでつまらなそうですが、たまに気に入った作品を見つけると見入っていました。

久しぶりにエレベーターに乗って、屋上までいくと、子どもが遊べる場所がありました。(エレベーターを乗る機会がほとんどない)

あまりに暑いので、また冷房がきいている建物内にすぐに戻りました。

帰りがけにお土産ショップに寄ります。

雑貨や書籍、そしてアート作品が売られていて、館内の作品以上にワクワクさせられました。

入ってから出るまでおよそ40分。

「パパとママはだいたいこれくらいの速度で見終わっちゃうんだよね」(←やはりあまり芸術鑑賞に興味がない)

「将来もしパートナーができたら、同じような速度で鑑賞できる相手がよいと思うよ」

これは私たち夫婦が仲の良い一つの理由だと思っていて、いつか子ども達にこのことを伝えたいと思っていたため、よいキッカケとなりました。

 

美術館で眼福を得た後は、歩いてすぐ近くのManitoba Legislative Building(マニトバ州議事堂)に向かいました。

こちらも6年も住んでいて一度も行ったことがなかったため、ふらりと寄ってみたのですが、幸いガイドツアーが行われていて、15時から始まったガイドツアーに参加することができました。(ガイドツアーは9月から6月までは予約が必要ですが、7月から9月までの夏休み期間は午前9時から午後4時までの間でツアーが受けられるそうです)

ガイドツアーは無料です。

セキュリティーの受付で身分証明書をスキャンしてもらい、家族の代表者が用紙に連絡先などを記入する必要があります。

セキュリティーゲートをくぐったらビジターの名札を首からさげて、ガイドを待ちます。

上の写真からもわかるように、このビジターカードに黄金の露出狂の彫刻があります。

これは、この議事堂の一番高いところに設置された「ゴールデンボーイ」と呼ばれる彫刻です。

下から望遠で撮ったのですが、ぼやけて撮れているから局所をモザイク加工しないで済みましたw。

マニトバではあまりに有名なシンボルでして、ローマの神マーキュリー(ヘルメス)をモデルにしているのだとか。足先から松明(トーチ)の先までは5.25メートル、重量は1650キログラムもあるそうです。

ちなみにこのゴールデンボーイの持つトーチの先まで地面から73メートルあり、ウィニペグでこれより高いところが存在しないそうです。(つまり、これを超える山もなければ超高層ビルも存在しません)

ゴールデンボーイと呼ばれるのですからすべてが黄金で作られているのかと思いきや、ブロンズ像で2002年からは24金のメッキ加工をされているのです。(1951年~2001年までは23.5金で金メッキされていたそうです)

 

右手にはトーチを持ち、左手には小麦の束をもっている姿は、永遠の若さと起業家精神、そしてマニトバの繁栄を象徴しているそうなのですが、見えそうで見えない彼のゴールデンボー〇の方が気になってしょうがない人が続出……(嘘)

小麦で隠しているほう、つまり左寄りなのかもしれません。(←なにが?)

 

閑話休題

さて、ガイドツアーに話は戻ります。

女性のガイドさんが私たち家族を含めた13人の参加者を連れて各フロアを案内してくれました。

この部屋の大きな柱が盗まれたエピソードや、シャンデリアの価値についてなど面白おかしく話してくれます。

議事院では、哲学者(ソクラテス)や預言者のモーゼの木像、そのほか神々が描かれた壁画を細かに説明してくれました。

このマニトバ議事堂は、彫刻や建物の素晴らしさももちろんですが、ちょっとオカルト好きやスピリチュアル好きな人には興味がでる建物なのだと思います。

ネットでこの建物のことを調べてみると、フリーメイソンだとか、メデューサの胸像の話などが記事となっていたり、建物内で「13」という数字が多く使われていたりする不思議が人々を魅了するのかもしれません。

ガイドさんに連れられて、13の花のシンボルマーク、13の電飾、13段の階段、直径13フィートで作られた手すりなどを実際に見てきました。

13は不吉な数字と言われていますが、なぜ13が使われているのでしょうか?

ガイドさんが言うには、13は古代エジプトでは幸運の数字と言われていたという理由と、「すでに不吉な数字が建物内に多いから、もう悪は入る余地がない」と悪魔が思ってくれるだろうという『悪魔払いの意味』があることを教えてくれました。

子ども達は歩き疲れていましたが、私は興味深い話や、荘厳な建物・装飾品に圧倒されて時間が経つのを忘れたほどです。

約40分のツアーを終えて、地階でトイレを済ませ、家路につきました。(日曜日はお土産屋が休みなのかな?)

お土産部屋のすぐ横にパンフレットが無料でもらえますのでもらって帰るとよいでしょう。

 

今まで行っていなかったところでもこのように行ってみると意外と楽しいところがあるのですよね。(もしかしたら大人になってからのほうが楽しめるのかもしれませんね)

次回は、ヒューマンライツミュージアムと、マニトバ博物館に行ったことを書こうと思っています。

それでは、また。

 

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