今夏楽しんだカナダ・マニトバ州のイベント。

2023年9月17日(日)のカナダ・マニトバ州、ウィニペグの最高気温は21度。最低気温は8度。日の出時刻は7時8分。日の入りは19時37分です。

さて、今回のブログではマニトバ州のイベントに参加してきたレポートを書こうと思います。

昨日の土曜日は野生動物を保護、治療している施設『Wildlife Heaven Rehabilitation Centre』のオープンハウスに行ってきました。

ウィニペグの中心部(市役所)から南に約30分車で行ったところにその施設があり、妻がネットで調べてくれたところ、このイベントが評判よかったため申し込んでいたのでした。(4人で40ドルのチケットを購入。主に野生動物保護への寄付に使われます)

ちなみに妻は学生の頃、野生動物保護に関する専門学校に通っていたため、子ども達よりも興味深々。

上の写真のようにマニトバ州に住む、Great Gray owl(マニトバ州鳥であるフクロウ)も初めてみることができ、同様にマニトバ州のサラマンダー(サンショウオ)やホグノーズスネーク、そして、以下の写真のRed-Tailed Hawkという鷹を見たり、鷲、ハヤブサなども見ることができました。動物園のようですが、実際は治療を受け、野生に戻すためのプロセスの途中です。うまく飛べるように訓練する大型施設もありましたよ。

毎年一度の学園祭のような感じで、数百人が訪れる日として、多くのボランティアさんがいて、施設内を案内してくれます。

私たち家族は朝10時からのツアーを申し込んでいたため、10人以上集まったところでガイドが一人ついて施設の説明が始まりました。

まず感じたのが、この施設はER(救急外来)やウォークインクリニックのような駆け込みの動物病院のようだという印象でした。

動物病院の受付に案内され、

「野生動物を保護した場所と時間、そしてもし目撃していたらどうしてケガをしたか(他の動物に襲われたか、車にひかれたのかなど)」

「この施設に連れてくるまでにどのような処置をしたか、何か食事や飲み物をあげてしまったか?」

など、事細かにインタビューされることを教えてくれました。

ある事例として「怪我をして弱っていた野生動物を拾った人が、良かれと思って冷蔵庫にあった【牛乳】を飲ませてしまったら、消化器官がおかしくなり、嘔吐と下痢を繰り返し亡くなってしまった」というケースを紹介しながら、野生動物保護の難しさについて話してくれました。

受付を過ぎると、検査室。

どの部分にどの程度ダメージがあるか調べます。血などが飛び散っても大丈夫なように室内すべてがすぐに洗い流せる構造になっていました。

次に、処置室に案内されます。

手術に使うものや現場らしさを上や下の写真のように動物のぬいぐるみを使いながら展示してくれています。

動物に使う麻酔の量って、やはり専門家じゃないとわからないでしょうね。

この展示用の処置室以外にも多くの部屋があり、獣医さんも忙しそうに働いていました。

忙しそうといえば、野生動物たちにあげる食事を用意するスタッフたちも、専門的に配合を考えられた餌を作って、小分けにして、ホワイトボードに記入してと忙しそうでしたよ。ミルワームやネズミなども餌置き場にありましたが、亀やカワウソなどには魚が必要なようで、魚の確保や保管が大変だとのこと。

施設を維持するためには補助金や寄付金、そして農家からの作物サポートを受ける必要があることも強調していて、今回、私たちが支払った参加費用に対する感謝も述べてくれました。

スーパーでよく見るパッケージのロメインレタスも餌として使っていたので、もしかしたらスーパーからも消費期限切れの野菜を寄付されているのかもしれませんね。

もちろんマニトバ政府からも直々に援助されていて、下の写真のように、エアコン付きコンテナが支給されていました。

このコンテナ部屋はコロナ検査に使われたもので行き場を失っていたのですが、動物保護や治療のために現在フル活用されているようで、良い再利用方法だと思いました。

ツアーの時間はだいたい45分。

その後もイベントブースで野生動物について学んだり、

スカベンチャーハントや池の探索、珍しい野生動物を眺めたりと、あっという間に一時間が経ちました。

上の写真のように、水辺でガサゴソして生物を観察する遊びを『Critter Dipping』というそうですね。

 

各州立公園でこの『クリッターディッピング』というイベントがたまに行われていまして、私たち家族はセントマロ州立公園で無料にて参加してきました。

青のポロシャツをきたスタッフが一通りみんなに説明をしてくれます。

「ヤゴとか貝、魚など捕まえたらこのバケツに入れてみんなで共有して観察しましょう」

説明後に、下の写真の右側にある棒についた網を使って捕まえるのです。

ゲンゴロウみたいな水生昆虫やヤゴも捕まえて、子ども達は約30分ほどで飽きてきますw。

網を返して、私たち家族はセントマロ内の違うところに移動してザリガニ捕りを楽しみました。

49歳のおっさんがザリガニをとって大喜びをしている図は少々キモイかもしれませんがw、小さい頃からよくザリガニを荒川土手で釣っていたので、今でもワクワクしてしまうのです。(魚もキャッチ&リリースしました)

 

最後にマニトバ州のイベントといいますか、魚の孵化場を見学できるツアーがあることを最近知りました。

ホワイトシェル州立公園内にある孵化場です。

上の絵の魚はニジマスでしょうかね?

実際に行ってみると、確かにニジマスを養殖していました。(他の種類もいたけど名前は忘れました)

ここでも青いポロシャツをきたスタッフがグループに対して説明をしてくれます。

右のひげのお兄さんが丁寧に説明してくれて、写真左端のレインコートを着ているのはカカシですw。

案山子がいるにもかかわらずカモメが来て稚魚を咥えて持って行ってしまうのが衝撃でした。

大きな円状のプールには出荷間近の大きな魚が回遊しており、係の人が餌をあげるときに威勢の良さがわかります。

毎年何百トンという魚が出荷されるそうで、安定した出荷のために交配を研究したり、水質や養殖環境を整えたりと勉強になることを教えてもらえました。

徹底した管理をしているため、施設に勝手に入ることが禁止されています。上の写真のような建物の前で待っていると職員が来ますので、車を降りて待っていましょう。(スケジュールをあらかじめチェックしてから行きましょう)

残念ながらこの孵化場は野生動物保護、治療のWildlife Heavenよりかは面白くはなく、我が家にとって、もう一度行こうとは思いませんでした。

マニトバ州の州立公園ではイベントの告知をこのリンクでしています。(2023年9月現在。やがてリンクが切れたらすみません)

今年はずいぶん楽しむことができましたので、来年も面白そうなイベントを探して楽しもうと思います。

今回も読んでくれてありがとうございます。引き続きあなたにとって素敵な9月になりますように。

それでは、また。

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